Enigmaのホワイトペーパー翻訳 #1

Enigmaとは何か?

Enigmaとは、Secret Contractsを可能にする非中央集権的なネットワークである。これが意味するものは、Dappsアプリ開発において、End to Endのプライバシーを維持しつつも、データの真正性を保証する仕組みをいう。

  • データのインプットとアウトプットは暗号化され、この処理を行うノードも、データの中身を見ることはできない。
  • Enigmaのプロトコルは、イーサリウムと互換性がある。Enigmaを使ったSecret Contractsは、イーサリウム上のスマートコントラクトの全ての機能を呼び出すことができる。

データフロー

  • 1.秘密のコントラクト機能のコールは、単一のプライベートコンピュ〜テーションかタスクと見なされる。Secret Contractsは、イーサリウム上のEnigmaコントラクトとしてディプロイされ、Enigmaネットワークが、新たなタスクとして処理する。
  • 2.これらのタスクは、イーサリウムを使ったDappsのエンドユーザーによって機動(及び支払い)され、Enigma Networkで計算処理するため、イーサリウムからオフロードされる。
  • 3.Enigma Networkは、その計算処理を担当するワーカーノードを選び、処理の際には、Intel Software Guard Extensions(SGX)テクノロジー(enclaveとも言う)を使ったTrusted Execution Environment(TEE)の環境内で、修正されたWeb Assembly Interpreter(WASMI)を実行することになる。
  • 4.タスクの処理が完了した後は、このタスク内容は暗号化した状態で記録され、イーサリウムネットワーク上で認証される。

Enigmaとイーサリウム

Enigimaとイーサリウムは、共同で作業を行い、コンセンサス形成において、それぞれ別々の計算機とストレージ資源を使う。

Enigma: 計算及びストレージレイヤー

  • Secret Contract Engine:計算処理を実行する
  • P2P Network: そのメッセージをEnigma Networkにブロードキャストする
  • State Management: ステート情報を保管し管理する
  • Key Management:暗号化と非暗号化、そして鍵著名を保管し、管理する

Ethereum:コンセンサスレイヤー

  • Shared Ledger:作業を行ったワーカーの登録、タスクの記録、そして、計算処理が完了したタスクの証明
  • Consensus:タスクの順序と確認ステータスの合意

Enigmaを使って何ができるか?

EnigmaのDiscoveryをリリースすることで、多くの新しい機能をリリースする予定。Secret State,Rust-based Secret Contracts、Private Outputsなどなど。これらの機能によって Dapps上で以下のことが可能になる。

  • データのアクセスコントロール(例えば、価格予想やIPFSファイルのポインターなど)
  • ゲーム上で、自分の手元カードを秘密にしておきたい(Gin Rummyやポーカーなど)
  • コミットを明らかにすることを不要にする匿名投票(実は、コミットを明らかにするパターンでも、Enigimaでは実行可能)
  • 信用スコアのアルゴリズムに、情報を入れる
  • 本人認証 – ユーザーデータを晒すことなしに可能。

つづく。

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