僕のQuantのトークンQNTについての投資評価まとめ

Quantとは?

やろうとしていることは、COSMOSやPolkadotと同じ、Blockchain Interoperabilityの市場です。僕のポートフォリオ戦略でいう、下図のレイヤー5の領域です。僕のポートフォリオ戦略の詳細は、「こちらの記事」にまとめています。


その点から、この2社は、超強力なチームの上、COSMOSはすでに実績で、Quantを圧倒していますから、Quantが生き残るのはかなり厳しいと言えます。どうやら、のちの話をするCEOの動きを見ている、既存の金融システムがブロックチェーンアダプトションをしていくことを想定して、その業界に特に入りこみCOSMOSやPolkadotと差別化を測ろうとしているようですが、キャズム理論をベースに考えれば、彼らは「ラガード」(一番最後に新テクノロジーを採用する人たち)ですから、COSMOSなどが、新興プレイヤーと共にエコシステムを成長させていき、やがて彼らに飲み込まれるのがオチと言えると思います。日本の市場で例えるなら、全銀ネットや日銀ネットが、ブロックチェーンを採用するという話ということです。彼らのシステムは、30年がかりで更新していく重厚長大のシステムですから、本格的に検討段階に入るころには、新興市場がとっくに仕上がっている時間軸の話です。Orb時代にも、全銀ネットのPoCの話がきましたが断ったぐらいです。Bitflyerが乗っていた話ですね。こういうプロジェクトは、ベンチャーにとっては、関わるだけ時間の無駄です。


キャズムは、名著の1つです。アルトコイン投資は、テックスタートアップ投資ですから、ぜひ、一読を勧めます。

ブロックチェーン・インターオペラビリティについて理解を深めたい方は、僕も投資しているCOSMOSのATOMについてまとめている記事を参考にしてください。「こちらの記事」です。また、このレイヤーは、COSMOSとPolkadotの二強市場になっていくとみていますが、双方の技術比較は、「こちらの記事」にまとめています。

チーム

チームの大半は、イギリスを拠点に活用しています。法人登記は、スイスですね。

Gilbert Verdian – CEO – Linkedin

シドニー工科大学で、MBAを取得するなど、ビジネス系のバックグラウンドの持ち主で、直前はマスターカードの子会社のVocaLinkのセキュリティ責任者などをやっていた人物です。Quantを創業してから、FRBの決済システムの委員会メンバー、ユーロのブロックチェーンの委員会メンバー、そして、僕もOrbを経営していた時代に、経産省の推薦で委員として参加していた国際的な標準化団体であるISOのTC307(ここが世界のブロックチェーンの定義を定めている)の発起人の一人として活動しているようですから、テクノロジーに対する造形より、政治的な立ち回りが上手い起業家に見えます。その点は、チームにも強く出ており、やろうとしていることが、COSMOSやPolkadotと同じですが、バリバリのコンピューターサイエンティスト集団というチームには育っていないのですよね。

Luke Riley – Head of Innovation – Linkedin

技術系は、彼がキーでしょう。イギリスにあるリバプール大学でコンピューターサイエンスの博士号をとっている人物で、分散システムが専門です。しかし、実務経験がないので、その点が不安要素ですね。CTOというタイトルを名乗っていないので、理論屋である可能性が大きいです。

Gerald Dunn – COO/CFO – Linkedin

デロイトでシニアマネージャをやったのち、いくつかの仕事をへて、Quantに参加しています。会計やファイナンスに強い人材です。

Vijay Verma – Platform Lead – Linkedin

直前は、Workshopというブロックチェーンアプリの開発会社にいた人物で、ぞの前は、BNBパリバや、UBS投資銀行のITシステム部門で開発をやっていた人物なので、金融システムへのリテラシーは高いエンジニアです。

Rui Wang – Full Stack Developer  – Linkekdin

彼も直前は、Workshopにいた人物で、ランチェスター大学のコンピューターサイエンスの修士号をとったのち、いくつかの仕事をへて、Quontに参画しています。

現時点での投資評価

先に述べたように、すでに先行しているCOSMOSが、秀逸なソフトウェア、トップクラスのコンピューターサイエンティストチーム、100社を超えるブロックチェーンが接続済の実績を出している中で、Quantは、また実績がありません。これだけ距離を開けられている中で、今から差を埋めていくのはほぼ不可能と言えます。なので、投資対象外です。

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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