僕のHarmonyのトークンONEに関する投資評価まとめ

Harmonyとは?

BinanceのLaunch Pad Programに採択されたブロックチェーン系ベンチャーで、VCから18億円、Binance Labsなどから5億円ほど、BinanceでのIEOで5億円、計28億円ほど調達しています。

やろうとしている事業内容は、ポイントやデータ、NFTの売買マーケットプレイスです。自らブロックチェーン技術を構築して、PoSベースで、彼らが言うFBFT(Fast Byzantine Fault Tolerant)コンセンサスとBLS(Boneh-Lynn-Shacham)のマルチ・シグニチャモデルにより、スケーラビリティの高いブロックチェーン技術を構築しているようです。

トークンエコノミー

BinanceのBNBなどと同様に、売買型のマーケットプレイスであれば、基本、供給制限型で運用が可能です。トークンサプライの内訳は下記のようになっています。

戦略

最大の課題はここですね。市場参入戦略が全く不透明です。ビックデータのエクスチェンジのようなビジネスを考えるようですが、プラットフォームビジネスになるので、どこの市場から取りに行こうとしているのかが非常に重要です。プラットフォームは何でもできてしまう側面もあるため、市場参入戦略をしっかりと絞り込んで構築しないとまず事業が立ち上がりません。イーサリウムは、非中央集権型クラウドと言うミッションを掲げましたが、いきなり、AWSやGoogle Cloudと同等の製品が出せることは、ベンチャーとしては不可能なので、ICOというキラーソリューションによってBaaSとして立ち上がりました。これは、VCの優先株による出資スキームに大きな不満を持っている起業家たちの支持を受け、イーサリウムの事業化の目処がたった訳です。そして、他のBaaSはこれに追随しました。

Harmonyも、同じように、データエクスチェンジをやるなら、相応の市場参入戦略とキラーソリューションが必要ということです。しかし、現状ではこの動きが全く見えていません。チームは、かなりの人材を揃えていますが、そこが不明なので、投資するなら完全にチームに投資すると言うレベルの話になります。

チーム

シリコンバレーベースのチーム体制です。

Stephen Tse – Founder&CEO – Linkedin

ぺ人シルバニア大学のコンピュターサイエンスの博士課程をドロップアウトしており、専門は、セキュリティプログラミング。その後、Google Mapチームでソフトウェアエンジニアをやり、そこでの知見を活かして、地理情報に関するソーシャル検索エンジンのベンチャーSpotsetterを創業、3年後にAppleに買収された経験のある連続起業家です。Appleを出たのち、Harmonyを創業しています

Rongjian Lan – Co-Founder & CTO – Linkedin

メリーランド大学のコンピューターサイエンス学科の博士課程をドロップアウトし、彼も元Googleでソフトウェアエンジニアをやっていた人物です。Googleの前は、Joobaliというチャイルドケアサービスのアプリベンチャーの共同創業者兼CTOをやっていたので、彼も連続起業家ですね。ABC Foundationというブロックチェーンコミュニティの団体も運営しています。

Minh Doan – Co-Founder – Linkedin

UCアーバインのコンピューターサイエンスの博士課程をドロップアウトして後、TheFindというFacebookに買収されたスタートアップでソフトウェアエンジニアをやり、直前は、Googleでソフトウェアエンジニアをやっていました。専門はAIですね。

Nick White – Co-Founder – Linkedin

スタンフォード大学の機械工学の修士号を取得しており、その後、AIソリューションのコンサルタントをやっていた人物です。

Sahil Dewan – Co-Founder – Linkedin

ハーバード大でMBAを取得しているインド人で、インドの学生コミミュニてぃの団体を長年マネジメントした経験のある人物です。ブロックチェーンのプロジェクトに多いNGOやNPOの運営には慣れているとみていますj。

Eugene Kim – Engineer – Linkedin

サイモンフォスター大学でコンピュターサイエンスの修士号を取っており、直前はAWSでソフトウェアエンジニアをやっていた人物です。通信会社のエンジニアの経験もあるので、分散トランザクションとネットワーク技術に知見があるエンジニアです。

直前は、NTTデータでネットワーク系エンジニアをその前は、AWSでソフトウェアエンジニアをやっていた人物なので、Eugeneと同じく、分散トランザクションとネットワーク技術に知見があるエンジニアです。

Chao Ma – Core Developer & Researcher – Linkedin 

コロラド大学で、数学のPh.Dを取得した後、直前は、AmazonでApplied Scientistをやっていた人物です。彼もAI系の人材ですね。

Li Jiang – Business Development – Linkedin

直前は、GSVという資産運用会社でVPをやっていた人物です。BD経験があるわけではないです。

Helen Li – PR – Linkedin

ブルームバーグなどで記者をやった後、シリコンバレーのブロックチェーン系ベンチャーで、PRとマーケティングのヘッドをやっていた人物です。経験値を踏まえれば、PRはしっかりできると思います。

Garlam Won – Head of Marketing – Linkedin

彼も、自分でブロックチェーンメディアを立ち上げていたり、直前はPR会社で仕事をしていたので、PR寄りの人材です。

Marianne dansker – Head of Growth – Linkedin

Harmonyにマーケティングコンサルタントとして関わってからフルタイムで参加しているようです。直前のキャリアで、グロースハックの経験を持っている訳ではないので、能力は未知数です。

事業の進捗

現時点では、目立った進捗は特にありません。

競合の動向

メインネットもまだローンチされていないので、プロダクトが見えて来ていない以上、戦略の分析をするのが難しいです。彼らのホワイトペーパーにあるデータの売買マーケットプレイスというのは、ちょっと曖昧な表現ですが、似たようなことができるテクノロジーでいえば、DEXテクノロジーを提供する0xでしょう。僕も投資していますが、0xのDEXプロトコルを使えば、様々なアセットを組み合わせて売買することが可能なので、Harmonyの競合に十分になりえます。

現時点での投資評価

チーム、特に開発陣はかなり優秀なメンバーを揃えて来ていますが、まだビジネスサイドがちと弱く、更にプロダクトが出て来ていないので、「様子見」です。

最後に、ONEトークンは、僕がメインで使っている世界最大の仮想通貨取引所のBinanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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