ビットコイン週次分析-2020.01.27-02.02-2月10日前後にやってくるであろう持ち合い相場と上昇トレンドラインの交差点に注目

ビットコイン週次分析で、期間は、2020.01.27-02.02です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のBTC/USDTを加工したものになります。価格はUSドルベースです。

チャート分析

1時間チャートの動向

今週の1時間チャートは、来週の動きを予測する上で参考なります。1月29日にライジング・フラッグを形成してより、高値圏での持ち合いが続いていますが、この背景には、買い勢力側が新たな下値抵抗ラインを作ろうという動きがみてとれます。このラインは、過去の数ヶ月のチャートにはなかったので全く新しい抵抗ラインになります。○で囲っているところをみると、$9200より少し上のラインがターゲットになります。1月31日の5amにマークした$9,578は、同日1amに3回目の$9200ラインのトライ、ここで買い勢力と売り勢力のかなりの攻防がおき、売買高も高水準に到達、ロウソク足も長い持ち合い線となったため、この次の1時間が勝負となったわけですが、結果的に買い勢力が買った事で、生まれた短期の上昇トレンドです。その上昇後にも再び31日10pmに$9200ラインへのトライをやり、今後の予測ポイントになってくる2月2日1pmの$9,120をマークして、価格を$9300台まで戻して1週間を終えています。

来週の動きのポイントになってくるのは、市場が、この$9,120を「行き過ぎ」と評価するか、「$9200ラインを割った」と評価するかです。ロウソク足の形をみる限り、たぐり糸になっているので、買い勢力がかつ形で引けたことがわかっています。なので、買い勢力の方が強いことは確認できます。ただし、1時間足レベルですから、潮目を変えるようなファンダメンタルニュースがでると、帳消しになる可能性十分あると考えます。逆に、上昇トレンドに繋がるニュースは、新たなライジング・フラッグの可能性に繋がるでしょう。

 

日足チャートの動向

 

 

日足ベースでみると、買い勢力側が、$9200より少し上に、下値抵抗ラインを作ろうとしているのがよりわかりやすいですね。しかし、下値を切り上げるトレンドラインも確認できます。つまり、この持ち合い状況が続くと、やがて、2月10日ぐらいのタイミングで、持ち合い相場がトレンドラインにヒットするタイミングがくるので、ここで買い勢力と売り勢力の激しい攻防が起きると見ています。その際に、少し懸念材料は売買高の水準ですね。わずかに平均より高いことは確認できますが、買い勢力が確実に有利な人気水準にはきていません。また、もちろんそれより前に、ニュースなどがきっかけで上昇・下降の反応が出ることも当然ありえます。個人投資家は、このようなタイミングは展開予測は、時間足チャートなどをまめにみていないと読みキレないので、様子見し、上放れしたら押し目買いを入れる、ないしは上放れ後の反落相場時に押し目買いを入れるなどがよいと思います。僕は、12月末から1月初旬に十分に買いを入れたので、しばらく、追加買いを入れる予定はないです。

週足チャートの動向

週足をみると、売買高水準は比較的高い水準にあり、上昇トレンドを形成しているので、長期の上昇トレンドに変化がないことは確認できます。なので、仮に下落したとしても価格調整局面であることがわかるので、1月初旬の安値水準での買い機会を逃した人は、ここの調整局面で仕込むことは悪くないと言えます。

ビットコインのハッシュレートの推移

 

Bitcoin.comからのデータです。先週28日に発生した難易度調整は、最終的に、+4.67%になりました。26日時点での予測値が5%強でしたから、少し下げた形で着地したことがわかります。その前とさらにその前に比べる難易度上昇も控えめになっているので、大きな価格上昇が起きない限りは、マイナーの多くの中では、今年5月の報酬半減期前の駆け込み需要による競争が徐々に穏やかなレベルに入りつつあることがわかります。当然ですが、赤字になってまで5月前のBTCを欲しいと思うマイナーはいないからですね。ただし、引き続き、プラス水準できていますから、下値を支える動きとしては好材料になっているのがわかります。

検索キーワードのトレンド

モメンタムを計測するための分析です。今週から、「ゴールド」との比較に変更しました。この方が、「デジタルゴールド」としてのビットコインが、「有事の金」として、金との相関評価ができるからです。ビットコインのベンチマークは金だからですね。今週は10で、先週は9でしたから、+11.1%です。過去の話ですが、2019年6月相場は、やはり、金との相関性がここでも確認できます。米中貿易戦争には確実に反応していたということですね。

USDTの値動き

BTCへの資金流入・流出は、基本、法定通貨からの流入か、ステーブルコインからの流入の2パターンがあります。特に、後者が値上がりを起こしている場合は、BTCの購入を準備し始めている動きと捉えることができ、逆に、値下がりを起こしている場合は、法定通貨(基本USD)への利食いが発生している、資金流出が発生しているときと理解することができます。USDTは、ステーブルコインの中で、最大規模を誇るため、この値動きを継続的に追うこと意味があります。

先週、$1台まで回復したのですが、今週は、再びわずかに下回っています。この点は、ビットコインの持ち合い相場の買い勢力側のパワーに影響を与えるので、注視しておいた方がよいと考えています。下落基調が強まると今の持ち合い状況にあるビットコイン相場にとってはマイナスです。

BTCのドミナンスレートと全体時価総額の推移比較

 

7日間チャートのデータが壊れていたので、24hチャートです。時価総額は、一旦上昇してから少し戻し、そこにドミナンスレートも追随する動きをとっています。つまり、時価総額上昇の要因は、アルトコイン市場がリードしており、一部の銘柄に利確が入ったため、BTC側のドミナンスが上がる形で1週間を終えたという具合です。

また、仮想通貨投資の初心むけの参考情報として、Binance ResearchよりBTC投資のパフォーマンスデータのレポートが出ました。気迷い相場になると投げ売りしてしまう個人投資家が多いと思いますが、このレポートが伝えているのは、そういう時に長期保有を選択した個人投資家が220%と、もっとも高いリターンを得ているということの裏付けです。仮想通貨の投資の世界は、ビットコインもアルトコインも不確実性の高いベンチャー投資であり、ボラティリティも高いので、プロのトレーダーでもない限り、短期売買でリターンを得ようとは思わないことです。

ファンダメンタルの進捗

NYCEに2018年に上場したシルバーゲート銀行が、仮想通貨企業顧客を確実に増やしています。中堅銀行の彼らの戦略としてはとても正しいと思います。なぜなら、大手はFOMOで仮想通貨企業への対抗意識が強く彼らの商売をやりづらくさせようとするからですね。「北風と太陽」の話と似たようなものです。成長産業である仮想通貨・ブロックチェーン産業の顧客にフレンドリーな戦略をとることで、評判をあげて、「仮想通貨事業をやるならシルバーゲート銀行」というブランドイメージをつけることができれば、産業成長と共に、口コミ効果で新規顧客が大量に流れてくるようになるため、短期間で成長することができるからです。とても賢いと思います。

 

いいニュースですね。アメリカの資産運用アドバイザリー企業で、120万人の顧客と、その2兆円を超える資産運用の支援をしているEdelman Financial Engineの操業であるEdelman氏が、「テクノロジーに理解がある顧客には、ビットコインなどの仮想通貨をポートフォリオの1%から2%組み入れることを提案すべきだ」と話をしています。確実に、マスが動く好材料ですね。インターネット産業がここまで大きくなったのも、彼らのような発言をする資産運用の専門家が大量に出てきたからです。今では当たり前になっていますね。同じことが仮想通貨でも起こりつつあるということです。

アメリカ政府と対立し、経済制裁を受けているイラン政府が、ビットコインマイニング事業を加速させています。1,000を超えるマイナー業者にライセンスを発行しています。僕の予想通りですね。今後、イランに限らず、経済力の小さい新興国で、国営も含めたマイニング事業はかなり活発化すると見ています。彼らにとっては、アメリカの景気後退に備えてドル依存を脱却し、ビットコインを自分たちの中央銀行のバランスシートに組み入れることで、自分たちの通貨価値を安定させることが狙いです。今後、この動きはますます加速するでしょう。実は、日本など深刻な政府の借金問題を抱える国にとっても、この手法は救世主になります。この考えた方については「こちらの記事」にまとめています。

ランサムウェアを利用し、Bitcoinによる身代金を要求し、手に入れた犯人グループのその後のそのビットコインが、BitFinexのアカウントにあることがわかり、英国裁判所が、BitFinexにその口座の凍結を要求しました。これは業界にとっては、とてもポジティブなニュースです。なぜなら、現金で身代金を渡していたら、このような追跡行為の難易度が恐ろしく高いからですね。匿名性が担保できつつも、ネットワーク追跡が可能なビットコインだからこそ可能になる犯罪対策です。

BTC市場の今後の見通し

2020年全体の見通しは、「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。1年を通じて検証も行っていこうと思います。

米国経済がリーマンショック以来の景気後退に入った際、通貨信用力の弱い途上国の中央銀行が、ドル信用低下に伴う自国通貨の信用力低下を防ぐために、国営マイニング事業などを通じて手に入れたビットコインをバランスシートに組み入れると見ており、この強力なファンダメンタル材料をテコに、ビットコインが、ゴールドを超えるデジタルゴールドとしての「ラストリゾート買い」の対象となることで、2017年以来の大相場がやってくるというのが僕の大筋の向こう3年の筋書きです。その大相場の展開前には、BTCは、前回の最高値である$20,000は既に超えた状態でやってくると見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

アメリカの政治経済の現時点の構造的な課題が原因で、2020年のトランプ再選は十分あると見ており、それによって、米国の景気後退のタイミングは早くなると見ています。シグナルは、前回のリーマンショックのときと同じ、米国国債の短期金利と長期金利の逆転現象「逆イールド現象」です。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。その点を踏まえた上で、現時点は、まだまだ準備段階の相場展開と言える状態ですから、市場のボラティリティは高い状態ですが、底入れ感があるところでは、中長期保有目的での押し目買いは、中長期でのリターンは大きいと見ています。

来週の最大の焦点は、2月10日前後にくる持ち合い相場と上昇トレンドラインの接点が上に行くか下に行くかですね。それ以外でも、ファンダメンタル材料で、この方向感が決まると思います。

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

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