アルトコイン週次分析 #1 -2019.11.18-11.24-全銘柄BTC下落につられるも反発力にバラツキあり

僕が投資しているアルトコインの週次分析で、期間は、2019.11.18-11.24です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のUSDTとのペアになり、そのチャートデータを加工したものになります。Binanceに上場されていないMKRとCROは、OKExのUSDTペアになります。価格は全てUSドルベースです。

目次

ETH – BTCが上昇に転じるまでは辛抱の相場が続くと予測

チャート分析

日足チャートの動向

ほぼBTC価格の動きと同じですね。他の銘柄では、BTCより反発力のある動きが出ているのもあるのですが、ETHはほぼ全く同じ動きです。

週足チャートの動向

引き続き、週足の動きも日足とあまり変わらず。

ファンダメンタル進捗

11月20日 – イスタンブールのアップデート内容が発表されました。

11月18日 – ウォレットアドレスをユーザーフレンドリーにするためのENSサービスの利用業者が順調に増えています。

 

重要情報につき先週と同じ情報を掲載。:Ethereium2.0の内部プロジェクトの一つである、イスタンブールのメインネット・ローンチが、ブロック数9069000、日程では12月4日中に行われることが決定しました。

簡単にイスタンブールの位置付けを説明すると、現在のEthereumのプロジェクト・ステータスは、メトロポリタンであり、PoS型への完全移行を完了したバージョンであるセレニティの一歩手前のステータスです。イースタンブールは、そのメトロポリタンの内部プロジェクトです。また、イスタンブールはフェーズが二つに別れており、今回はその1回目。二回目は2020年中を予定しています。Ethereum 2.0の全貌については、「こちらの記事」にまとめています。

今後の見通し

目下注目は、PoW型からPoS型への移行が主目的である、Ethereum2.0(セレニティ)プロジェクトが最大の焦点で、一部の投資家は、これが完了するまで投資は控えている動きがあるようですが、僕は、イーサリウムはセレニティへの移行は、特に大きな遅延なくやり切れると見ています。それだけの人材を持っているチームです。

その点から、買値の平均値を下げたい長期投資家にとっては、今のタイミングは十分押し目買いになると見ています。当面は、BTC市場の上昇トレンドを追い風に9月19日にマークした$223.94の突破を目指す相場展開になります。しかし、BTCの今回の下落に、完全につられる動きとなっているため、BTC相場が上昇基調に転じるまでは、辛抱の相場が続くと思います。12月4日に予定されているイスタンブールのリリースで、どれぐらいモメンタムを形成できるか、というところですね。

その他、Ethereum(イサーリウム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

BNB – BTC相場につられつつも、$15近辺に強い価格抵抗ラインあり。

チャート分析

日足チャート

BTCの下落につられた形です。しかし、$15を割るとすぐに強い買い勢力が台頭してきており、直近安値の$14.2555近辺あたりに近づくとショートカバーと押し目買いが入るため、$15前後にこの辺りに下値抵抗ラインを形成しつつある具合です。

週足チャート

せっかく作り上げていた上昇トレンドを完全に壊すような陰線になってしまいました。また、この点ではBTCと全く同じ動きですね。チャートにあるよう、$15の次の抵抗ラインは、$10前後にあります。$10の持ち合い相場は長く続いていたため、ここの下値抵抗ラインはかなり強いと見ています。

ファンダメンタル進捗

11月24日 – カメルーンで11月30日にバイナンスミートアップが開催されます。やはり、新興国の市場開拓に力を入れていますね。

11月22日 – ブラジルでもミートアップを開催するようです。

11月22日 – バイナンスリサーチより大口投資家の最新動向についての調査レポートが出ました。

11月22日 – 新規上場のコミュニティ投票#3は、CORTEXに決まりました。

11月21日 – インドの仮想通貨取引所スタートアップであるWazirXを買収しました。インドルピーを使って、バイナンスの取引所銘柄を購入することができます。僕が以前から伝えているバイナンスのグローバル展開にとってカギとなるホワイトレーベル戦略の展開ですね。

今後の見通し

しばらくは、BTCが、$6,500近辺の攻防を続けると同時に、BNBは、$15近辺の攻防を続けるとみています。今回のトライを入れて最低でも3回は試すとみており、そこでほぼ動かない状態が続けば、ここを下値抵抗ラインにして、再び上昇に転じていくとみていますが、ここを割ってくるようですと、次の抵抗ラインは、$10前後になってきます。現時点の$15近辺で押し目を入れておくことは悪くない判断ですが、先に話をしたように、最低でも3回はこの下値抵抗ラインをトライしてくると見ているので、より安全を見たい方は、3回目ぐらいのトライで押し目買いを検討するのがよいかもしれません。なぜなら、その手前に、$15を深く割る展開になった場合は、$10近辺まで下がるリスクがあるからです。

また、BinanceのBNBのトークンエコノミー 戦略が修正されているのを実感しています。それまでは、IEOを活用したトークンエコノミー が主力でしたが、やはり、僕の分析でもまだ未上場の優れたプロジェクトのネタが枯渇しつつあり、新たな有望銘柄が育ってきていないので、それを武器にトークンエコノミー のネットワーク効果を高めるのは現実的ではないと判断しているようで、ステイキングVenusによる新興国の市場開拓に力を入れているとみています。後者はは、IEOに比べると数字として出てくるまでに時間はかかりますが、米国のリセッションがはじまった際に、世界的な金融危機が発生することで、新興国でのBTCを中心した仮想通貨買いと各国法定通貨にペッグされたステーブルコインの利用促進が進むと見ており、そこに向けた着実な仕込みだと判断しています。

その他、Binance(バイナンス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

 

BAT – BTC相場につられる。$0.17の下値抵抗ラインを試す展開が続くとみる

チャート分析

日足チャート

直近の上昇相場で構築していた$0.23近辺の抵抗ラインを一気に抜ける形で下落してしまいました。その場合は、次の抵抗ラインは、$0.17前後です。$0.20近辺で耐えている相場ですが、$BTCの軟調が続くことを想定すると、$0.17水準まで下がる可能性は十分あるとみています。

週足チャート

かなり強い陰線ですね。

ファンダメンタル進捗

11月18日 – Wired UKから、Braveがやがて、Google Chromeを駆逐するだろうという記事が出ました。強烈ですね。しかし、確実にモメンタムを形成しつつあります。

 

今後の見通し

ファンダメンタルで好材料は続いており、単体銘柄としてのモメンタム形成もできつつあるので、BTCの軟調時は、積極的に押し目買いを入れていきたいところです。$0.17あたりまで下げてくるようならしっかり押し目買いを入れたい展開です。

中長期ではブロックチェーン業界全体における非中集権型インターネットのモメンタムは、まだ生まれてきたばかりで、これが本格化するほど、BATは成長していくと見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、Brave Browserの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ZRX – $0.20から$0.22の間にある下値抵抗ライン上でのもみ合いが続くとみる

チャート分析

日足チャート

BTC下落前に、価格調整局面にきていたため、$0.27の抵抗ラインを割って、一気に下げる展開になりました。$0.20から$0.22あたりに下値抵抗ラインがあるため、その上の$0.23前後でもみ合っている感じですね。

週足チャート

太い陰線ですが、下ひげがそれなりに出たのが幸いというところです。

ファンダメンタル進捗

Version3.0へのアップグレードが今週の最大の焦点です。特に、ZRXホルダーが、ZRXのネットワークに保有分のZRXをデリゲーションすることで、ETHでの報酬を受け取れるようになる仕組みの導入がもっともインパクトがあるネタでしょう。かんたんにいうと、0xネットワーク内には流動性を供給するためのMarket Makerが活動しており(株式市場にもいる存在です)、彼らに僕らのような長期保有目的のZRXホルダーがデリゲーションすることで、彼らはこのZRXを使って市場に流動性を供給し、そこで得た収益の一部(売買益や手数料益)を僕らデリゲーターに報酬としてリベニューシェアするという仕組みです。Redditを使ったAMAがこちらでやりとりされているので参考にしてください。0xもDAO形式による運営方式なので、これらの改良案も全てZRXホルダーによる投票形式です。

11月23日 – V3のリリース日が、12月2日に決まりました。MarketMaker機能が一番楽しみです。

11月22日 – 0xを利用したNFTの取引も育ってきているようです。NFTはかなり分散型かつ、ゲーム別にニッチなマーケットになると見ているので、0xのDEXテクノロジーととても相性がよいと見ています。

今後の見通し

他のDEXとの接続機能は、0xが圧倒的に優位に立つための機能なのですが、市場ではあまりそれが理解されていないように思います。今回の施策で、他のDEXプレイヤーは、ほぼニッチ化することが決定的となりました。しかしながら、インフラレイヤーのテクノロジーは各機能やプロダクト戦略を理解できる投資家が少ないため、実際に評価され出すためタイムラグがでる傾向にあります。12月2日のV3のリリースでどの程度モメンタムが出来上がるか注目しています。

予想では、BTCが下落基調に入るより前に価格調整に入ったことから、BTCの軟調が終わるまでに、上昇傾向に転じると見ています。

その他、0xプロトコルの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

MKR – ラウンドボトムの展開を完全に削るぐらいの厳しい展開。

チャート分析

日足チャート

せっかく形成したラウンドボトムでしたが、BTC下落につられて、ほとんどご破算状態ですね。

週足チャート

まあ、週足レベルでみると大したことはありません。笑

ファンダメンタル進捗

11月19日 – マルチコラテラル DAIがリリースされました!

11月20日 – リリース後の数値です。

今後の見通し

BTC下落相場に、ラウンドボトム形成を完全に潰される展開となってしまいました。この感じですと、BTCの軟調相場が終わるまでは、しばらく辛抱のときが続きそうです。

19日に無事、マルチコラテラルDAIもリリースされ、最近、色々と積極的な仕掛けを打ってきているMakerDAOですが、ファンダメンタルの改善が大きいですが、その理由は、MakerDAOの競合に当たるKAVAがCOSMOSやBinanceの支援を受けて立ち上がってきているので、追いつかれまいとする動きがMakerDAO側に起きているためと見ています。また、Binancegが力を入れてきているステイキングサービスへの対抗意識もあるでしょう。やはり、競合ゼロは望ましくなく1社か2社ぐらいは競合がいた方が、イノベーションは加速するということですね。KAVAについては「こちらの記事」にまとめています。

また、今後の事業展開として、MakerDAOは、ジャックドージー率いるSquareと組むべきでだと考えています。ETHやBATを使ったトランザクションレンディングは、かなり市場発展に貢献できると考えています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、MakerDAOの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

CRO – BTC下落に完全に釣られる展開へ

チャート分析

日足チャート

今回のBTC相場下落を受けて、最安値を更新する展開となりました。

週足チャート

OKexに上場されたのが6月24日週になりまだデータ少ないので、チャート分析に耐えられるレベルではないです。

ファンダメンタル進捗

11月19日 – MCOトークンのGiveAwayキャンペーンをBinanceと一緒に実施中です。

 

今後の見通し

しばらくBTCの軟調相場に引きずられると見ています。また、本格的な上昇局面に入っている展開とは捉えがたいです。おそらく、加盟店開拓が難航しているとみており、その影響で、ニュースにあるよう、取引所サービスを開始しましたね。おそらく、加盟店開拓において、ユーザーベースが少ないと加盟店が乗ってこないからだと思います。Crypto.comのようにクレジットカード機能など決済サービスと密接に連動した取引所はまだ市場にない(潜在的にはジャック・ドージーのSquareが提供するCash)ので、そこを武器にどこまでユーザーベースを伸ばせるか、様子を見たいと思います。

その他、Crypto.com(クリプトドットコム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ATOM – 価格調整局面の上にBTC下落につられ大幅下落。$2.9前後の攻防が続くと予測。

チャート分析

日足チャート

ZRXと同じで、BTC相場が下落する前に、価格調整局面に入っていたため、一気に下げる展開になりました。しかし、直前の上昇相場に入る前の$2.9前後に下値抵抗ラインが形成されているため、その上での攻防が出てきている具合です。

週足チャート

かなり太めの陰線となりましたが、下ひげが結構出たのが幸いです。

ファンダメンタル進捗

11月23日 – COSMOSの最新数値です。ボンド率は、73.3%と安定的に高い数値を誇ります。リワード率は、最近のステイキング人気にようやく火がついたこともあり、以前の10%から徐々に落ちてきて、現在、7.3%です。ステイキング量が増えるとリワード率は低下しますが、7%から20%の間で設計されています。

今後の見通し

ZRXと同じで、価格調整局面に入っていたところにBTC下落が発生したため、さらに下落する相場展開となりました。しかし、$2.9前後の持ち合い相場は、長く続いていましたから、ここの下値抵抗ラインはかなり強いとみており、この前後での押し目買いは、手堅いとみています。

ファンダメンタルの好材料として、ステイキング市場が、多くの投資家の注目を集め出し出しました。以前から、僕は、DeFiの中でも、MakerDAOに自分の保有トークンを預けて利用するモデル以外のユースケースは、ほとんどDeFiとしての本質的価値がないと問題点を指摘しており、COSMOSなどのステイキングモデルの方が、より現実的かつ拡張性の高いDeFiユースケースと評価していたことが、ようやく市場の多くの投資家が認めてきたと実感しています。

そして、その動きは、Binanceが顕著に呼応していますね。ステイキングサービスとレンディングサービスを平行で展開し、ステイキングの方が圧倒的にユーザーの伸びがよいことを確認次第、ステイキングサービス重視にフルシフトしています。Binanceリサーチのこちらのレポートを読むとその点がよりクリアにわかると思います。このDPoSというイノベーションを普及させたCOSMOSに評価が集まるのは当然ですね。

やはり、僕の市場に対する見通し評価は、実際の市場反応に比べる最低で数ヶ月以上先行しているようですね。ネタによっては1年以上先行していると実感しています。今回のステイキング市場への投資家が注目するタイミングは、6ヶ月ほどのタイムギャップが生じています。改めてその実感を覚えました。この感覚を上手くあつかった投資方法を今後も実践していこうと思います。

その他、COSMOS(コスモス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

#2につづく。

関連記事