アルトコイン週次分析 #1 -2019.12.30-2020.01.05-BNB、BATがBTCに先行し上昇傾向。ATOMは独自トレンドを形成中

僕が投資しているアルトコインの週次分析で、期間は、2019.12.30-2020.01.05です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のUSDTとのペアになり、そのチャートデータを加工したものになります。Binanceに上場されていないMKRとCROは、OKExのUSDTペアになります。価格は全てUSドルベースです。

目次

ETH – BTCに連動。しかし、上昇力がBTCほどはない。

チャート分析

日足チャートの動向

BTCの上昇基調に合わせた動きを取っていますが、BTCほどの上昇力は持っていません。

週足チャートの動向

週足の売買高は比較的高水準なので、人気が衰えているわけではないですね。

ファンダメンタル進捗

1月6日: イスタンブールのリリースに伴うハードフォークも無事完了し、ブロック生成時間の短縮にも成功しました。マイナーのPoS移行を促すディフィカルティボムの実装も完了しているので、段階的に、PoS型のEthreum2.0への移行が進んでいます。


Ethereum 2.0の全貌については、「こちらの記事」にまとめています。

今後の見通し

目下注目は、PoW型からPoS型への移行が主目的である、Ethereum2.0(セレニティ)プロジェクトが最大の焦点で、一部の投資家は、これが完了するまで投資は控えている動きがあるようですが、僕は、イーサリウムはセレニティへの移行は、特に大きな遅延なくやり切れると見ています。それだけの人材を持っているチームです。

BTCの逆三尊型が完成した場合のETH側の上昇力が注目ポイントですね。予想では、時価総額もかなり大きいため、デジタルゴールドのBTCほどの上昇力は得られないと見ています。そこまでアロケーションはしていないのでファンドパフォーマンスへの影響は軽微です。

その他、Ethereum(イサーリウム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

BNB – $10前後の下値抵抗ラインは、死守できるか?当時に押し目買いのチャンス

チャート分析

日足チャート

BTCよりも先に上昇トレンドに入る傾向が出てきているように見えます。この動きは2019年の年初も同じでしたね。

週足チャート

黒のラインで示しているように、$10前後にあるもっとも強い抵抗ラインより少し上のラインで耐えたため、抵抗ラインに何回かアタックがかかったBTCに比べて、地合いは強いです。

ファンダメンタル進捗

1月3日 – Binanceが、Loomnetworkのステイキングサービスの取り扱いを開始しました。

1月3日- Binanceが発行するNFTが、ENJINのマーケットプレイスでトップランク入りしています。

1月4日 – Binance CEOのCZの年始インタビューが掲載されました。買収案件をいくつか進めているようですが、主な対象は間違いなくゲーム関連NFTのマーケットプレイスなどになると見ています。おそらく2020年のこの市場でもっとも成長する領域でしょうからね。

1月5日 – Bitcoinの11周年を記念したBTCを50%オフで購入可能なプロモキャンペーンが開催中です。

1月6日 – バイナンスのUSDステーブルコインのBUSDがニューヨーク州政府に承認されたようです。

1月6日:新たなCommunity VotingによるIEO案件が開始しています。

今後の見通し

年末モードに入ってきているため、商いが少しずつ閑散としてきている中、ジリジリと下げている展開ですので、年内の$13.88の最安値トライは再度あるように思います。

また、BinanceのBNBのトークンエコノミー 戦略が修正されているのを実感しています。それまでは、IEOを活用したトークンエコノミー が主力でしたが、やはり、僕の分析でもまだ未上場の優れたプロジェクトのネタが枯渇しつつあり、新たな有望銘柄が育ってきていないので、それを武器にトークンエコノミー のネットワーク効果を高めるのは現実的ではないと判断しているようで、ステイキングVenusによる新興国の市場開拓に力を入れているとみています。後者はは、IEOに比べると数字として出てくるまでに時間はかかりますが、米国のリセッションがはじまった際に、世界的な金融危機が発生することで、新興国でのBTCを中心した仮想通貨買いと各国法定通貨にペッグされたステーブルコインの利用促進が進むと見ており、そこに向けた着実な仕込みだと判断しています。

$10より上で耐えて、上昇基調に入る傾向が出てきているので、よい具合です。また、今年は何件か買収もやるようで、NFT関連を想定していますが、その辺りのファンダメンタル材料も上昇要因になるので、期待できると見ています。BTCの逆三尊型が完成したら、押し目買いを入れる考えです。

その他、Binance(バイナンス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

 

BAT – BTCより先に上昇トレンドに入ったか。

チャート分析

日足チャート

12月前半に持ち合ったラインを12月下旬から超えてきており、BTCより先に上昇トレンドを形成する動きが明示的になっています。BNBより明らかですね。

週足チャート

週足もようやく陽線が出てきており、かつ売買高は上昇傾向にあるのでよい動きです。8月の最安値を$0.1326を割らずに耐えて、上昇トレンドに入った点はとてもよいと思います。

ファンダメンタル進捗

特にありませんでした。

また、Braveの広告システムに登録しているパブリッシャーの最新数値は、「こちらのサイト」で確認できます。参考にしてください。

今後の見通し

ファンダメンタルの好材料もしっかり出てきていながら、まだまだ市場評価されていない割安銘柄です。

BTCが逆三尊型を完成させたら押し目買いを入れる考えです。

中長期ではブロックチェーン業界全体における非中集権型インターネットのモメンタムは、まだ生まれてきたばかりで、これが本格化するほど、BATは急激に成長していくと見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、Brave Browserの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。また、現状、広告収入が日本市場における、BATがBAPというポイント扱いになっている点に関する僕の見解は「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。

ZRX -$0.15前後への価格トライのタイミングは、よい押し目買いになるとみる

チャート分析

日足チャート

黒のラインで示しているように、去年9月に持ち合ったラインを下回る状態がまだ続いているので、辛抱のときですね。BTCが上昇傾向に入れば、つられて上がっていくと思いますが、BNBやBATの上昇先行の動きはなく、売買高も上がってきていないため、まだ本格成長期に入るには時間がかかりそうです。

週足チャート

8月下旬につけた$0.1496より手前で耐えている状態です。BTCが上昇トレンドに入ればつられて上がるため、耐えられるとは見ています。

ファンダメンタル進捗

12月27日: Coinbaseのデータによる、Coinbaseユーザーの中でもっとも長期保有対象になっている銘柄は、ZRXのようです。V3のMarketMakerのステイキングサービスがまだ運用開始になっていない段階で、この傾向は素晴らしいと言えます。これが実装されれば更に長期保有メリットが増すので期待大です。

1月1日 – CEOのWillの2019年の振り返りと2020年の抱負についてです。DEXやDeFi市場の現状を知る上で色々と参考になることが書かれています。

今後の見通し

他のDEXとの接続機能は、0xが圧倒的に優位に立つための機能なのですが、市場ではあまりそれが理解されていないように思います。今回の施策で、他のDEXプレイヤーは、ほぼニッチ化することが決定的となりました。しかしながら、インフラレイヤーのテクノロジーは各機能やプロダクト戦略を理解できる投資家が少ないため、実際に評価され出すためタイムラグがでる傾向にあります。

Coinbaseで、長期保有銘柄No.1になっている点は高く評価しています。0xの本質的価値を理解している投資家が、北米には多いように思います。BTCが逆三尊型を完成させたら押し目買いを入れる考えです。

その他、0xプロトコルの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

MKR – $500を深く割れるタイミングは良い押し目買いと判断

チャート分析

日足チャート

BTCの上昇に合わせて上向いてきてますね。

週足チャート

週足はおもだった動きがないため、割愛します。

ファンダメンタル進捗

12月27日 – DAIの発行上限を更に引き上げるExecutive Votingが実施中です。

12月31日 – DAIとSAIの金利手数料条件を決める投票が行われています。両者とも上昇基調の投票条件ですね。

12月31日 – MakerDAOのCOOであるStevenが、CES2020でキーノートスピーチをするようです。これはなかなかに良いPR効果が得られそうです。

1月2日のDAIのロックアップ率が上昇中です。順調のようですね。

今後の見通し

引き続き、$500を深く割る価格展開は、よい押し目買いになると見ています。

最近、色々と積極的な仕掛けを打ってきているMakerDAOですが、ファンダメンタルの改善が大きいですが、その理由は、MakerDAOの競合に当たるKAVAがCOSMOSやBinanceの支援を受けて立ち上がってきているので、追いつかれまいとする動きがMakerDAO側に起きているためと見ています。また、Binanceが力を入れてきているステイキングサービスへの対抗意識もあるでしょう。やはり、競合ゼロは望ましくなく1社か2社ぐらいは競合がいた方が、イノベーションは加速するということですね。KAVAについては「こちらの記事」にまとめています。

DAIのDSRも順調に立ち上げが進んでいるので、DeFiとしての機能性が確実に上がってきています。また、今回のMaker財団の資金調達で参加する新たな投資家がアジア展開を加速させることにも期待が持てます。

また、今後の事業展開として、MakerDAOは、ジャックドージー率いるSquareと組むべきでだと考えています。ETHやBATを使ったトランザクションレンディングは、かなり市場発展に貢献できると考えています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、MakerDAOの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

CRO -引き続き、取引所サービスのベータローンチも好材料視され、今週も回復相場へ。

チャート分析

日足チャート

おそらく、価格が下げすぎていると評価されて、 先週に引き続き今週も回復相場の展開になりました。売買高もそれなりに出ています。

週足チャート

OKexに上場されたのが6月24日週になりまだデータ少ないので、チャート分析に耐えられるレベルではないです。

ファンダメンタル進捗

12月31日 – 北米市場の進出を加速しており、1月15日から17日にかけて開催されるThe North American Bitcoin Conference 2020のゴールドスポンサーになり、SVPによるキーノートスピーチもやるようですね。

今週の見通し

取引所サービスも開始したので、現時点では、ほぼ直接競合はCoinbaseになってきた印象を受けます。プロダクトポートフォリオがほぼ同じですね。ただ、加盟店開拓が始まってくると、潜在的にはジャック・ドージーのSquareが提供するCashが競合になってくると見ており、ここは、アルトコインではCrypto.comに対抗できるプレイヤーは育っていないので、市場の盛り上がりと共にあげてくると見ています。

取引所事業の実績が出てきて、かつこの実績が加盟店開拓の数字に現れてくるまでは追加買いは入れる考えはないです。

その他、Crypto.com(クリプトドットコム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ATOM – BTCとは異なるトレンドを形成中。

チャート分析

日足チャート

僕のポートフォリオ相場の中では、最も今のBTCの下落基調に価格抵抗力を発揮している銘柄です。12月15日に$4.668をマークしてより、価格調整局面にあります。その点もあり、BTCが上昇基調ですが、ATOMは下落貴重です。この傾向を維持できるようですと、BTC相場からの影響力を排除していけるので、かなり良い動きになります。注目です。

週足チャート

9月中旬から上昇トレンドを開始し、すでに2回の山を作ったので、1回目の山に比べると長い価格調整局面に入りつつあります。

ファンダメンタル進捗

今週は特にありません。

今後の見通し

BTCの3回目の$6500前後のトライに合わせた安値を拾う考えでしたが、BTCが逆三尊型を形成しつつあるため、ATOMもあまり下がっていません。なので、押し目は入れず、様子を見たいと思います。

また、今回、COSMOS HUBに接続されていたD-liveを運営するLino-Networkのブロックチェーンが、TRONブロックチェーンにマイグレーションされることが決まったため、COSMOS側がどのように対応してくるかも注目しています。COSMOS側にとっては、うまく活用すれば、とてもいいビジネスチャンスになるからです。COSMOSは、現在、EthermintをCOSMOS HUBに構築し、Ethereumから卒業してくるブロックチェーンがスムーズにCOSMOS HUBに流れてくる仕組みを作っています。これは、優れたプロダクト戦略です。しかし、今回のパターンは逆で、そもそもCOSMOS HUBに接続されていたブロックチェーンが、別のBaaSに移行します。このようなケースも当然起こりうる訳で、この対応策としては、Blockchain Interoperabilityを目指すCOSMOSとしては、メジャーなBaaSには全て接続しておいた方がいい訳です。なので、Ethermintに相当するTRONMintのような仕組みを今回実装してくるか、または別のアプローチをとるのか注目しています。

ファンダメンタルの好材料として、ステイキング市場が、多くの投資家の注目を集め出し出しました。特にバイナンスでのATOMステイキングの取り扱い開始が大きかったように思います。以前から、僕は、DeFiの中でも、MakerDAOに自分の保有トークンを預けて利用するモデル以外のユースケースは、ほとんどDeFiとしての本質的価値がないと問題点を指摘しており、COSMOSなどのステイキングモデルの方が、より現実的かつ拡張性の高いDeFiユースケースと評価していたことが、ようやく市場の多くの投資家が認めてきたと実感しています。

そして、その動きは、Binanceが顕著に呼応していますね。ステイキングサービスとレンディングサービスを平行で展開し、ステイキングの方が圧倒的にユーザーの伸びがよいことを確認次第、ステイキングサービス重視にフルシフトしています。Binanceリサーチのこちらのレポートを読むとその点がよりクリアにわかると思います。このDPoSというイノベーションを普及させたCOSMOSに評価が集まるのは当然ですね。

やはり、僕の市場に対する見通し評価は、実際の市場反応に比べる最低で数ヶ月以上先行しているようですね。ネタによっては1年以上先行していると実感しています。今回のステイキング市場への投資家が注目するタイミングは、6ヶ月ほどのタイムギャップが生じています。改めてその実感を覚えました。この感覚を上手くあつかった投資方法を今後も実践していこうと思います。

その他、COSMOS(コスモス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

#2につづく。

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