僕が、なぜ、TRON(トロン)のトークンTRXに投資するか?

TRONとは?

BaaSの1社です。BaaSとしての事業規模を比較する上で、最適なKPIは、BaaS上で稼働しているプロジェクトの数と時価総額だと考えています。下は、主なBaaSのその数値を比較したものです。オレンジが、BaaS自体の時価総額、ブルーが、その上で稼働しているプロジェクトの時価総額です。

URL: https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1189374.html

ダントツトップは、イーサリウムですね。世界初のBaaSであり、ICOというキラーソリューションを生み出したことで、この業界の1st Mover Advantageを獲得しているので、大体多くのベンチャーがICOをする際に、イーサリウムを選択することが多いわけですが、TRONも健闘しています。BaaS自体の時価総額では、業界4位のポジションですが、上で稼働するプロジェクトの時価総額でいうと2位です。

BaaSは、僕のポートフォリオ戦略の中でも重要なカテゴリの一つです。僕のポートフォリオ戦略については、「こちらの記事」にまとめています。また、BaaS自体は、僕は今は過大評価されすぎていると考えており、その点については、「こちらの記事」にまとめています。

トークンエコノミー

イーサリウムと同じインフレ型です。現時点は、純粋なBaaSですから、TRONの上で稼働しているプロジェクトの数が全てです。

戦略

イーサリウムとの差別化をかなり意識しています。特に、ターゲットマーケットで差別化していますね。イーサリウムはなんでも屋でありつつ、最近は、ブロックチェーン産業の重要ミッションの一つであるDeFiにフォーカスしています。DeFiについては、僕が別にまとめているMakerDAOの記事などを参考にしてください。一方、TRONは後ほどチームのところでも紹介しますが、ゲーム市場の事業開発に強い人材を入れて、ゲームDappsやNFT市場にかなりフォーカスしているのがわかります。ゲーム市場は、Dappsの中で最も規制が少ない市場から市場を立ち上げ安いと判断していると見ています。更に、アドテクのプロダクト開発経験者や事業開発経験者を入れることで、ゲームDappsの広告マネタイズの支援をしていることもわかります。

そして、もう一つは、BitTorrentを手に入れている点で、BitTorrentのテクノロジーとリソースを上手く活用すれば、TRONは、BaaSというよりかは、非中集権型インターネットを作り上げる上での垂直統合のプラットフォームに発展できるので、イーサリウムとはかなり別のプラットフォームへと進化していくことになります。

僕の予測では、TRONとBitTorrentの融合戦略を上手く実現できれば、TRONの時価総額を武器に、Dappsのベンチャーを買収して垂直統合プラットフォームを強化するという流れを作り上げていくと見ています。そういう意味でも、BitTorrent Liveなど、BitTorrent系のプロジェクトは、今後のTRONの成長を占う上で非常に鍵になると考えています。

チーム

チームの大半は、サンフランシスコベースで、一部、北京という具合です。また、買収したBitTorrentの優秀な人材を適宜TRON側にも配置換えして上手く人材活用している点がみて取れます。また、イーサリウムやステラーなどに比べると、チームサイズが大きいので、かなり内製化していますね。DAOの観点からすると理想的とは言えません。イーサリウムのフルタイムは100人以下です。Wikipediaも100人以下です。これがDAOの理想形態です。

Justin Sun – Founder & CEO – Linkedin

北京大学で歴史学、ペニンシルバニア大学で政治学を専攻、その後、北京で、Peiwoというライブボイスストリーミングベンチャーを立ち上げ、ほぼ同期に、Ripple Labsの中国市場のカントリーマネージャーをやっています。その後、TRONを創業しています。

Cong Li – Head of Engineering – Linkedin

TRONは、Justinが、エンジニアのバックグラウンドではないので、しばらく競合のイーサリウムやステラーなどに比べて、技術チームの弱さが課題でしたが、ようやく優秀なリーダーを獲得しています。彼は、Googleのソフトウェアエンジニアとして計8年、チームリードも含めて経験しており、直前は、Airbnbで、IPOを実現するための決済周りのシステムの整備をするチームリードを経験しています。AirbnbのIPOが確定したので、次のプロジェクトを探していて、TRONのテックヘッドになることを決めたのでしょう。実績もある人物なので、BitTorrentも含めたTRONのエンジニアリングチームは、彼のリードを元に安定して成長していくと見ています。

Charles Zhang – Head Of Marketing & Operations – Linkedin

直前は、北京でソーシャルネットワーク系のベンチャーの共同創業者として同じくCOO業務をやっていました。彼が全体のオペレーションを見ている人物ということですね。

Dipak Joshi – CFO – Linkedin

デューク大学でMBAを取得したのち、eBayで長く戦略投資やM&Aディールのとりまとめに関わり、その後、Googleで財務経理、直前は、Fuzeという1,000前後のクラウドコミュニケーションのITベンチャーで、CFOをやっており、トータルで25億円ほどの資金調達を実行しています。TRONの時価総額をテコにした戦略投資は彼がリードしていると言えるでしょう。

Jason Liu – Senior Product Manager – Linkedin

直前は、シリコンバレーの中堅ゲームスタジオベンチャーのPerfect World Entertainmentで、ゲームアプリのEコマース戦略に長く関わっていた人物です。この点からも、TRONが、ゲームDappsのカテゴリにフォーカスしていることがわかります。

Nick Brondo – Head of Global Programmatic Ad Partnerships & Platform – Linkedin

彼もアドテク業界が長い人物で、直前は、TerariaというNYSEに上場している動画広告プラットフォームのシニアセールスディレクターです。おそらく、BitTorrentを使ったBLiveの動画広告によるマネタイズを作り上げるために参画していると見ています。

Justin F. Knoll – SVP, Product Management, Project Atlas – Linkedin

ウィンスコン州のミルウォーキー大学でコンピュターサイエンスを専攻した後、BitTorrentの立ち上げ期のメンバーとして長く関わっており、チームアーキテクトやプロダクトヘッドをになっていた人物なので、P2P型のCDNテクノロジーには相当精通している人物です。TRONに席を写していますが、引き続き、BitTorrentのBlIve含めたプロジェクトのインフラサイドにも深く関わっていると見ています。

Francesco Sullo – Technical Lead Manager – Linkedin

ヤフーでプリンシパルエンジニアをやった後、独立してブロックチェーンエンジニアをやっていた人物です。

Natalie Alfers – Head of Ad Sales & Content, EMEA, TronTv – Linkedin

彼女も直前は、Volume11Mediaというシリコンバレーの動画広告パブリッシャープラットフォームのセールスVPをやっていた人物で、アドテク業界に長い人物です。

Shanshan Guo – Head of Human Resources – Linkedin

Baidu、Tencentなど中国のトップ企業でリクルーティングマネージャをやっていた人物です。シリコンバレーであれば、GAFAクラスのベンチャーの採用マネージャということですね。その点から、高いリクルーティング力があると言えます。

Jeffrey Ding – Partnerships & Influencers Specialist – Linkedin

サンノゼ州立大学をでた後、シリコンバレーのベンチャーでプロジェクトマネージャーを経験して、TRONに参画しています。ポジションから推測するとおそらく、LinoNetworkのDLiveが、世界最大の個人Youtuberのピューディーパイと専属契約をしたように、彼がBLiveに著名ストリーマー含む有力な動画パブリッシャーを連れてくるミッションを追っているとみています。

長期の課題

戦略のところで述べたように、単なるBaaSというポジショニングからの脱却が長期の最大の課題になるでしょう。そして、DAO形態に組織運営を切り替えていくことも課題になるでしょう。

現時点での投資評価

やはり、BaaS市場全体が過大評価されている点を踏まえ、現時点では「様子見」にしています。TRON関連で投資するならば、間違いなくBitTorrentですね。ここは、ブロックチェーン産業の最大のミッションの一つである非中央集権型インターネットを実現する上で、鍵となる非中央集権型のCDNを構築するテクノロジーだからです。詳しくは、「こちらの記事」にまとめています。

ただし、TRON側の戦略は、TRONの時価総額を武器にBitTorrentを使った垂直統合戦略をとってきているため、より大きなリターンはBTT側に可能性を感じますが、TRONとセットで投資することで、恩恵を被るようTRON側が色々と施策を打ってくる点を踏まえると、二つセットで投資するのが合理的な判断になると考えています。

最後に、TRXトークンは、僕がメインで使っている世界最大の仮想通貨取引所のBinanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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