アルトコイン投資に活用できるガートナー「ブロックチェーン・テクノロジーのハイプ・サイクル2019年」の分析・評価まとめ #1

世界でもっとも有名なIT調査会社の一つであるガートナーから、ブロックチェーンにテーマを絞ったハイプサイクルのレポートが発表されたので、ぐらいに対する感想について、僕の見解をまとめておきます。みなさんのアルトコインの投資に役立ててください。

From Wikipedia – ガートナー(英: Gartner, Inc.)は、IT分野を中心とした調査・助言を行う企業。本社はコネチカット州スタンフォード。2001年までガートナー・グループ(The Gartner Group)という名称であった。ガートナーの顧客には数々の大手企業や政府機関が名を連ねており、IT系企業や投資機関、コンサルティング企業なども多い。Fortune500のうち73%がガートナーの顧客である。

ガートナーの主要サービスは、世界2,000名以上の各分野の専門家による調査分析レポートと専門家への相談サービスを提供するリサーチ&アドバイザリ(Research & Advisory)、リサーチ&アドバイザリに加えてCIOを対象とした会員制コミュニティやCIO経験者による支援を提供するエグゼクティブプログラム(Gartner Executive Program)、専門家を一堂に集めて集中的な講義や議論などを行うコンファレンス(Gartner Conference)、リサーチで得られたアセットを活用して具体的な成果物を提供するコンサルティング(Gartner Consulting)から構成されている。

近年では積極的なM&Aや実務経験者の採用などにより、サービス内容がIT市場の調査分析だけでなく戦略・組織・リーダーシップといった領域に大きく広がっている。また、顧客層もIT部門やCIOだけでなく、ITベンダー企業の製品サービス企画開発部門や営業マーケティング部門、中小テクノロジ企業の経営者などに広がっている。

ハイプ・サイクルというのは、新しいテクノロジーが生まれてから、バブル期を乗り越えて、実際に僕らの社会に広く深く浸透するまでの一連のトレンドのことをさします。パーソナル・コンピュータもインターネットも、このトレンドサイクルを経験しています。バブル期が発生する背景は、そのテクノロジーの可能性の大きさを多くの人が認識し始めつつも、また実態としてのテクノロジーが、その期待に応えられるほど成熟していないがためです。そのギャップがバブルを産むわけです。

僕の経験でも、2018年2月に経営していた日本で唯一のブロックチェーンプラットフォームソフトウェアをリリースしたOrbをSBIホールディングスに売却しましたが、そのタイミングは、このハイプサイクルでいうバブルのピークでした。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。自分でのこのタイミングでの売却は起業家としてとても納得がいっています。あと、半年ズレたら、まともな条件で売却できなかったでしょう。これは、アルトコイン投資の考え方にも通じるものがあります。そのアルトコインが、以下のハイプサイクルのカテゴリに照らし合わせた場合、そのステージにあるのか?ということを丁寧に分析することです。たとえ、価格が大きく上昇していても、このハイプサイクル上、バブル期に該当して入れば、間違いなく一度大きく利確すべきタイミングということです。

ガートナー社の調査データは、実際に膨大な数の企業にヒアリングをかけて、関心や取り組み状況、実績などのデータを収集して評価しているので、客観性はとても高いです。そのような視点で以下のハイプサイクルを眺めると、違って見えてくると思います。

https://gtnr.it/2MshmF3

まず、Orbが参入していた「分散型台帳」市場は、明らかに、幻滅期を超えつつあります。売却をした2018年2月がバブルのピークでした。このソフトウェアカテゴリが、他のブロックチェーンカテゴリより先に市場として幻滅期を抜けつつある背景は、市場の主体がパブリックブロックチェーンではなく、プライベートブロックチェーンを中心に構成されている点が大きいです。この二つの違いは、「こちらの記事」にまとめています。

パブリックブロックチェーンの方が、ブロックチェーン本来の思想である純粋なP2Pネットワークで構築されるインフラになるので理想的ではありますが、その分、拡張性やパフォーマンスが犠牲になってしまっており、この課題をまだ技術的に完璧に克服できているほど技術が成熟してきていないので、このハイプサイクル上、左側にかなり固まっているのがわかると思います。

分散型台帳に近いカテゴリで、ポジショニングを取っているのは、IOTAなどになるでしょう。ただし、B2B市場を開拓しているので、案件獲得にも時間がかかり、投資先としての成長スピードはスローですから、保有するかどうかの好みは別れると思います。IOTAについては、「こちらの記事」にまとめています。

ここから色々と詳しく触れていきますが、僕のポートフォリオ戦略の考え方を理解してもらってからの方が、こちらの話は理解できると思います。まだ読んでいない方は「こちらの記事」を参考にしてください。

では、ここから黎明期からバブル期にカテゴライズされている中で、注目している分野について掘り下げて話をしたいと思います。

つづく。

関連記事