ビットコイン・マキシマリストの功罪とは何か?

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長期の仮想通貨市場の発展を考えていく上で、重要なこの点について詳しくお話しておこうと思います。

ビットコイン・マキシマリストとは?

ビットコインの保有高を最大にすることを目的にしたトレーダーや投資家のことを指します。世界で2100万BTCしか流通することがないビットコインをどれだけ手に入れるかにフォーカスした投資家たちです。単にBTCを買い続けてくれているだけなら害は全くありません。最大の害は、彼らは、まず保有しているビットコインを使ってアルトコインを購入し、そのアルトコインの値段が対BTCに対して一定程度以上、値上がりしたら、BTCに利食いします。

例えば、ETHの値段が、買ったとき1ETHあたり0.02BTCだったのが、0.05BTCに値上がった場合、ここでその1ETHをBTCに変えれば、手元に0.05BTC返って来ますから、2.5倍の儲けになり、BTCの保有高も2.5倍になるわけです。

しかし、この投資行為が過剰に人気になることは、以前にも触れた、仮想通貨市場が、レバレッジ取引を中心にした短期トレーダーばかりの市場になることと同じぐらい市場の成長の足かせになります。なぜか?

ビットコイン・マキシマリストは、アルトコイン市場を破壊する。

この一言につきます。ブロックチェーンの技術は、僕らの社会を大きくよくする可能性を持ったテクノロジーです。特に、その最大の可能性の一つは、インターネットの非中央集権化です。ブロックチェーンの最重要ミッションの一つと言ってもよいでしょう。現状のインターネットが、GAFA問題に代表されるよう一部の巨大企業に独占されてしまい、かつ、彼らだけが無敵の状態であることは、本来はメディアの民主化を目指して作られたインターネットの思想と大きく反するものです。

インターネットの非中央有権化を進めるプロジェクトとして、イーサリウムに代表されるBaaS、非中央集権型のウェブブラウザであるBraveBrowser、インターネットの最重要インフラの一つであるCDNをP2P化することを進めているTHETADENT、NKN、BTTなど。また、それを間接的に支えることになるCOSMOSPolkadotなどのブロックチェーン・インターオペラビリティのテクノロジー。さらに、現状の仮想通貨取引所自体、完全中央集権型であるため、これもこのままにしおけば、仮想通貨市場における別のGAFA問題を引き起こしていまうため、0xなどのDEXテクノロジーも非常に重要な役割を果たすわけです。

そして、全てに共通して言えることは、彼らはアルトコインであるということ。

ビットコイン・マキシマリストの投資活動は、彼らの成長を大きく妨げる存在です。当然ですね。彼らのプロジェクトに資金が流れていくことで、彼らもプロジェクトを世界に広げていくための資金が一向に入らないし、そのプロジェクトを通じてトークンを稼いだユーザーや、また長期投資を行い、僕がこのブログでやっているように彼らの成長を支援するマーケティング支援活動を行っているユーザーなどが、一向にリターンを得られないからです。あまりにも長くこのような状態が継続していると、当然、人間だれしも忍耐の限界がありますから、ビットコイン・マキシマリストに迎合するユーザーが増えていくことにもなるでしょう。

こういう状況にアルトコインが陥ってしまうということは、結果的に、仮想通貨市場全体は盛り上がりませんから、ブロックチェーン自体が、社会の色々な所に普及していくこともなく、僕らは、今の息苦しいままの法律だらけの社会の中で生きていく他ありません。いわゆるディストピアの世界(=生き地獄)です。わからない人は、映画の「マトリックス」などを観るとよいでしょう。

以前から、このブログではよく伝えていることですが、本当に頭の良い人間というのは、因果応報の摂理を理解して、世の中がよき方向に進むように、自分の時間と労力を費やしていく人のことをいいます。単なる私利私欲を満たすだけの生き方をしているものは、相応の報いを受けるということです。ビットコインマキシマリストは、その私利私欲まみれの人間の一部ということです。

細かい話ですが、僕は、全てアルトコインは、ステーブルコインのUSDTから投資しています。当然利食いするときもUSDTです。VALUのようにアルトコインを介さないBTCレバレッジ投資モデルは特に害はありませんが、BTCとアルトの間のレバレッジ投資モデルは、百害あって一理なしということです。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

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