アルトコイン週次分析-2019.11.04-11.10: #1 ATOM週足に超強力な陽線。ステイキング銘柄がDeFi銘柄並みに注目集まる

僕が投資しているアルトコインの週次分析で、期間は、2019.10.28-11.03です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のUSDTとのペアになり、そのチャートデータを加工したものになります。Binanceに上場されていないMKRとCROは、OKExのUSDTペアになります。価格は全てUSドルベースです。

目次

ETH – 先週より引き続き、回復基調にあるが、まだ少し上値が重たい

チャート分析

日足チャートの動向

BTCの価格下落に比べると、少し穏やかな持ち合い相場が続いている具合。

週足チャートの動向

週足の動きも日足とあまり変わらず。

ファンダメンタル進捗

Ethereium2.0の内部プロジェクトの一つである、イスタンブールのメインネット・ローンチが、ブロック数9069000、日程では12月4日中に行われることが決定しました。

簡単にイスタンブールの位置付けを説明すると、現在のEthereumのプロジェクトステータスは、メトロポリタンであり、PoS型への完全移行を完了したバージョンであるセレニティの一歩手前のステータスです。イースタンブールは、そのメトロポリタンの内部プロジェクトです。また、イスタンブールはフェーズが二つに別れており、今回はその1回目。二回目、2020年中を予定しています。Ethereum 2.0の全貌については、「こちらの記事」にまとめています。

今後の見通し

今週はBTCと同じく持ち合い継続です。目下注目は、PoW型からPoS型への移行が主目的である、Ethereum2.0(セレニティ)プロジェクトが最大の焦点で、一部の投資家は、これが完了するまで投資は控えている動きがあるようですが、僕は、イーサリウムはセレニティへの移行は、特に大きな遅延なくやり切れると見ています。それだけの人材を持っているチームです。

その点から、買値の平均値を下げたい長期投資家にとっては、今のタイミングは十分押し目買いになると見ています。当面は、BTC市場の上昇トレンドを追い風に9月19日にマークした$223.94の突破を目指す相場展開になります。

その他、Ethereum(イサーリウム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

BNB – 上抜けるまで、まだ少し時間がかかるか。

チャート分析

日足チャート

Binance

BTC相場につられる形で下落し、少し値を戻す形で引けた。チャート上から見えてくるのは、$20から$21の間に、上値抵抗ラインがあるということ。この点は、週足をみるとより顕著。

週足チャート

Binance

値崩れを起こした9月23日週の始値である$20.3640の近辺で必ずもみ合う傾向がある。ここに上値抵抗ラインが形成されつつあるよう。ただし、週足のMACDベースで見るとそろそろきれいに底を抜けていく感が出てきている。

ファンダメンタル進捗

11月8日 – Libra協会にも参加しているWomen’s World BankingとBinance Charity Foundationがパートナーシップを締結しました。Binanceも、僕がOrbでやっていた藩札2.0と全く同じVenusでLibraに近い構想を進めていることから、進捗次第では、Women’s World Bankingは、Libraを脱退して、Venusに参加する可能性がありますね。Libra VS Venusの動きがより活発化してきました。


11月8日 – Binance Futuresの流動性を引き上げるため「Market Maker Program」を開始しました。

11月7日 – Binanceがウクライナでサービスを開始しました。また、ウクライナの仮想通貨やブロックチェーン関連のレギュレーションについても政府へアドバイザー業務を行うことが発表されています。

今後の見通し

$20-21の間に、上値抵抗ラインがあるようで、抜けるにはまだ少しエネルギーが足りない印象を受けます。Binance自体のファンダメンタルの動きで、うわ抜きに貢献するような目立った動きは出てきていないですね。あるとすれば、まだ上場していない大型銘柄の上場などでしょう。

また、BinanceのBNBのトークンエコノミー 戦略が修正されているのを実感しています。それまでは、IEOを活用したトークンエコノミー が主力でしたが、やはり、僕の分析でもまだ未上場の優れたプロジェクトのネタが枯渇しつつあり、新たな有望銘柄が育ってきていないので、それを武器にトークンエコノミー のネットワーク効果を高めるのは現実的ではないと判断しているようで、ステイキングとVenusによる新興国の市場開拓に力を入れているとみています。これ自体は、IEOに比べると数字として出てくるまでに時間はかかりますが、米国のリセッションがはじまった際に、世界的な金融危機が発生することで、新興国でのBTCを中心した仮想通貨買いと各国法定通貨にペッグされたステーブルコインの利用促進が進むと見ており、そこに向けた着実な仕込みだと判断しています。

その他、Binance(バイナンス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

 

BAT – ファンダメンタルが好調につき、上値重くも強持ち合いを継続とみる

チャート分析

日足チャート

先週のフォーブスで報道されたBraveの広告ソリューションのCTRが既存のバナー広告2%に対して、14%という圧倒的な成果を残しているニュースがでたことで、3日かけて$0.264まで上昇、直前高値の$0.2688は超えることができず、その後、BTCの値下がりにつられて下落する展開となりました。$0.22近辺に価格が下がると、かなり強い買い圧力が入ってきて、$0.25近辺に値を戻して1週間を終えた形です。

週足チャート

$0.27手前で、二回ほど上ヒゲをつけていることから、$0.2688から$0.2645このあたりに上値抵抗ラインが形成されつつあります。ただし、週足のMACDはポジティブに転換しているので、テクニカルでまだ上昇余地がある感触が見えています。

ファンダメンタル進捗

今週は特にありません。

今後の見通し

ファンダメンタルがとても好調なので、多少テクニカルに上昇抵抗要因があっても、値崩れを起こすようなチャートの動きにはなりにくいと考えています。

中長期ではブロックチェーン業界全体における非中集権型インターネットのモメンタムは、まだ生まれてきたばかりで、これが本格化するほど、BATは成長していくと見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、Brave Browserの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ZRX – 下値抵抗強く、次の上昇トレンドを待つ動きか。

チャート分析

日足チャート

BTCより先に、9月17日から確実に上昇トレンドに入っています。10月20日に、$0.349と、前回10月15日につけた高値である$0.3440に少し高い価格をつけるまで、約1ヶ月強の上昇相場が続いていたことから、今週は、下落による価格調整局面でした。しかし、11月1日に後ほど伝えている0xのVersion3.0へのアップグレードにおいて、ZRXのデリゲーションシステムの導入のニュースが流れると、一気に上昇し、始値$0.2716から高値$0.312と約10%強上げ、$0.30前後で持ち合いのまま1週間を終える形になりました。

先週、Binanceに上場して以来の売買高の最高値を記録し、少し上値が重い展開になったことを受けて、今週は下落しましたが、日足チャートの動きを踏まえると$0.3から$0.34あたりでの持ち合いが続くことが予想されます。

週足チャート

手繰り糸と呼ばれる陽線で週足を終えており、上昇トレンドの一服時にこれがでるということは、一旦、値崩れしたところを大量の買いが入ることで、価格が回復した状態になるため、地合いの強さを示しています。9月上昇相場から、平均売買高も倍以上に育ってきています。

ファンダメンタル進捗

Version3.0へのアップグレードが今週の最大の焦点です。特に、ZRXホルダーが、ZRXのネットワークに保有分のZRXをデリゲーションすることで、ETHでの報酬を受け取れるようになる仕組みの導入がもっともインパクトがあるネタでしょう。かんたんにいうと、0xネットワーク内には流動性を供給するためのMarket Makerが活動しており(株式市場にもいる存在です)、彼らに僕らのような長期保有目的のZRXホルダーがデリゲーションすることで、彼らはこのZRXを使って市場に流動性を供給し、そこで得た収益の一部(売買益や手数料益)を僕らデリゲーターに報酬としてリベニューシェアするという仕組みです。Redditを使ったAMAがこちらでやりとりされているので参考にしてください。0xもDAO形式による運営方式なので、これらの改良案も全てZRXホルダーによる投票形式です。

11月6日- Ethrerum上で稼働する各DEXの取引ボリュームデータが公開されました。0xは、Relayerが取引の面倒を見ており、1位、5位、6位がそれぞれ0xのRelayerになるため、合計値は、二位のKyberNetworkを約1.5倍ほど突き放して、圧倒的No.1です。Relayer Networkが育つほどネットワーク効果が現れるため、今後もこの差は開いていくと見ています。

今後の見通し

9月から、10月20日に$0.349をつけるまで、約1.5ヶ月も上昇相場が続いていたこともあり、今週は価格調整局面だったので、押目買いを入れていたのですが、買いを入れた2日後に、ZRXのデリゲーションシステムの導入のニュースが流れて、一気に価格を上げたので、非常に良い仕込みができたと思います。中長期でとても有望なプロジェクトなので、上昇相場後の価格調整局面は、積極的に押目買いを入れていきたいと考えている銘柄です。

その他、0xプロトコルの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

MKR – 予想通りラウンドボトムを形成し、$600を突破。底入れへ。

チャート分析

日足チャート

今週は、ファンダメンタルで強力な材料が出てきており、DAIの大幅な発行手数料引き下げや発行量の増大措置などが実行される観測を受けて、ほぼ1週間ずっと上昇相場が続きました。先週より、大底相場がよくつける「ラウンドボトム」形成の可能性を指摘しましたが、見事に的中した具合です。

週足チャート

1週間の上昇相場が続いたおかげで、$600の抵抗ラインを突破するだけでなく、ヒゲがわずかしか出ていない強力な陽線で引けました。これは、かなりいい長期上昇トレンドのシグナルになったと言えます。今後が楽しみです。

ファンダメンタル進捗

11月7日 – DAIの発行状況のデータが共有されました。現時点での発行条件である100Mに達しており、もう一つの注目点は、担保として預けられているETHの清算価格の平均が、$81.7/ETH。現在のETH価格が、$180強ですから、かなり余裕のある状態であることがわかります。まだボラティリティの高い仮想通貨市場なので、清算価格は、大きな余裕幅があった方が、流動性トラブルを未然回避できるので、適切な措置と言えます。


11月8日 – DAIの発行手数料を一気に5%まで引き下げ、発行量も120万まで引き上げる提案が出されました。Executive Voteで決められます。僕の保有量では参加できない、投票の案件ですね。笑

今後の見通し

週足が、かなり強力な陽線で、最も大きな抵抗ラインだった$600を超えたので、長期の上昇トレンドに入ったと考えています。この背景は、ファンダメンタルの改善が大きいですが、その理由は、MakerDAOの競合に当たるKAVAがCOSMOSやBinanceの支援を受けて立ち上がってきているので、追いつかれまいとする動きがMakerDAO側に起きているためと見ています。また、Binancegが力を入れてきているステイキングサービスへの対抗意識もあるでしょう。やはり、競合ゼロは望ましくなく1社か2社ぐらいは競合がいた方が、イノベーションは加速するということですね。KAVAについては「こちらの記事」にまとめています。

また、今後の事業展開として、MakerDAOは、ジャックドージー率いるSquareと組むべきですね。ETHやBATを使ったトランザクションレンディングは、かなり市場発展に貢献できると考えています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、MakerDAOの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

CRO – ほぼBTC市場に連動した動き。今後、BTC利食いをされないかがポイント

チャート分析

日足チャート

11月7日に、発行済60%のフリーズを発表し、ある程度上昇したものの翌日それ以上に売られる動きになったため、ほとんど効果なしですね。やはり、バーンではないと完全なる供給減少にはならないので投資家も反応しないということでしょう。

週足チャート

OKexに上場されたのが6月24日週になりまだデータ少ないので、チャート分析に耐えられるレベルではないです。

ファンダメンタル進捗

11月7日 – XLMの発行済50%バーンに対して、CROは、発行済60%のフリーズを実行してきました。面白い発想ですが、投資家支持は得られなかった具合です。

11月7日 – 11月14日までのCrypto.comの動きです。

11月11日 – CROの時価に対して、50%の担保率でステーブルコインが借りられるローンサービスが開始されました。これも今ようやく火がついてきたステイキングサービスの一つですね。消費者獲得ツールとしては使えるかもしれません。ユーザーがどのように反応するか様子見です。

 

今後の見通し

まだ、本格的な上昇局面に入っている展開とは捉えがたいです。特に先週の値上がりは、CROの場合は、BTC相場の勢いを受けての値上がりなので、またもすれば、BTCによる利食い売りで、値上がり分を持って行かれるリスクもあるため、あまり大きくは投資していません。決済プレイヤーとして重要な加盟店が増えてくる実績が出てくれば、ファンダメンタルの進捗が整ってくるので、買い増しも考えていきたいとことろです。

その他、Crypto.com(クリプトドットコム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ATOM – 直前高値$3.565超え、$4.279をマーク、週足でも強力な陽線

チャート分析

日足チャート

今週のATOMは、直近高値の#3.565も超えて、上げ一辺倒の文句なしのかなりよい展開でした。その点が週足に出ています。

週足チャート

かなり強力な長い陽線で週を終えたので、回復相場としては非常によい流れですね。背景には、Binanceが発表した、ステイキングのトレンドレポートがあると見ています。DeFiに比べてステイキング市場の方が確実に育ってきていることから、その事実を見た投資家が、ATOMやALGOなどステイキング市場の中でも、プロダクトが有望で、利率がよい銘柄に資金を流す動きが活発化してきていると見ています。

ファンダメンタル進捗

11月5日 – Akashが、新たにCOSMOS HUBに接続されました。

今後の見通し

週足に強力な陽線がでたことから、テクニカルでかなり強気の展開が予想されます。この背景としては、ファンダメンタルの好材料として、ステイキング市場が、多くの投資家の注目を集め出したことが上げられると思います。以前から、僕は、DeFiの中でも、MakerDAOに自分の保有トークンを預けて利用するモデル以外のユースケースは、ほとんどDeFiとしての本質的価値がないと問題点を指摘しており、COSMOSなどのステイキングモデルの方が、より現実的かつ拡張性の高いDeFiユースケースと評価していたことが、ようやく市場の多くの投資家が認めてきたと実感しています。

やはり、僕の市場に対する見通し評価は、実際の市場反応に比べる最低で数ヶ月以上先行しているようですね。ネタによっては1年以上先行していると実感しています。今回のステイキング市場への投資家が注目するタイミングは、6ヶ月ほどのタイムギャップが生じています。改めてその実感を覚えました。この感覚を上手くあつかった投資方法を今後も実践していこうと思います。

その他、COSMOS(コスモス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

#2につづく。

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