僕のABBC CoinのトークンABBCについての投資評価まとめ

ABBCとは?

ドバイを拠点に中東市場に向けて、仮想通貨のウォレット、決済、エクスチェンジアプリを提供しているベンチャーです。後ほど、チームのところで触れますが、仮想通貨向けのコンテンツや、ドバイに多い富裕層向けのブローキング業をやっている人材もチームもおり、将来的にEコマース事業をやる情報がロードマップにのっているため、実質、中東の人に取っての仮想通貨のポータルサイトに近い役割を果たそうとしていると見ています。ただ、現時点のABBCのアプリをダウンロードして使ってみるとわかりますが、ウォレットと送金機能しかありません。残りは今後の予定ですね。

トークンエコノミー

ABBCのトークンは、BinanceのBNBや、Crypto.comのCROに近い役割を果たします。詳しくは、それぞれのリンク先に、BNBやCROのトークンエコノミーをまとめているので、そちらを参考にしてください。いずれもモデルも、ビットコインと同じ供給制限で提供可能な仕組みですが、ABBCのサイト情報を踏まえるとなぜか、インフレモデルで提供していますね。まだ、トークンエコノミーの設計に慣れていないのでしょう。

戦略

ものすごくシンプルな戦略になり、「イスラム圏での普及」に尽きると思います。参考までに、以下が、イスラム圏人口のまとめです。現時点で、アメリカの合計人口とほぼ同じぐらいのサイズ、3.5億人です。ユーロの5.1奥人や、アジアの30億人と比べると劣ります。

URL: https://ecodb.net/ranking/area/F/imf_lp.html

ポータル事業戦略を取っている背景の1つも、おそらく中東は、他の先進国地域に比べるとインターネットインフラの整備が遅れており、また、政府の規制などで一部のインターネットサービスに利用制限がかかったりしているケースもあるため、競合がなかなか生まれにくい環境にあると見ています。後ほど、チームのところで触れますが、ファイナンシャルアドバイザリーのチームもいるようなので、富裕層が多いドバイで、OTCのブローキング業なども提供していると見ています。「何でも屋」ですね。競争があまりない前提で考えると、イスラム圏内であれば、これでも生き残れると思いますが、グローバル競争は、一点突破をした上で、横に事業ポーロフォリオ拡張する戦略でないと、競争が激しくてまず生き残れないので、その点からも、イスラム圏内のリーディングプレイヤーを目指すというのが妥当な戦略になるとは思います。その後に、今後、イスラム教徒の大半を締めていくと言われているアフリカなどに進出していく事業展開になると見ています。

ただし、後に説明するチーム力も、アジア圏を中心に活動しているCrypto.comや、ロシア・ヨーロッパ圏を中心に活動している、CPYPTEREUMに比べると劣るため、どこまで有利に上の地域の事業開拓を進めることができるかは未知数です。

チーム

チームの基盤は、中東のドバイを拠点に活動しています。

Jason Daniel Paul Philip – Founder & CEO – Linkedin

イスラム教徒の多いマレーシアのマレーシア大学のMBAを取ったのち、1社経営を経て、ABBCを立ち上げています。

Stanley Park – CTO

韓国のいくつか会社のCEOを経験している人物で、ダボス会議のAsian Next Generationのリーダーに選出されたことがある人物です。韓国政府からも表彰を受けたことがある人物のよう。残念ながら、Linkedin情報がないため、CTOとしての実力評価はできず、未知数です。

Awais Sakhi – Blockchain Engineer- Linkedin

パキスタンの技術系大学でコンピューターサイエンスを専攻したのち、IT企業のソフトウェアエンジニアをへて、ABBCに参加しています。

Muhammad Shahbaz – Cyber Security Manger – Linkedin

パキスタンにある国立の技術大学でコンピューターサイエンスの修士号を取得し、その後、シリコンバレーのフリーランス向けマーケットプレイスのUpworkで、トップランクに入ったことがあるフリーランサーのようです。

Maya Ahmed – Marketing Specialist – Linkedin

ヒルトングループで、ホテル事業のマーケティングをやっていた人物です。

Ismael Mohammed – Content Specialist – Linkedin

スウェーデンのヨンショーピングビジネススクールで、デジタルマーケティングを専攻し、ABBC向けのコンテンツ制作をやっています。

あと、Linkedinに何人か、「Financial Advisor」のタイトルのチームメンバーがいることから、おそらく、仮想通貨のブローキング業もやっていると思います。

競合の動向

何でも屋で経営していますから、決済やウォレット領域であれば、Crypto.comCPYPTEREUMが、競合になりますし、取引所事業はBinanceが競合になってくるでしょう。仮想通貨投資のコンテンツに関しては、イスラム言語の言語バリアが働くため、HeadgeTradeなどのベンチャーは、中東領域にはそれほど入り込めないと見ています。

長期の課題

「何でも屋」でやっているので、プロダクトリリースと改善のスピード感が遅くなると見ており、その間に、他の地域でリーディングプレイヤーになった競合が、イスラム圏にも参入してくることで市場シェアがあまり取れないか、僕自身、イスラム圏のビジネスには関わったことがないのでわかりませんが、文化的な要素など様々な特異性を突破することに他の地域の競合に取ってのコストがかなり大きいようであれば、イスラム圏の事業を完全に抑えることもできると思います。しかし、フェイスブックやTwitterがイスラム圏に入っていくことで「アラブの春」が起きた歴史を踏まえると、必ずしもそのような展開になるか微妙だなと思っています。強力な世界のマクロトレンドの1つは、「1つになること」ですから、中国のようにファイアーウォールを設けるケースを除いては、言語や文化的な壁で事業の参入障壁が異常に高くなることはほぼ考えられないということです。

現時点での投資評価

アラブ市場は、僕自身、ほとんど詳しくないので投資対象からは外しています。

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

関連記事