バイナンスリサーチのDeFi市場動向に関するまとめ #3

3. Alt-DeFiの動向:不均質かつ遅れている

イーサリウム以外のDeFiの取り組みとして、EOS、BinanceChain、Bitcoin、Cosmosなどの取り組みを紹介する。

BitcoinのDeFiに関する主な取り組みは、決済である。その最もよく知られたものは、Lightning Networkである。

Lightning Networkの取引量を計測するのは困難なのだが、指標の一つは全体のキャパシティである、2019年年末時点で、854BTCである。また、現時点で、Lightning Network利用者向けのBTCのデポジットと引き出しを受けているのは、BitFinexだけである。

一方で、EOSは市場参加者から特定の関心を集めている。まず第1にEOSREXは、EOSエコシステムのコンピューター資源を借りたり貸したりするための仕組みで、4月に立ち上がっている。


この初期段階から、このアプリは急激な成長を実現している。しかしながら、受給関係の不均衡の課題を抱えている。供給過多の状態なのである。

しかし、2019年年末時点で、供給量は105億EOSから75.6億EOSに低下している。

更に、Kyber Networkは、イーサリウムでは特に有名だが、同様に、イーサリウムベースのKyberSwapというサービスで、他のブロックチェーンとのスワップ取引を提供している。

EOS:YoloSwap
TomoChain:TomoSwap
ETH/EOS クロスチェーン:Waterloo

また同様にMakerDAOとCompoundの成功は、同タイプのプロダクトを生み出している。

たとえば、EOSであれば、Equilibrium protocolは、MakerDAOと同タイプである。


Equilibrium protocolの合計のコラテラルは、2019年年末時点で、400万EOSであるが、時価総額は180万EOSDTのままである。

また、EOSのAcueosは、Compoundと同じである。


しかし、Compoundに比べるとだいぶ劣る。

更に、COSMOSは、Makerと同様のKavaをリリースしている。

NEOは、MakerDAOと同様のプロダクトとして、Alchemintを出している。

また、伝統的なDEXプロジェクトとしては、Binance Chain (Binance DEX), NEO (e.g., Switcheo), EOS (e.g., NewDEX), Tron (e.g., PoloniDEX)などがあげられる。

たとえば、Binance DEXは、2019年3月23日に立ち上がったが、取引高は低下傾向にある。2019年の実績として平均100億円の売買高をもつが、その大半を初期の9ヶ月で稼ぎ出している。

Switcheoは、NEOとイーサリウム間にフォーカスしたDEXである。


2019年のSwitcheoの売買高は合計49.5億円である。

その他、Bancor Networkは、EOS・イーサリウム間のDEXである。

加えて、その他のブロックチェーンインターオペラビリティのDeFIアプリでいうと、LoomNetworkは、TronとBinanceChain間のDeFIサービスを提供している。

つづく。

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