アルトコイン週次分析 #1 -2020.01.06-01.12-ZRX、CROが先行して上昇トレンドに入りつつあるか。ATOMは持ち合い。

僕が投資しているアルトコインの週次分析で、期間は、2019.12.30-2020.01.05です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のUSDTとのペアになり、そのチャートデータを加工したものになります。Binanceに上場されていないMKRとCROは、OKExのUSDTペアになります。価格は全てUSドルベースです。

ETH -BTCが持ち合う中、下値を切り上げる展開。

チャート分析

日足チャートの動向

BTCが持ち合い基調である中、少しずつ下値を切り上げてきています。

週足チャートの動向

週足の売買高は比較的高水準なので、人気が衰えているわけではないですね。

ファンダメンタル進捗

1月11日 – ConsenSysの共同創業者が、イサーリウム2.0の完成形であるセレニティのリリースが年内完了が可能であると予測しています。ビットコインに勢いが出てきているので、年内にリリース完了できれば、少し停滞気味のイーサリウムも再び人気が出てくる可能性があるため、ここは頑張って欲しいですね。


Ethereum 2.0の全貌については、「こちらの記事」にまとめています。

今後の見通し

目下注目は、PoW型からPoS型への移行が主目的である、Ethereum2.0(セレニティ)プロジェクトが最大の焦点で、競合で後発組のEOSなどがすでにPoSでMainnetを運用しているため、一部の投資家は、セレニティのリリースが完了するまで投資は控えている動きがあるようですが、僕は、イーサリウムはセレニティへの移行は、特に大きな遅延なくやり切れると見ています。それだけの人材を持っているチームです。

僕は、BTCは逆三尊型を完成させたと見ていますが、ETHは徐々に下値を切り上げつつあります。セレニティのリリースが年内に間に合うという観測も出ているため、先週の下値の切り上げ方を見ていると、場合によってはその期待値で強い上昇トレンドを形成する可能性はあります。

セレニティの年内リリースは不確実性が高い話なので、追加買いはせず様子を見たいと思います。

その他、Ethereum(イサーリウム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

BNB -下値を切り上げつつも、まだ上値は重たい状態。確実な上昇トレンド入りは少し先か。

チャート分析

日足チャート

BTCよりも先に上昇トレンドに入る傾向が出てきているように見えます。売買高も水準をあげて来ています。ただし、下値を切り上げるカーブに対して上値がまだ重いため、本格的な上昇トレンドに入っているわけではありません。

週足チャート

黒のラインで示しているように、$10前後にあるもっとも強い抵抗ラインより少し上のラインで耐えたため、抵抗ラインに何回かアタックがかかったBTCに比べて、地合いは強いです。

ファンダメンタル進捗

1月8日 – オーストラリアドル、イギリスのポンド、そしてユーロのサポートが開始しました。

— Binance Research (@BinanceResearch) January 8, 2020

1月8日 – バイナンス・リサーチよりDeFiの最新レポートが発表されました。

1月9日 – チェコの法定通貨クラウン (CZK), ブルガリアの法定通貨、レバ (BGN) 、そして、ルーマニアの法定通貨レイのサポートが開始しました。

1月13日 – タイの法定通貨バーツのサポートを開始しました。

今後の見通し

BTCの逆三尊型が完成したと評価し、押し目買いを入れました。また、各国法定通貨のサポートが、相川わずの高い実行力で急速に進んでおりよい感じです。バイナンスはもう1回大きな事業成長トレンドがやってくると見ていますが、そのカギは、今、彼らが粛々と進めているこの法定通貨サポートの拡大です。これが進むことで、ビットコインが$20,000回復を実現した際に、戻ってくる個人投資家や、また、本格的に開始すると見ているアルトコイン投資へのリテール投資家の資金重要を取り込む重要な布石になると見ています。

BinanceのBNBのトークンエコノミー 戦略が修正されているのを実感しています。それまでは、IEOを活用したトークンエコノミー が主力でしたが、やはり、僕の分析でもまだ未上場の優れたプロジェクトのネタが枯渇しつつあり、新たな有望銘柄が育ってきていないので、それを武器にトークンエコノミー のネットワーク効果を高めるのは現実的ではないと判断しているようで、ステイキングVenusによる新興国の市場開拓に力を入れているとみています。後者はは、IEOに比べると数字として出てくるまでに時間はかかりますが、米国のリセッションがはじまった際に、世界的な金融危機が発生することで、新興国でのBTCを中心した仮想通貨買いと各国法定通貨にペッグされたステーブルコインの利用促進が進むと見ており、そこに向けた着実な仕込みだと判断しています。

その他、Binance(バイナンス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

BAT – ライジングフラッグの形成なるか。来週が勝負。

チャート分析

日足チャート

日足を見るとライジングフラッグの可能性が見えて来ました。売買高も徐々に細ってきているので、教科書通りの動きです。BTC上昇とタイミングが合えば、大きく上に動く可能性がありますが、来週で動きがないと売り勢力に押されるリスクが出てきます。

週足チャート

週足を見ると、下値の切り上げがより明確にわかります。売買高も上がってきてますね。しかし、まだ上値が重いです。

ファンダメンタル進捗

1月10日 – Braveが、iOSの人気急上昇アプリに入ったようです。今年は、期待大です。

1月11日 – CEOブレンダンの2020年の抱負です。CTR14%を達成し、アメリカ市場でかなり手応えを感じているようです。現在、31ヶ国で展開済みの広告事業を更に今年何ヶ国まで伸ばせるかですね。

また、Braveの広告システムに登録しているパブリッシャーの最新数値は、「こちらのサイト」で確認できます。参考にしてください。

今後の見通し

BTCが逆三尊型を完成させたと評価し、押し目買いを入れました。ファンダメンタルの好材料もしっかり出てきているのですが、まだ市場評価が追いついていないように思います。COSMOSのときもそうだったので、じっくり待ちます。

中長期ではブロックチェーン業界全体における非中集権型インターネットのモメンタムは、まだ生まれてきたばかりで、これが本格化するほど、BATは急激に成長していくと見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、Brave Browserの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。また、現状、広告収入が日本市場における、BATがBAPというポイント扱いになっている点に関する僕の見解は「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。

ZRX -1月8日の陽線で上昇トレンド入りか。

チャート分析

日足チャート

1月8日の急激に売買高が上昇したタイミングで、ブレイクアウトしましたね。以後、下値切り上げと上値がバランスよく上昇カーブを描きはじめています。このタイミングは、ZRXのMarketMakerのステイキングサービスの初期実績値が報告されたタイミングですね。ステイキングサービスは業界全体でトレンドに乗っているので、その評価を受けてのことだと見ています。

週足チャート

週足で見ると、より顕著にその傾向が出ています。

ファンダメンタル進捗

1月10日-ZRXのMarketMakerステイキングサービスのトークン数が、350万を超え、ステイカー数は410ID、順調なスタートを切っています。

今後の見通し

BTCが逆三尊型を完成させたと評価し、押し目買いを入れました。Coinbaseで、長期保有銘柄No.1になっている点は高く評価しています。0xの本質的価値を理解している投資家が、北米には多いように思います。

その他、0xプロトコルの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

MKR – 下値切り上げに対して上値が重い状態つづく。

チャート分析

日足チャート

BTCの上昇基調に合わせつつも、下値切り上げの水準と上値の動きがまだ噛み合っていません。売買高もまだ高水準をマークする日がないので、それが出るまでは本格的な上昇トレンドに入ったとは評価しにくい状態です。ライジングフラッグに成功すれば上昇トレンドに入ることができます。

週足チャート

週足はおもだった動きがないため、割愛します。

ファンダメンタル進捗

1月9日 – MakerDAOチームが、世界最大の家電見本市であるCES2020に出展しています。仮想通貨プロジェクトは彼だけだったようで、ある意味、目立ちますね。笑

1月10日 – エグゼクティ投票が実施中です。DAIの金利を6%から4%に落とし、その原資となる安定手数料を6%から4%に落とすという内容です。

Lower the Dai Savings Rate from 6% to 4%
Lower the Dai Stability Fee from 6% to 4%

今後の見通し

引き続き、$500を深く割る価格展開は、よい押し目買いになると見ています。DAIのSaving RateとStability Feeの連動性も運用が立ち上がり、適度な水準になってきているので、事業の高いプロダクトに成長しつつあります。

最近、色々と積極的な仕掛けを打ってきているMakerDAOですが、ファンダメンタルの改善が大きいですが、その理由は、MakerDAOの競合に当たるKAVAがCOSMOSやBinanceの支援を受けて立ち上がってきているので、追いつかれまいとする動きがMakerDAO側に起きているためと見ています。また、Binanceが力を入れてきているステイキングサービスへの対抗意識もあるでしょう。やはり、競合ゼロは望ましくなく1社か2社ぐらいは競合がいた方が、イノベーションは加速するということですね。KAVAについては「こちらの記事」にまとめています。

また、今後の事業展開として、MakerDAOは、ジャックドージー率いるSquareと組むべきでだと考えています。ETHやBATを使ったトランザクションレンディングは、かなり市場発展に貢献できると考えています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その他、MakerDAOの技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

CRO -北米市場進出も高評価され、上昇トレンド形成へ。

チャート分析

日足チャート

上昇トレンドを形成していますね。北米市場の進出も好材料視されています。

週足チャート

OKexに上場されたのが6月24日週になりまだデータ少ないので、チャート分析に耐えられるレベルではないです。

ファンダメンタル進捗

1月9日 – ユーロ市場のGMとして、ペイメントゲートウェイ事業、E-Commerce事業に経験豊富なMariana Gospodinova氏が新たに参画しました。

1月7日 – US市場での事業展開を加速させているようです。

今週の見通し

取引所サービスも開始したので、現時点では、ほぼ直接競合はCoinbaseになってきた印象を受けます。プロダクトポートフォリオがほぼ同じですね。ただ、加盟店開拓が始まってくると、潜在的にはジャック・ドージーのSquareが提供するCashが競合になってくると見ており、ここは、アルトコインではCrypto.comに対抗できるプレイヤーは育っていないので、市場の盛り上がりと共にあげてくると見ています。ユーロ市場に決済事業に精通したGMも入り、組織体制も強化されました。

取引所事業の実績が出てきて、かつこの実績が加盟店開拓の数字に現れてくるまでは追加買いは入れる考えはないです。

その他、Crypto.com(クリプトドットコム)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

ATOM – 持ち合い相場が継続中

チャート分析

日足チャート


足踏みしていますね。

週足チャート

週足の方が足踏み感がよりわかりやすいですね。ただし、売買高は高水準をキープしているので、売り勢力と買い勢力の攻防が起きているのがわかります。

ファンダメンタル進捗

今週は特にありません。

今後の見通し

BTCが逆三尊型を形成しつつあるため、ATOMもあまり下がっていません。なので、押し目は入れず、様子を見たいと思います。

また、今回、COSMOS HUBに接続されていたD-liveを運営するLino-Networkのブロックチェーンが、TRONブロックチェーンにマイグレーションされることが決まったため、COSMOS側がどのように対応してくるかも注目しています。COSMOS側にとっては、うまく活用すれば、とてもいいビジネスチャンスになるからです。COSMOSは、現在、EthermintをCOSMOS HUBに構築し、Ethereumから卒業してくるブロックチェーンがスムーズにCOSMOS HUBに流れてくる仕組みを作っています。これは、優れたプロダクト戦略です。しかし、今回のパターンは逆で、そもそもCOSMOS HUBに接続されていたブロックチェーンが、別のBaaSに移行します。このようなケースも当然起こりうる訳で、この対応策としては、Blockchain Interoperabilityを目指すCOSMOSとしては、メジャーなBaaSには全て接続しておいた方がいい訳です。なので、Ethermintに相当するTRONMintのような仕組みを今回実装してくるか、または別のアプローチをとるのか注目しています。

ファンダメンタルの好材料として、ステイキング市場が、多くの投資家の注目を集め出しました。特にバイナンスでのATOMステイキングの取り扱い開始が大きかったように思います。以前から、僕は、DeFiの中でも、MakerDAOに自分の保有トークンを預けて利用するモデル以外のユースケースは、ほとんどDeFiとしての本質的価値がないと問題点を指摘しており、COSMOSなどのステイキングモデルの方が、より現実的かつ拡張性の高いDeFiユースケースと評価していたことが、ようやく市場の多くの投資家が認めてきたと実感しています。

そして、その動きは、Binanceが顕著に呼応していますね。ステイキングサービスとレンディングサービスを平行で展開し、ステイキングの方が圧倒的にユーザーの伸びがよいことを確認次第、ステイキングサービス重視にフルシフトしています。Binanceリサーチのこちらのレポートを読むとその点がよりクリアにわかると思います。このDPoSというイノベーションを普及させたCOSMOSに評価が集まるのは当然ですね。

やはり、僕の市場に対する見通し評価は、実際の市場反応に比べる最低で数ヶ月以上先行しているようですね。ネタによっては1年以上先行していると実感しています。今回のステイキング市場への投資家が注目するタイミングは、6ヶ月ほどのタイムギャップが生じています。改めてその実感を覚えました。この感覚を上手くあつかった投資方法を今後も実践していこうと思います。

その他、COSMOS(コスモス)の技術分析、チーム分析、戦略評価などについては、「こちらの記事」にまとめています。

#2につづく。

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