僕がなぜ、KyberNetwork のトークンKNCに投資するのか?#2

チーム分析

CEOがベトナム人で、シンガポールの大学に通っていたこともあり、ベトナム人とシンガポール人が中心のメンバー構成になっています。

Loi Luu – Co-Founder & CEO – Linkedin

彼は、ベトナム国立大学でコンピューターサイエンスを学んだのち、シンガーポール国立大学でコンピューターサイエンスのPh.Dも取得しています。卒業と同時に起業したような流れですね。ちなみに、僕は、Beyond Block Tokyo 2018で、DEXに関するパネルに参加して、その際に、彼とは会って、色々と議論しました。彼には、DEXはパフォーマンスで中央集権取引所にはすぐに勝てないから市場参入戦略はOTC市場に行くのがよいとアドバイスしましたが、近い方向に行きましたね。

Victor Tran – Co-Founder – Linkedin

彼は、ベトナムの国立工科大学のコンピューターサイエンスを専攻し、その後、インターネットベンチャーのCTOやリードエンジニアをやってきた連続起業家です。

Tal Baneth – Dev Lead – Linkedin

彼は、イスラエルベースで、イスラエル工科大学で電気工学を専攻し、その間に、インテルでインターンもやっていますね。その後、EZchipというNASDAQにも上場しているイスラエルの半導体ベンチャーで開発チームのリードをやっていたので、かなりの実力の持ち主です。

Anton Buenavista -Software Engineer – Linkedin

直前は、IntelのシンガポールオフィスでモバイルR&DチームでDevOpsをやっていた人物です。

Gary Dinh Viet Thang – Software Engineer – Linkedin

CEOと同じくベトナム国立大学で物理学を専攻し、その後、シンガポール国立大学に進んで、コンピューターサイエンスを専攻していた人物です。卒業と同時にKyberに入った感じですね。

Sunny Jain  – Head of Product – Linkedin

シンガポールに拠点をもつ決済サービス企業のGlobal Blue社でプロダクトマネージャをやった後、アップルのシンガポールオフィスで、サプリライチェーンのアナリストをやり、直前は、Lazada Groupという同じくシンガポールの決済サービス企業でシニアプロダクトマネージャをやっていた人物です。

Ha Minh Le – Senior UI/UX Designer – Linkedin

直前はx0x PlatformというシンガポールにあるHRテック系ベンチャーで、シニアデザイナーをやっていた人物です。

Deniz Omer – Head of Ecosystem Growth – Linkedin

大学でジャーナリズムを専攻した後、ロイターのシンガポール支局でコンテンツ開発を行い、その後、ヘッジファンドでのファンドマネージャをへて、Kyberに参加しています。Kyberのエバンジェリストですね。

チーム評価としては、現在は結構有能な人材が取れているので問題ないのですが、中長期ではシリコンバレーに拠点を構える0xよりも、優秀な人材プールとしては、Kyberの方が不利です。優秀なコンピューターサイエンティストは、シリコンバレーにはゴロゴロいるからですね。一方、東南アジアはむしろ不足している市場です。この辺りが、中長期で競争力に響いてくるように思います。

実行力

現時点で見ると、垂直統合型のKyberの方が0xに比べて事業は先行しているのは当然と言えます。現時点でも、84のウォレットアプリや取引所アプリに接続済です。一方、0xのリレイヤーは同じタイミングで25ですから、Kyberの方が顧客開拓が先行しています。

トークンエコノミー

ここはまだネットワーク効果やガバナンス含めても、骨組みを開発中ですね。バイナンスや0xの参考例もあるので、しっかりとした物を作りこむことは十分可能だと思います。

ハイプサイクル

ガートナーのハイプサイクルには、DEXのカテゴリは無いのですが、プロダクトの性質の近さでいうと、”Blockchain Based ACH(Automated Clearing House Payments”になると思います。中央集権的な取引所はクリアリングハウスを中に持っているのですが、それがブロックチェーン化することで、分散化する仕組みを目指す世界ですね。Kyberのテクノロジーは、DEXとしてその志向性を持っています。ですから、ハイプサイクル上、そろそろ波に乗ってくる頃のプロジェクトと言えます。

総合評価

Kyberのエンジンが、イーサリウムの上で稼働している限りは、本質的にスケールさせていくことは難しいと見ています。拡張性の大部分をイーサリウムに依存するためです。自分たちでブロックチェーンをもち、COSMOSのDPoSのようなガバナンスを採用するなどして、スケーラビリティを上げていく努力が重要になってくると見ています。

チームの人材を見ていると、垂直統合型のKyberのエンジンをどこまで拡張できるかはコンピューターサイエンスのPh.Dまで取っているCEOのLoiとDev Leadのイスラエル人Talの頭脳にかかっているという印象を受けます。彼らのアーキテクチャセンスが勝負のカギということです。ただし、DEXは、取引所システムである以上、オーダーブックが存在しないシステムであっても、顧客ニーズの観点から流動性が重要である点は変わらないので、高い流動性を確保していく上では「規模の経済」がそのゲームルールに働きます。その点から垂直統合モデルの彼らが、どこまでスケールできるのか? ソフトウェア工学の基本的な概念としては、規模の経済は、垂直統合モデルではなく水平モデルに働く傾向あるからです。

僕は0xにもBinanceにも投資しているのですが、その点を踏まえて、特に0xへの対抗馬として、Kyberに投資しています。DEXが本格的な成長フェーズに入ったときに、どこが突き抜けてくるか、これはなかなか読み切るのが難しいです。テクノロジーでは、0xが最も優れていますが、実行力ではKyberが先行しており、かつ、実行力とユーザーベースでは、バイナンスが圧倒的です。なので、3つとも投資しています。

この辺りは、0xやKyberなどがフォーカスして開拓を進めているNFT市場の拡張性が絡んでくると見ています。NFT市場が、一般の仮想通貨市場以上にスケールする可能性があるかどうかですね。この辺りは、また別のブログにまとめたいと思います。

0xの投資評価は「こちら」にまとめています。

バイナンスの投資評価は「こちら」にまとめています。

最後に、KNCトークンは、僕がメインで使っている世界最大の仮想通貨取引所のBinanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

注記:最終的な投資判断は全て自己責任です。

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