ビットコイン週次分析-2019.10.21-10.27-上昇トレンドをようやく形成

ビットコイン週次分析で、期間は、2019.10.21-10.27です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のBTC/USDTを加工したものになります。価格はUSドルベースです。

チャート分析

日足チャートの動向

From Binance

9月24日に、ライジングフラッグの形成に失敗し、持ち合いの価格帯を$10,000前後から、$8,000前後に下げていました。その後も、ファンダメンタルで上昇材料も特に出てこず、テクニカルで上昇トレンドに入る指標もなく、一時は前回の6月10日から開始した6月26日にマークした$13,970までの上昇相場の起点である$7,500台を、10月23日に割り込み、$7,300をマークしました。このままですと、その下の前回の持ち合いラインである$6,500-$7,000に入るリスクもありました。$13,970と比較すると、50%ダウンの価格帯です。ここまでくると、2018年の冬の時代を終えて、ようやく長期の上昇トレンドに入りつつあったBTC市場のモメンタムにもかなり心理的ダメージが出るリスクがありました。

しかし、そこへ来て、10月24日に開かれた中国共産党の政治局委員会の会合で、中国の習近平国家主席が「イノベーション推進の中核としてブロックチェーン技術を推進する」と発言したことをファンダメンタルのポジティブ材料と捉えた投資家の買いが入り、更に多くの連れ買いを呼び込んだことで、価格が一気に回復し、新たな抵抗ラインになった$10,000台の旧持ち合いラインも超えて、10月26日には$10,370をマーク、その後、短期トレーダーの利食い売りに押されて、$9,230で1週間を終えたという具合です。しかし、10月26日の売買高は、6月10日からの上昇相場開始時点の売買高と$13,970をマークした6月26日の売買高155,930BTCを上回る162,588BTCで引け、更に$10,000の抵抗ラインもヒゲで上抜いたことから、しばらく強気の展開が続くと予想されます。

週足チャートの動向

From Binance

このお陰で、週足は、非常に大きな強保合いのロウソク足として終えることになりました。$7,300までの下落相場の展開の際に割り込んだ超長期の200週移動平均線に対してもヒゲをつける形で終わりました。売買高については、直近の最高値をマークした6月24日週の売買高である684,152BTCには手が届かなかったものの、また6月10日から開始した上昇相場の週の売買高とほぼ並ぶ水準の売買高を記録していることから、こちらも下落トレンドより上昇トレンドに切り替わる可能性が上がって来ていることが確認できます。次週で、6月24日週水準の売買高を超えるレベルでかつ今週に対して終値ベースでプラス値で超える形の強持ち合いのようなローソク線で終えることができれば、週足も強い上昇トレンドに入ることになります。

BTCのドミナンスレートと全体時価総額の推移比較

今週の時価総額の終値は、$256,598,478,586。そして、BTCのドミナンスレートの終値は、68.5%。今回の上昇相場と、BTCのドミナンスレートのグラフ相関性を見てみると、市場全体の時価総額の上昇率が、BTCのドミナンスレートの上昇率に比べて、わずかに高い値となっていることから、一部のアルトコインにはBTCからではなく、直接資金流入が起きていることがわかります。しかし、市場全体の時価総額を押し上げることへの影響はまだ小さく、ほぼBTCへの資金流入で市場全体の時価総額が押しあがったことがみてとれます。

BTC市場の今後の見通し

米国経済がリーマンショック以来の景気後退に入った際、通貨信用力の弱い途上国の中央銀行が、ドル信用低下に伴う自国通貨の信用力低下を防ぐために、ビットコインをバランスシートに組み入れると見ており、この強力なファンダメンタル材料をテコに、ビットコインが、ゴールドを超えるデジタルゴールドとしての「ラストリゾート買い」の対象となることで、2017年以来の大相場がやってくるというのが僕の大筋の向こう3年の筋書きです。その大相場の展開前には、BTCは、前回の最高値である$20,000は既に超えた状態でやってくると見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

アメリカの政治経済の現時点の構造的な課題が原因で、2020年のトランプ再選は十分あると見ており、それによって、米国の景気後退のタイミングは早くなると見ています。シグナルは、前回のリーマンショックのときと同じ、米国国債の短期金利と長期金利の逆転現象「逆イールド現象」です。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。その点を踏まえた上で、現時点は、まだまだ準備段階の相場展開と言える状態ですから、市場のボラティリティは高い状態ですが、底入れ感があるところでは、中長期保有目的での押し目買いは、中長期でのリターンは大きいと見ています。

ですから、今週の動きによって、しばらくまた上昇トレンドが続くと見ているので、先週の低調ムード時に、数回に分けて押し目買いを入れたのですが、効果的な打ち手になったというのが、僕の今週の振り返りです。

つづいて、僕が投資しているアルトコインの銘柄の週次分析については「こちらの記事」にまとめています。

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

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