アルトコイン週次分析 #1 -2019.12.02-12.08-バイナンスのATOMステイキング開始を受けATOMが強反発。

僕が投資しているアルトコインの週次分析で、期間は、2019.12.02-12.08です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のUSDTとのペアになり、そのチャートデータを加工したものになります。Binanceに上場されていないMKRとCROは、OKExのUSDTペアになります。価格は全てUSドルベースです。

目次

ETH – BTCとほぼ連動

チャート分析

日足チャートの動向

ほぼBTC価格の動きと同じですね。ほぼ動きなしです。。

週足チャートの動向

週足の売買高が、先週、少し細った点がきになるところです。イスタンブールのローンチが無事完了したことを受けての閑散商いということなのか。

ファンダメンタル進捗

12月8日 – イスタンブールのメインネットが無事ローンチされました。これに伴う各取引所のハードフォーク対応も順次進められています。

重要情報につき先週と同じ情報を掲載。:

簡単にイスタンブールの位置付けを説明すると、現在のEthereumのプロジェクト・ステータスは、メトロポリタンであり、PoS型への完全移行を完了したバージョンであるセレニティの一歩手前のステータスです。イースタンブールは、そのメトロポリタンの内部プロジェクトです。また、イスタンブールはフェーズが二つに別れており、今回はその1回目。二回目は2020年中を予定しています。Ethereum 2.0の全貌については、「こちらの記事」にまとめています。

今週は、イスタンブールリリース前週にあたりますが、それほど大きなニュースはないです。

今後の見通し

目下注目は、PoW型からPoS型への移行が主目的である、Ethereum2.0(セレニティ)プロジェクトが最大の焦点で、一部の投資家は、これが完了するまで投資は控えている動きがあるようですが、僕は、イーサリウムはセレニティへの移行は、特に大きな遅延なくやり切れると見ています。それだけの人材を持っているチームです。

年末モードに入ってきているため、BTCに大きな動きが出てこない限りは、ETHも動かないと見ています。その意味で、12月15日が焦点ですね。

その他、Ethereum(イサーリウム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

BNB – 先週に続いて、$15近辺に強い下値抵抗ライン上をホバリングする展開。

チャート分析

日足チャート

$15前後に形成している下値抵抗ラインをホバリングしています。少し売買高が細ってきているのが気になります。

週足チャート

$15の次の抵抗ラインは、$10前後にあります。$10の持ち合い相場は長く続いていたため、ここの下値抵抗ラインはかなり強いと見ています。週単位の売買高は平均レベルで終わりましたね。

ファンダメンタル進捗

12月3日 – Tezosのステイキングサービスも開始しました。現在のところ、年利6%から7%のリターンです。

12月4日 – バイナンスのレバレッジ取引が市場に与える影響についての分析レポートが出ました。

12月4日 – バイナンスでもATOMのステイキングサービスが開始しました。今までは、専用のデリゲーションウォレットに送金する必要があったのですが、不要になるので手間は省けます。平均リターンは、年利6%-9%です。僕が使っているCosmostationは、9.2%ほどもらえているので、うーん、手間ですがリターンはこちらの方が高いですね。

12月4日 – 新しいLaunch PadディールのTroyのトークンセールス結果です。

12月5日 – バイナンスの新しいコミュニティ投票ラウンドNo.4が開始しました。COTIとVITEです。

12月7日 – BNBトークンのパフォーマンスが、今年は、ビットコインよりもよかった点(BTCが約2倍である一方、BNBは約3倍)を受けて、BloombergがBinanceを取り上げています。

今後の見通し

今週は、ATOMとTezosという大型銘柄のステイキングサービスが発表されましたが、いずれもトレーディング市場に影響を与える材料ではないので、価格にはほとんど影響を与えなかったというところですね。

しばらくは、BTCが、$6,500近辺の攻防を続けると同時に、BNBは、$15近辺の攻防を続けるとみています。今回のトライを入れて最低でも3回は試すとみており、そこでほぼ動かない状態が続けば、ここを下値抵抗ラインにして、再び上昇に転じていくとみていますが、ここを割ってくるようですと、次の抵抗ラインは、$10前後になってきます。現時点の$15近辺で押し目を入れておくことは悪くない判断ですが、先に話をしたように、最低でも3回はこの下値抵抗ラインをトライしてくると見ているので、より安全を見たい方は、3回目ぐらいのトライで押し目買いを検討するのがよいかもしれません。なぜなら、その手前に、$15を深く割る展開になった場合は、$10近辺まで下がるリスクがあるからです。

また、BinanceのBNBのトークンエコノミー 戦略が修正されているのを実感しています。それまでは、IEOを活用したトークンエコノミー が主力でしたが、やはり、僕の分析でもまだ未上場の優れたプロジェクトのネタが枯渇しつつあり、新たな有望銘柄が育ってきていないので、それを武器にトークンエコノミー のネットワーク効果を高めるのは現実的ではないと判断しているようで、ステイキングVenusによる新興国の市場開拓に力を入れているとみています。後者はは、IEOに比べると数字として出てくるまでに時間はかかりますが、米国のリセッションがはじまった際に、世界的な金融危機が発生することで、新興国でのBTCを中心した仮想通貨買いと各国法定通貨にペッグされたステーブルコインの利用促進が進むと見ており、そこに向けた着実な仕込みだと判断しています。

その他、Binance(バイナンス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

 

BAT – ファンダメンタル好材料が拡充してきており、軟調相場ながらもいい押し目買いどきと見ている

チャート分析

日足チャート

直近の上昇相場で構築していた$0.23近辺の抵抗ラインを一気に抜ける形で下落してしまいました。その場合は、次の抵抗ラインは、$0.17前後です。$0.20近辺で耐えている相場ですが、$BTCの軟調が続くことを想定すると、$0.17水準まで下がる可能性は十分あるとみています。

週足チャート

BNBに比べると、地合いが少し弱いですね。ただ、売買高は高水準をキープできているので、ファンダメンタル材料の改善を受けて、人気銘柄に成長してきているのは間違いないと思います。

ファンダメンタル進捗

12月3日 – ギビングチューズデーのキャンペーン結果です。ウィキペディアをはじめ様々なNPO運営の良質メディアにBraveの広告枠が解放されました。


12月5日 – プライバシーコントロールを気にするユーザーならば、ChromeではなくBraveを使うべきという記事です。その通りなのですね。

12月6日 – 月間アクティブユーザーが1,000万を超え、今年一年の成長率は3倍です。2018年に比べて成長スピードが上がっています。また、認証済みパブリッシャーの数(LifeForEarthも認証済みパブリッシャーです)jは、今年1年で12倍になりました。かなり成長力が上がってきています。

 

今後の見通し

ファンダメンタルで好材料は続いており、単体銘柄としてのモメンタム形成もできつつあるので、BTCの軟調時は、積極的に押し目買いを入れていきたいところです。$0.17あたりまで下げてくるようならしっかり押し目買いを入れたい展開です。

中長期ではブロックチェーン業界全体における非中集権型インターネットのモメンタムは、まだ生まれてきたばかりで、これが本格化するほど、BATは成長していくと見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、Brave Browserの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ZRX -引き続き、 $0.20から$0.22の間にある下値抵抗ライン上でのもみ合いが続くとみる

チャート分析

日足チャート

BTC下落前に、価格調整局面にきていたため、$0.27の抵抗ラインを割って、一気に下げる展開になりました。$0.20から$0.22あたりに下値抵抗ラインがあるため、その上の$0.23前後でもみ合っている感じですね。しかし、反発力もしっかりとあるので、BTC相場が回復してきていないので、大きくあげる展開にはならないと見ていますが、$0.20から$0.22を耐える展開はしばらく続くと見ています。

週足チャート

下ひげを出す展開が続いているので、やはり、この価格帯が抵抗ラインとして形成されつつあるようですね。

ファンダメンタル進捗

12月7日 – 今週の0xのアップデートブログです。V3のメインネットローンチが完了したことを受けて開発チームが、色々なブロックチェーン系ミートアップで、アップデート内容のプレゼンを行なっています。

また、数字進捗は以下の通りです。MoMとは月次の成長率です。まだまだ穏やかな成長カーブですね。アカウント数の成長が今週飛び抜けているのは、Gods UnchainedというブロックチェーンゲームのNFT市場がオープンしたことを受けてです。

売買高
-Trade volume: $33,043,446 (+8.2% MoM)
-Trade count: 99,237 (+162% MoM)
-Fill volume: $33,245,689. (+9% MoM)
-Fill count: 107,724 (+184% MoM)

アカウント数
-Unique makers: 1,496
-Unique takers: 848
-Unique addresses: 2,143

売買高ランキング
ETH: $28,333,857 (+2% MoM)
USDT: $16,298,015 (+3% MoM)
DAI: $8,217,533 (-9.4% MoM)
USDC: $6,805,199 (+13% MoM)

リレイヤーランキング:
Tokenlon: $16,323,344 (+3.1% MoM)
Radar Relay: $12,100,025 (+4.3% MoM)
DeversiFi: $2,241,464 (+16% MoM)
0x-based RFQ systems: $1,512,559 (+100%)
TokenTrove: $325,602
Paradex: $162,730 (+129% MoM)

今後の見通し

他のDEXとの接続機能は、0xが圧倒的に優位に立つための機能なのですが、市場ではあまりそれが理解されていないように思います。今回の施策で、他のDEXプレイヤーは、ほぼニッチ化することが決定的となりました。しかしながら、インフラレイヤーのテクノロジーは各機能やプロダクト戦略を理解できる投資家が少ないため、実際に評価され出すためタイムラグがでる傾向にあります。

12月2日のV3ローンチに対しては、市場はそこまで反応せず、小動きですね。多少タイムラグが出るのかきになるところではあります。引き続き、予想では、BTCが下落基調に入るより前に価格調整に入ったことから、BTCの軟調が終わるまでに、上昇傾向に転じると見ています。

その他、0xプロトコルの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

MKR – $500前後に下値抵抗ラインを形成中

チャート分析

日足チャート

$500を大きく割れる展開になると、つかさず買いが入ることから、$500前後に下値抵抗ラインを形成しつつあるのが読み取れます。特に、12月5日の大きな下げ相場で、直近の最大売買高を記録したので、ここで買い勢力と売り勢力の相当な攻防戦があったことが影響していると見ています。

週足チャート

まあ、週足レベルでみると大したことはありません。笑

ファンダメンタル進捗

12月3日 – BitTrexのマルチコラテラルDAIの対応が完了しました。

12月4日 – DAIの総発行数が50Mを超えました。

12月6日 – CoinbaseのVISAカードの扱い銘柄にDAIが追加されました。個人向けの利用が進むと思います。

12月8日 – DAIの数字進捗です。

DAIの総発行上限数は 178M DAI
DSRは 4%
ETH-Aの債権発行上限は75M

です。

12月8日- 新型DAIのロックアップETH数が、SAI(旧DAI)のロックアップ数を超えました。マルチコラテラルDAIへの順調な移行が進んでいますね。

12月9日 – GSM(Governance Security Module)という新たな仕組みの導入が検討されています。MakerDAOのプラットフォームにアップデートをかける際に、MKRホルダーが、リスクチェックを行う仕組みです。考え方は賛同できるので、どのような運用ルールでやろうとしているのか、気になります。

12月9日 – コミュニティ投票が実施中です。ステービリティ手数料のレンジが注目ですね。0%から8%。対インフレ対策を考えると、0%はないですが、KAVAなども出てきているので、あまり高い手数料設定は、成長の足かせになります。

今後の見通し

今週は反発する動きがメインとなりました。マルチコラテラルDAIが、今週、CoinbaseとKrakenという大手プレイヤーでの対応が完了しましたから、徐々にファンダメンタルの好材料が市場に織り込まれていくと見ています。

最近、色々と積極的な仕掛けを打ってきているMakerDAOですが、ファンダメンタルの改善が大きいですが、その理由は、MakerDAOの競合に当たるKAVAがCOSMOSやBinanceの支援を受けて立ち上がってきているので、追いつかれまいとする動きがMakerDAO側に起きているためと見ています。また、Binancegが力を入れてきているステイキングサービスへの対抗意識もあるでしょう。やはり、競合ゼロは望ましくなく1社か2社ぐらいは競合がいた方が、イノベーションは加速するということですね。KAVAについては「こちらの記事」にまとめています。

また、今後の事業展開として、MakerDAOは、ジャックドージー率いるSquareと組むべきでだと考えています。ETHやBATを使ったトランザクションレンディングは、かなり市場発展に貢献できると考えています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、MakerDAOの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

CRO – 先週は下げすぎとの判断で、取引所サービスのベータローンチも好材料視され、今週は回復相場へ。

チャート分析

日足チャート

おそらく、価格が下げすぎていると評価されて、今週は、回復相場の展開になりました。

週足チャート

OKexに上場されたのが6月24日週になりまだデータ少ないので、チャート分析に耐えられるレベルではないです。

ファンダメンタル進捗

12月4日 – 取引所サービスのベータローンチが完了しました。このプロダクトポーフォリを踏まえると、ほぼ競合は、Coinbaseになってきましたね。

12月6日- CROトークンのエアドロップを実施予定のようですね。

 

今週の見通し

取引所サービスも開始したので、現時点では、ほぼ直接競合はCoinbaseになってきた印象を受けます。プロダクトポートフォリオがほぼ同じですね。ただ、加盟店開拓が始まってくると、潜在的にはジャック・ドージーのSquareが提供するCashが競合になってくると見ており、ここは、アルトコインではCrypto.comに対抗できるプレイヤーは育っていないので、市場の盛り上がりと共にあげてくると見ています。

その他、Crypto.com(クリプトドットコム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ATOM – バイナンスのATOMステイキング開始も好材料視され、$2.9前後の攻防に買い勢力が勝ち、価格回復する展開へ

チャート分析

日足チャート

$2.9前後に下値抵抗ラインからの反発力が非常に強く、今週で、完全に買い勢力が勝ちました。バイナンスでATOMステイキングがスタートしたことも好材料視されたとみています。

週足チャート

ただ、週足が、ちょっと釣り天井のような動きになっているので、気になりますね。

ファンダメンタル進捗

COSMOSの今週の数字進捗です。デリゲート解除の値が伸びていますね。おそらくですが、バイナンスがATOMステイキングを開始したので、保有ATOMをバイナンスに移行するユーザーが増えているのではないか?と見ています。他の要因で考えられるのは、価格もある程度回復したので、年末に向けて利確する動きかもしれません。ATOMのデリゲーション解除から引き出し可能になるタイミングは1ヶ月です。

デリゲーション:
デリゲート: 304,375⬆
再デリゲート: 28,203⬇
デリゲート解除: 1,627,849⬆

リワード: 57,579⬇

トランザクション:
成功数: 3859⬇
失敗数: 23⬇
失敗数: 0.6%⬇

送金数: 1,462,561⬇

今後の見通し

$2.9前後の持ち合い相場は、長く続いていましたから、ここの下値抵抗ラインはかなり強いとみており、この前後での押し目買いは、手堅いとみていますが、反発力もかなりあるので、BTCが再び$6,500をトライする中で、$2.9まで下げる可能性はそれほど高くはないと見ています。安値買いを狙っているユーザーは、BTCの下落につられて下がっているときに出た安値を拾うのが妥当な選択とみています。

ファンダメンタルの好材料として、ステイキング市場が、多くの投資家の注目を集め出し出しました。以前から、僕は、DeFiの中でも、MakerDAOに自分の保有トークンを預けて利用するモデル以外のユースケースは、ほとんどDeFiとしての本質的価値がないと問題点を指摘しており、COSMOSなどのステイキングモデルの方が、より現実的かつ拡張性の高いDeFiユースケースと評価していたことが、ようやく市場の多くの投資家が認めてきたと実感しています。

そして、その動きは、Binanceが顕著に呼応していますね。ステイキングサービスとレンディングサービスを平行で展開し、ステイキングの方が圧倒的にユーザーの伸びがよいことを確認次第、ステイキングサービス重視にフルシフトしています。Binanceリサーチのこちらのレポートを読むとその点がよりクリアにわかると思います。このDPoSというイノベーションを普及させたCOSMOSに評価が集まるのは当然ですね。

やはり、僕の市場に対する見通し評価は、実際の市場反応に比べる最低で数ヶ月以上先行しているようですね。ネタによっては1年以上先行していると実感しています。今回のステイキング市場への投資家が注目するタイミングは、6ヶ月ほどのタイムギャップが生じています。改めてその実感を覚えました。この感覚を上手くあつかった投資方法を今後も実践していこうと思います。

その他、COSMOS(コスモス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

#2につづく。

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