ビットコイン週次分析-2020.01.06-01.12-逆三尊型を完成したと判断。次はライジングフラッグか。

ビットコイン週次分析で、期間は、2020.01.06-01.12です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のBTC/USDTを加工したものになります。価格はUSドルベースです。

チャート分析

日足チャートの動向

僕が引いたトレンドラインを踏まえると、やはり、1月10日につけた$7672で、完全に教科書通りの逆三尊型を完成したと見ています。特に、1月10日の陽線の出方が判断材料でした。おそらく、結構な投資家が、逆三尊型が完成したと判断して買いを入れての値動きになったと見ています。なので、翌日の11日にかなり買い増しをしました。先週の分析は「こちら」です。

日足チャートを遠目で見ると、1月3日から8日までの上昇相場を起点にライジングフラッグを形成する動きも見えてきています。

週足チャートの動向

先週の売買高は、非常に高水準でした。この点からも、地合いの強さが確認できます。

ビットコインのハッシュレートの推移

Blockchain.comからのデータです。ハッシュレートが、再び、上昇基調に入っています。1月12日時点の数値は、103,577,131。ここも来週から週次の上昇率をまとめて行こうと思います。この背景にあるのは、やはり、2020年5月に予定されている、「ビットコインの報酬半減期」の到来前に、できる限り多くBTCを手に入れて行こうとするマイナーの活動が活発化しているかでしょう。現在の12.5BTCから6.25BTCに半減します。

検索キーワードのトレンド

 

モメンタムを計測するための分析です。今週(1月5日から11日)は、6月23日週の値を100として44です。先週(12月29日から1月4日)の値は33でしたから+11でした。先週、イラン問題にどこまで反応するかが注目になると買いていましたが、やはり、反応してきていますね。値段もまだ決して高くはないので、値上がりを受けての注目よりかは、ビットコインにラストリゾート買いの動きが出てきていると見ています。

USDTの値動き

BTCへの資金流入・流出は、基本、法定通貨からの流入か、ステーブルコインからの流入の2パターンがあります。特に、後者が値上がりを起こしている場合は、BTCの購入を準備し始めている動きと捉えることができ、逆に、値下がりを起こしている場合は、法定通貨(基本USD)への利食いが発生している、資金流出が発生しているときと理解することができます。USDTは、ステーブルコインの中で、最大規模を誇るため、この値動きを継続的に追うこと意味があります。

$8455をつけた8日、当日の下落と翌日9日の下落を受けて、USDTも落ちていますね。利食い売りが出たのがわかります。その後、10日の反発相場で再び、$1.0を超えている点もBTC価格と連動しているのがわかります。現時点では、まだわずかに$1より下の値動きなので、まだ少し売り勢力の方が強い感じですね。

BTCのドミナンスレートと全体時価総額の推移比較

 

今週の市場全体の時価総額の終値は、$218,213,334,162、先々週の終値($198,357,457,812)に対して、+10.01%。そして、BTCのドミナンスレートの終値は、68.03%、先々週の終値68.92%に対して、-1.3%。わかりやすい相場展開で、アルトに資金が流れてますね。

また、仮想通貨投資の初心むけの参考情報として、Binance ResearchよりBTC投資のパフォーマンスデータのレポートが出ました。気迷い相場になると投げ売りしてしまう個人投資家が多いと思いますが、このレポートが伝えているのは、そういう時に長期保有を選択した個人投資家が220%と、もっとも高いリターンを得ているということの裏付けです。仮想通貨の投資の世界は、ビットコインもアルトコインも不確実性の高いベンチャー投資であり、ボラティリティも高いので、プロのトレーダーでもない限り、短期売買でリターンを得ようとは思わないことです。

ファンダメンタルの進捗

1月9日 – 僕のTwitterをフォローしている人であれば知っていると思いますが、僕は、イラン軍による民間機撃墜のことをすでに予想していました。

1月9日 – スクエニがブロックチェーンゲーム市場に進出を考えているようで、これは業界の盛り上がりに繋がります。

1月9日 – マイニング各社とも報酬半減期前の競争を激化させつつあります。

1月11日 – アメリカの株式市場の「リスクオン」の寿命があとどれぐらい残っているか?が気になっています。次は業績発表ですね。アメリカ企業は、大半12月末で会計年度をしめるので、2月にほぼ出揃うことになります。

1月12日 – アラビア語で伝えている背景は、内部の反体制を勢いづけるためです。これは、イラク戦争のときにもありました。反体制派を育てるために、経済制裁は特に効果がある。そのためにドルは基軸通貨のポジションを維持することをこだわる。現地のこの辺りの活動は、CIAが確実に絡んでいることです。しかし、これをみて、アメリカ政府を非難するのは実に視野が狭い発想。なぜなら、オバマ大統領であれば、非核化に真剣に取り組んでいたこともあり、このような対応はしなかったであろうからです。

1月13日 – イラン戦争の確率が上がってきました。

 

BTC市場の今後の見通し

2020年全体の見通しは、「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。1年を通じて検証も行っていこうと思います。

米国経済がリーマンショック以来の景気後退に入った際、通貨信用力の弱い途上国の中央銀行が、ドル信用低下に伴う自国通貨の信用力低下を防ぐために、ビットコインをバランスシートに組み入れると見ており、この強力なファンダメンタル材料をテコに、ビットコインが、ゴールドを超えるデジタルゴールドとしての「ラストリゾート買い」の対象となることで、2017年以来の大相場がやってくるというのが僕の大筋の向こう3年の筋書きです。その大相場の展開前には、BTCは、前回の最高値である$20,000は既に超えた状態でやってくると見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

アメリカの政治経済の現時点の構造的な課題が原因で、2020年のトランプ再選は十分あると見ており、それによって、米国の景気後退のタイミングは早くなると見ています。シグナルは、前回のリーマンショックのときと同じ、米国国債の短期金利と長期金利の逆転現象「逆イールド現象」です。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。その点を踏まえた上で、現時点は、まだまだ準備段階の相場展開と言える状態ですから、市場のボラティリティは高い状態ですが、底入れ感があるところでは、中長期保有目的での押し目買いは、中長期でのリターンは大きいと見ています。

今回の「逆三尊型」完成は、今年の上昇幅にとても期待がもてる兆しと評価しています。おそらく、$20,000を超えられると見ています。また、新たなファンダメンタル材料として注目されてくるのは、「イラン戦争」の可能性ですね。イラン軍のウクライナ民間機の誤爆によって、100人以上のカナダ人が犠牲となっており、米国に近い関係のカナダが厳しいスタンスをとることは、アメリカがイランに政治的に介入する動きに対する国際世論の後押しになります。そして、米国側は、経済制裁も使いながら、明らかにイラン内に反体制派の勢力形成を促進する動きをとっており、この勢力に対してイラン政府側が大量殺人も含めた厳しい態度を撮り続けるようであると、アメリカはこれを政治的な口実にイラン戦争を仕掛ける可能性があるからです。そして、ここにビットコインに、金と同じラストリゾート買いの動きが活発化してきているので、イラン情勢との連動性が上がっています。このラストリゾート買いも米国の個人投資家がリードしているように見えます。今年は、米国の個人投資家動向が相場に与える影響が最も大きくなりそうです。

その点を踏まえると、1点気になるのは、米国株式市場で、昨年末、FRBのヨミ通り、「リスクオン」状態に入り、株式市場は最高値更新銘柄が多く出たのですが、イラン情勢を受けて下落する場面も出てきています。ある程度の期間は、リスクオンの状態で、余剰資金がビットコインに回ってくるのが理想的と考えているため、この微妙な市場のバランス構造を、米株式市場がいつまで維持できるのかが最も気になっています。

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

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