ビットコイン週次分析-2020.01.20-01.26-$8200後半台で二度耐えて、再び上昇トレンド形成か。

ビットコイン週次分析で、期間は、2020.01.20-01.26です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のBTC/USDTを加工したものになります。価格はUSドルベースです。

チャート分析

日足チャートの動向

 

予想通りの価格調整局面となりましたが、耐えた価格ラインは、僕がメインで描いていたシナリオは$8500前後ではなく、サブシナリオでお話していたライジングフラッグ前の価格ラインでした。24日に$8,238をつけてから大きく反発し、一番底となり、その翌日25日にもう1回、$8,254にヒットして、大きく反発。ここで、売り勢力側はもうこれ以上の下げはないと判断し、買い勢力側に回る連中も出てきたことで、上昇トレンドに転じているという具合です。改めて、ビットコインのボラティリティの高さを実感しました。

週足チャートの動向

上昇トレンドを形成している際の売買高は、低めになることが一般的なので、文字通りの展開となっています。週足レベルでも、少しずつトレンドラインの形成が確認できつつありますが、まだ本格的なトレンドラインにはなっていないですね。

ビットコインのハッシュレートの推移

 

Bitcoin.comからのデータです。次回難易度調整は、28日から29日の間、0:00前後です。そして、難易度は、現時点で、+5.10%(先週は+5.36%)。先週に比べると上昇枠は少し下がりましたら、今回も確実にほぼ上昇となりそうです。やはり2020年5月に控えているビットコインの報酬半減に向けたマイナーたちのBTC争奪戦が活発化している傾向が続いていることがわかります。市場にとっては、価格底上げとなるプラストレンドです。

検索キーワードのトレンド

モメンタムを計測するための分析です。先週に比べてまた少し下がりました。ファンダメンタルでも、イラン情勢など含めて相場を支援する大型ニュースもないので、持ち合いといえます。価格が再び上昇傾向を強めてくることで、数値が改善していく可能性もあります。

USDTの値動き

BTCへの資金流入・流出は、基本、法定通貨からの流入か、ステーブルコインからの流入の2パターンがあります。特に、後者が値上がりを起こしている場合は、BTCの購入を準備し始めている動きと捉えることができ、逆に、値下がりを起こしている場合は、法定通貨(基本USD)への利食いが発生している、資金流出が発生しているときと理解することができます。USDTは、ステーブルコインの中で、最大規模を誇るため、この値動きを継続的に追うこと意味があります。

先週、明確にUSDTも買い基調が強くなってきていることが確認できます。ようやく、$1.00まで回復してきましたね。

BTCのドミナンスレートと全体時価総額の推移比較

 

週半ばで、時価総額を下げ、かつドミナンスレートも上がるネガティブトレンドの傾向が出ましたが、後半から回復をみせ、最終的に、再びクロスしました。1週間の終わり方として、市場全体の時価総額の上昇に対して、ドミナンスレートの低下の方が顕著と言える展開で引けています。BTCの価格上昇がまだ比較的抑え気味の中で、ドミナンスレートの方が大きく下げているので、一部のアルトにUSDT経由で資金が流れていることが確認できます。パフォーマンスの高い、長期的成長力の高いアルトに仕込んでおくのが全体のリターンを高める上で重要と言えそうです。

また、仮想通貨投資の初心むけの参考情報として、Binance ResearchよりBTC投資のパフォーマンスデータのレポートが出ました。気迷い相場になると投げ売りしてしまう個人投資家が多いと思いますが、このレポートが伝えているのは、そういう時に長期保有を選択した個人投資家が220%と、もっとも高いリターンを得ているということの裏付けです。仮想通貨の投資の世界は、ビットコインもアルトコインも不確実性の高いベンチャー投資であり、ボラティリティも高いので、プロのトレーダーでもない限り、短期売買でリターンを得ようとは思わないことです。

ファンダメンタルの進捗

ビットバンクより、中国が旧正月入りとなっているため、相場への影響を懸念する声が大きかったこともあり、過去のアノマリー分析のレポートが出ています。全体傾向としてはほとんど影響がないということ。また、補足すると、昨年、中国政府が、仮想通貨取引に関しては、香港市場を合法化しつつも本土は、上海以外はかなり厳しい規制をしくことを実施しているため、富裕層以外の取引は縮小している傾向が想定されるので、この点からも影響度は低いと想定されます。

世界経済フォーラム、通称ダボス会議で、国際的な仮想通貨規制に関してのコンソーシアムの形成が発表されました。どうやら、裏ではリブラがかなり積極的に動いているようです。ダボス会議は、民間団体が主体の会議体です。なので、正しい動きですね。政府はG8やG20などで規制を議論するためです。ボトムアップアクションとしては、確かにダボス会議は最適だと思います。もともと、仮想通貨の業界関係者のネットワークは、ダボスを起点に形成された歴史も踏まえてです。


ガーディアンがかなり強気のレポートを出してきました。2025年までに世界に17億人いると言われているアンバンクドの半数が、仮想通貨を利用した金融サービスにアクセスしているだろうとの予想です。あと、5年。達成には、キラーアプリは必須ですね。対象のアプリはBrave、MakerDAO、DENT、NKN、あとはDEXプロトコルが鍵になってくると思います。

 

BTC市場の今後の見通し

2020年全体の見通しは、「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。1年を通じて検証も行っていこうと思います。

米国経済がリーマンショック以来の景気後退に入った際、通貨信用力の弱い途上国の中央銀行が、ドル信用低下に伴う自国通貨の信用力低下を防ぐために、ビットコインをバランスシートに組み入れると見ており、この強力なファンダメンタル材料をテコに、ビットコインが、ゴールドを超えるデジタルゴールドとしての「ラストリゾート買い」の対象となることで、2017年以来の大相場がやってくるというのが僕の大筋の向こう3年の筋書きです。その大相場の展開前には、BTCは、前回の最高値である$20,000は既に超えた状態でやってくると見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

アメリカの政治経済の現時点の構造的な課題が原因で、2020年のトランプ再選は十分あると見ており、それによって、米国の景気後退のタイミングは早くなると見ています。シグナルは、前回のリーマンショックのときと同じ、米国国債の短期金利と長期金利の逆転現象「逆イールド現象」です。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。その点を踏まえた上で、現時点は、まだまだ準備段階の相場展開と言える状態ですから、市場のボラティリティは高い状態ですが、底入れ感があるところでは、中長期保有目的での押し目買いは、中長期でのリターンは大きいと見ています。

$8200より上のラインで2回、底値形成してから反発する動きをとっているので、再び上昇トレンドを形成していく可能性が高くなってきました。フラッグモデルとペナントのどちらかが一般的です。今は、イラン情勢は、一時的に収まっている状況ですが、2020年11月の大統領選挙が終わるまでは気は抜けない状況なので、引き続き、注視すべきでしょう。また、米株式市場もリスクオン状態がある程度継続することが今の仮想通貨市場には望ましく、2月中に出揃う業績発表による市場動向は引き続き、注視しておこうと思います。

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

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