アルトコイン週次分析 #1 -2019.11.25-12.01-先週の予測とほぼ変わらず。ATOMの反発力がかなり強い。

僕が投資しているアルトコインの週次分析で、期間は、2019.11.18-11.24です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のUSDTとのペアになり、そのチャートデータを加工したものになります。Binanceに上場されていないMKRとCROは、OKExのUSDTペアになります。価格は全てUSドルベースです。

目次

ETH – BTCが上昇に転じるまでは辛抱の相場が続くと予測

チャート分析

日足チャートの動向

ほぼBTC価格の動きと同じですね。他の銘柄では、BTCより反発力のある動きが出ているのもあるのですが、ETHはほぼ全く同じ動きです。

週足チャートの動向

週足の売買高は、先週の下げ相場と今週の戻り相場の両方で、ここ最近の平均より上の水準で終わっているので、この辺りの価格が下値抵抗になりつつあるのがわかります。

ファンダメンタル進捗

重要情報につき先週と同じ情報を掲載。:Ethereium2.0の内部プロジェクトの一つである、イスタンブールのメインネット・ローンチが、ブロック数9069000、日程では12月4日中に行われることが決定しました。

簡単にイスタンブールの位置付けを説明すると、現在のEthereumのプロジェクト・ステータスは、メトロポリタンであり、PoS型への完全移行を完了したバージョンであるセレニティの一歩手前のステータスです。イースタンブールは、そのメトロポリタンの内部プロジェクトです。また、イスタンブールはフェーズが二つに別れており、今回はその1回目。二回目は2020年中を予定しています。Ethereum 2.0の全貌については、「こちらの記事」にまとめています。

今週は、イスタンブールリリース前週にあたりますが、それほど大きなニュースはないです。

今後の見通し

目下注目は、PoW型からPoS型への移行が主目的である、Ethereum2.0(セレニティ)プロジェクトが最大の焦点で、一部の投資家は、これが完了するまで投資は控えている動きがあるようですが、僕は、イーサリウムはセレニティへの移行は、特に大きな遅延なくやり切れると見ています。それだけの人材を持っているチームです。

その点から、買値の平均値を下げたい長期投資家にとっては、今のタイミングは十分押し目買いになると見ています。当面は、BTC市場の上昇トレンドを追い風に9月19日にマークした$223.94の突破を目指す相場展開になります。しかし、BTCの今回の下落に、完全につられる動きとなっているため、BTC相場が上昇基調に転じるまでは、辛抱の相場が続くと思います。12月4日に予定されているイスタンブールのリリースで、どれぐらいモメンタムを形成できるか、というところですね。

その他、Ethereum(イサーリウム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

BNB – BTC相場につられつつも、$15近辺に強い下値抵抗ラインあり。

チャート分析

日足チャート

BTCの下落につられた形です。しかし、$15を割るとすぐに強い買い勢力が台頭してきており、直近安値の$14.2555近辺あたりに近づくとショートカバーと押し目買いが入るため、$15前後にこの辺りに下値抵抗ラインを形成しつつある具合です。

週足チャート

せっかく作り上げていた上昇トレンドを完全に壊すような陰線になってしまいました。また、この点ではBTCと全く同じ動きですね。チャートにあるよう、$15の次の抵抗ラインは、$10前後にあります。$10の持ち合い相場は長く続いていたため、ここの下値抵抗ラインはかなり強いと見ています。比較的今日持ち合いの陽線で引けましたから耐えているのがわかります。

ファンダメンタル進捗

12月2日 – TROYのIEOが近づいてきています。

12月2日 – バイナンス内に複数アカウントをもつユーザーが、アセットをそのアカウント間で移動させる場合は、ブロック認証+手数料なしのサービスがローンチされました。お得ですが、マネロン対策の観点などからすると、少し疑問符が残ります。

12月2日 – ロシアのルーブルが追加されました。確実にVenus事業を進めています。

11月30日 – バイナンスUSが、ブラックフライデーに合わせてトレーディングフィーのディスカウントをやっています。金融がリテール業界の商慣習をやるとか、オモロイ。

11月28日 – BoncorのAirdropをやっているようです。

 

今後の見通し

しばらくは、BTCが、$6,500近辺の攻防を続けると同時に、BNBは、$15近辺の攻防を続けるとみています。今回のトライを入れて最低でも3回は試すとみており、そこでほぼ動かない状態が続けば、ここを下値抵抗ラインにして、再び上昇に転じていくとみていますが、ここを割ってくるようですと、次の抵抗ラインは、$10前後になってきます。現時点の$15近辺で押し目を入れておくことは悪くない判断ですが、先に話をしたように、最低でも3回はこの下値抵抗ラインをトライしてくると見ているので、より安全を見たい方は、3回目ぐらいのトライで押し目買いを検討するのがよいかもしれません。なぜなら、その手前に、$15を深く割る展開になった場合は、$10近辺まで下がるリスクがあるからです。

また、BinanceのBNBのトークンエコノミー 戦略が修正されているのを実感しています。それまでは、IEOを活用したトークンエコノミー が主力でしたが、やはり、僕の分析でもまだ未上場の優れたプロジェクトのネタが枯渇しつつあり、新たな有望銘柄が育ってきていないので、それを武器にトークンエコノミー のネットワーク効果を高めるのは現実的ではないと判断しているようで、ステイキングVenusによる新興国の市場開拓に力を入れているとみています。後者はは、IEOに比べると数字として出てくるまでに時間はかかりますが、米国のリセッションがはじまった際に、世界的な金融危機が発生することで、新興国でのBTCを中心した仮想通貨買いと各国法定通貨にペッグされたステーブルコインの利用促進が進むと見ており、そこに向けた着実な仕込みだと判断しています。

その他、Binance(バイナンス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

 

BAT – BTC相場につられる。$0.17の下値抵抗ラインを試す展開が続くとみる

チャート分析

日足チャート

直近の上昇相場で構築していた$0.23近辺の抵抗ラインを一気に抜ける形で下落してしまいました。その場合は、次の抵抗ラインは、$0.17前後です。$0.20近辺で耐えている相場ですが、$BTCの軟調が続くことを想定すると、$0.17水準まで下がる可能性は十分あるとみています。

週足チャート

BNBに比べると、地合いが少し弱いですね。

ファンダメンタル進捗

12月2日 -11月30日のアメリカのサンクスギビングデーにあやかって、Braveの広告在庫をNPOやNGO団体に無料で解放するキャンペーンを実施しています。Braveのチームは、奉仕の精神がしっかりとしており素晴らしいですね。

 

今後の見通し

ファンダメンタルで好材料は続いており、単体銘柄としてのモメンタム形成もできつつあるので、BTCの軟調時は、積極的に押し目買いを入れていきたいところです。$0.17あたりまで下げてくるようならしっかり押し目買いを入れたい展開です。

中長期ではブロックチェーン業界全体における非中集権型インターネットのモメンタムは、まだ生まれてきたばかりで、これが本格化するほど、BATは成長していくと見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、Brave Browserの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ZRX – $0.20から$0.22の間にある下値抵抗ライン上でのもみ合いが続くとみる

チャート分析

日足チャート

BTC下落前に、価格調整局面にきていたため、$0.27の抵抗ラインを割って、一気に下げる展開になりました。$0.20から$0.22あたりに下値抵抗ラインがあるため、その上の$0.23前後でもみ合っている感じですね。しかし、反発力もしっかりとあるので、BTC相場が回復してきていないので、大きくあげる展開にはならないと見ていますが、$0.20から$0.22を耐える展開はしばらく続くと見ています。

週足チャート

先週でた太い陰線を、今週は、強持ち合いで巻き返した感じですね。売買高もそれなりあるので、しばらくこの水準で耐えるとみています。

ファンダメンタル進捗

Version3.0へのアップグレードが今週の最大の焦点です。特に、ZRXホルダーが、ZRXのネットワークに保有分のZRXをデリゲーションすることで、ETHでの報酬を受け取れるようになる仕組みの導入がもっともインパクトがあるネタでしょう。かんたんにいうと、0xネットワーク内には流動性を供給するためのMarket Makerが活動しており(株式市場にもいる存在です)、彼らに僕らのような長期保有目的のZRXホルダーがデリゲーションすることで、彼らはこのZRXを使って市場に流動性を供給し、そこで得た収益の一部(売買益や手数料益)を僕らデリゲーターに報酬としてリベニューシェアするという仕組みです。Redditを使ったAMAがこちらでやりとりされているので参考にしてください。0xもDAO形式による運営方式なので、これらの改良案も全てZRXホルダーによる投票形式です。

12月2日 – 予定通り、V3がEthereumのMainnetに無事ローンチされました。

 

今後の見通し

他のDEXとの接続機能は、0xが圧倒的に優位に立つための機能なのですが、市場ではあまりそれが理解されていないように思います。今回の施策で、他のDEXプレイヤーは、ほぼニッチ化することが決定的となりました。しかしながら、インフラレイヤーのテクノロジーは各機能やプロダクト戦略を理解できる投資家が少ないため、実際に評価され出すためタイムラグがでる傾向にあります。

12月2日のV3ローンチに対しては、市場はそこまで反応せず、小動きですね。多少タイムラグが出るのかきになるところではあります。引き続き、予想では、BTCが下落基調に入るより前に価格調整に入ったことから、BTCの軟調が終わるまでに、上昇傾向に転じると見ています。

その他、0xプロトコルの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

MKR – ラウンドボトムの展開を完全に削るぐらいの厳しい展開。

チャート分析

日足チャート

前回のBTC下落を受けた連れ下げの展開から反発した動きとなりました。

週足チャート

まあ、週足レベルでみると大したことはありません。笑

ファンダメンタル進捗

12月2日 – CoinbaseのマルチコラテラルDAIへの対応が完了しました。これは大きいですね。

12月2日 – KrakenのマルチコラテラルDAIへの対応が完了しました。これも大きいですね。

今後の見通し

今週は反発する動きがメインとなりました。マルチコラテラルDAIが、今週、CoinbaseとKrakenという大手プレイヤーでの対応が完了しましたから、徐々にファンダメンタルの好材料が市場に織り込まれていくと見ています。

最近、色々と積極的な仕掛けを打ってきているMakerDAOですが、ファンダメンタルの改善が大きいですが、その理由は、MakerDAOの競合に当たるKAVAがCOSMOSやBinanceの支援を受けて立ち上がってきているので、追いつかれまいとする動きがMakerDAO側に起きているためと見ています。また、Binancegが力を入れてきているステイキングサービスへの対抗意識もあるでしょう。やはり、競合ゼロは望ましくなく1社か2社ぐらいは競合がいた方が、イノベーションは加速するということですね。KAVAについては「こちらの記事」にまとめています。

また、今後の事業展開として、MakerDAOは、ジャックドージー率いるSquareと組むべきでだと考えています。ETHやBATを使ったトランザクションレンディングは、かなり市場発展に貢献できると考えています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、MakerDAOの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

CRO – BTC下落に完全に釣られる展開へ

チャート分析

日足チャート

今回のBTC相場下落を受けて、最安値を更新する展開となりました。その後も、大きな反発は起きていない状態です。

週足チャート

OKexに上場されたのが6月24日週になりまだデータ少ないので、チャート分析に耐えられるレベルではないです。

ファンダメンタル進捗

12月2日 - トークンを担保にした短期ローンビジネスに力を入れているようですね。

11月29日 – 彼らもUnicefへの募金活動など、サンクスギビングにちなんだ活動を積極的に展開しています。いいことですね。

今後の見通し

しばらくBTCの軟調相場に引きずられると見ています。また、本格的な上昇局面に入っている展開とは捉えがたいです。おそらく、加盟店開拓が難航しているとみており、その影響で、ニュースにあるよう、取引所サービスを開始しましたね。おそらく、加盟店開拓において、ユーザーベースが少ないと加盟店が乗ってこないからだと思います。Crypto.comのようにクレジットカード機能など決済サービスと密接に連動した取引所はまだ市場にない(潜在的にはジャック・ドージーのSquareが提供するCash)ので、そこを武器にどこまでユーザーベースを伸ばせるか、様子を見たいと思います。

その他、Crypto.com(クリプトドットコム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ATOM – 価格調整局面の上にBTC下落につられ大幅下落。$2.9前後の攻防が続くと予測。

チャート分析

日足チャート

$2.9前後に下値抵抗ラインからの反発力が非常に強いですね。売買高も高い水準なので、BTCの軟調につられてはいますが、かなり強い上昇トレンドを形成しつつあることがわかります。

週足チャート

先週の太い陰線と今週の陽線でほぼ相殺した感じですね。売買高も先週を上回っていることから地合いの強さがわかります。

ファンダメンタル進捗

12月1日 – COSMOS HUBが、Ver3にアップグレードされることが投票で決定しました。12月11日に実施予定です。

12月1日 – COSMOSの今週の数値。リワード率は7.3%。ボンド率は、74.5%で終えています。

 

今後の見通し

$2.9前後の持ち合い相場は、長く続いていましたから、ここの下値抵抗ラインはかなり強いとみており、この前後での押し目買いは、手堅いとみていますが、反発力もかなりあるので、BTCが再び$6,500をトライする中で、$2.9まで下げる可能性はそれほど高くはないと見ています。安値買いを狙っているユーザーは、BTCの下落につられて下がっているときに出た安値を拾うのが妥当な選択とみています。

ファンダメンタルの好材料として、ステイキング市場が、多くの投資家の注目を集め出し出しました。以前から、僕は、DeFiの中でも、MakerDAOに自分の保有トークンを預けて利用するモデル以外のユースケースは、ほとんどDeFiとしての本質的価値がないと問題点を指摘しており、COSMOSなどのステイキングモデルの方が、より現実的かつ拡張性の高いDeFiユースケースと評価していたことが、ようやく市場の多くの投資家が認めてきたと実感しています。

そして、その動きは、Binanceが顕著に呼応していますね。ステイキングサービスとレンディングサービスを平行で展開し、ステイキングの方が圧倒的にユーザーの伸びがよいことを確認次第、ステイキングサービス重視にフルシフトしています。Binanceリサーチのこちらのレポートを読むとその点がよりクリアにわかると思います。このDPoSというイノベーションを普及させたCOSMOSに評価が集まるのは当然ですね。

やはり、僕の市場に対する見通し評価は、実際の市場反応に比べる最低で数ヶ月以上先行しているようですね。ネタによっては1年以上先行していると実感しています。今回のステイキング市場への投資家が注目するタイミングは、6ヶ月ほどのタイムギャップが生じています。改めてその実感を覚えました。この感覚を上手くあつかった投資方法を今後も実践していこうと思います。

その他、COSMOS(コスモス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

#2につづく。

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