ブロックチェーンを活用したトラストスコアは、人類に本質的な「信用格差の解消」をもたらすのか? #3

Level2のグロースメカニズム:

-Leve1の活動で、一定の条件を満たしたユーザーは、Level2に昇格し、新たなことができます。条件は二つです。

  • No.1-Bond数が100を超えていること
  • No.2-スコア4.5以上のリファレンスを3つ以上持っていること

です。このパラメーターも当然、DAOのガバナンス投票で変更可能です。

昇格したユーザーは、「P2Pクレディットユニオン」を開始できます。Bond関係にあるユーザーから、特定の目的に応じたファンドを作ることができます。例えば、Bond数が100で、各Bondユーザーが平均100トークン持っている場合、10,000トークンのクレディットユニオンになるということです。そして、トークンの価格がその時点で、1トークン=$100であれば、$1 Million、1億円のファンドになるということです。つまり、トークン価値が高く、トークンをより多く保有する参加者が多いほど、ユニオンが扱える金額は大きくなるので、みんな頑張ってMoAIのアクティブユーザーベースを育てることにメリットを提供しています。

Level2のユーザーは、このプール資金に対して、プロジェクト提案を行い、実行できます。家を建ててもいいし、会社を起こしてもいいし、VCをやってもいい。その人次第です。クラウドファンディングの概念とUX的には同じですね。当然、手数料も含めた返済計画も必要です。ポイントは、ビットコインと同じ供給制限がかかっていますから、トークンの価格が上がるほど、保有トークンのユニオンの運用額は大きくなります。この点で、クラウドファンディングのポテンシャルは完全に凌駕しています。また、計画が実行されるとトークンは現金(ないしはUSDTなどのステーブルコイン)に換金されますから、このトークンは、別のMoAIユーザー(別のクレディットユニオンと考えてもいい)に渡ります。

これをうまく使えば、お金のない村や町の人々でも、スマホとインターネットアクセスさえできれば、ここで手に入れた資金で、町づくりなどができます。

プロジェクトは、完了後+完済後、資金の出し手はリファレンスを書くことが義務になっています。プロジェクトが成功しても失敗してもリファレンスは義務です。こうすることで、プロジェクトを仕掛けたユーザーは、リスクを取ったことに対する評価が得られます。ここで高い評価を獲得できたユーザーは、次のLevel 3に進むことができます。

Level3のグロースメカニズム

Level2で一定の条件をクリアしたユーザーは、次のステージ、Level3に進むことができます。条件は以下の通りです。

  • No.1 Bond数が100以上
  • No.2 P2P Credit Unionで手がけたプロジェクトで、きちんと資金完済したプロジェクトが1つ以上あり、かつ、プロジェクトのリファレンスに対するバリデーションが30以上ついており、かつスコアが4.5を超えていること

この際に、他のクレディットユニオンからのバリデーションを義務化することも考えています。P2P型の相互監視システムということです。でっち上げのプロジェクト評価をできないようにするためです。クレディットユニオンからの必要バリデーション数をあげるほど、詐欺行為のコストは上がるため、抑止力が引き上がる仕掛けになります。

です。このパラメーターも当然、DAOのガバナンス投票で変更可能です。

Level3に達したユーザーは、保険プロダクトの提供が可能になります。なんでもOKです。ペット保険でも、家財保険でも、生命保険でも。Level2で町づくりができてくると、今度は、この経済システムに保険が必要になってくるからですね。Level3のユーザーは、保険手数料のトークンをもらうことができます。ただし、保険利用者の対象は、Bond関係にある人のみです。コミュニティ経済を作り上げることを踏まえてこのルールにしています。ただし、保険利用者の対象は、Bond関係にある人のみです。コミュニティ経済を作り上げることを踏まえてこのルールにしています。また、Level3ユーザーは、他の保険商品の鑑定人を引き受けることができます。鑑定人とは、例えば、自動車事故が起きた場合、その事故原因を究明し、損失金額=支払い保険金額を特定する人です。今の日本では資格化されている職業です。保険商品の運用者は、鑑定人に対して鑑定報酬を支払い、リファレンスも書きます。精度の高い保険商品を運用するには鑑定人の評価経済が必要だからですね。鑑定人になることができるのも、現時点で、Level3のユーザーに限定しています。

このLevel3まで含めたユーザーベースが構築されてくると、例えば、ユーザーAのBondネットワークは、ほぼ、一つのコミュニティ経済ユニットを形成していることになるとみています。「村」ですね。このようなバーチャルコミュニティ経済がMoAI内に複数形成されることで、かつ、その仕組みがDAOによって、Wikipediaのように非中央集権型のガバナンスでパラメーターなどのガバナンス投票がされていくことで、既存の国家経済システムに変わる全く新しくかつ持続的な経済システムをスマホとインターネットがあれば、誰でも始められる生み出せる世界観を描いています。別に若者のBondネットワークが田舎や新興国に引っ越して、新しい村を作ってもいいのです。わかりやすい話、誰でもゼロから新しい経済システムを作れるようにプロダクトをデザインしています。

LevelX : 隠しプロジェクト

そして、レディプレイヤー1の仮想空間「オアシス」を作ったハリデーが残したように、Level3に到達し、そこで一定の成果をあげたものだけが挑める「隠しプロジェクト」も考えていました。

当然、その中身は、やってみてのお楽しみということです。僕がサトシナカモトだと考えている金子勇氏を仮想キャラにして、これをやろうかなと考えてました。笑

ただし、この隠しプロジェクトの目的は、あくまで僕がポスト資本主義の中核思想として捉えている「奉仕経済」の普及に貢献できるものにしようと考えていました。

以上です。

もちろん、これは1st VersionのUXですから、グロースハッキングを続ける事で、それぞれの機能に付随するパラーメーターは変更されて行きますし、効果の低い機能は捨てられるし、新たな機能が追加されていく可能性もあります。また、SNSとしてUXを設計しているため、スタンプ機能付きのメッセンジャー機能や写真共有など、ファイル容量を大きく食わないソーシャルネットワキング機能は当然提供します。

このプロダクトは、AliPayやWeChatPay、リブラのトラストスコアモデルより数段優れたプロダクトである自信があります。しかし、僕はやらないことにした。なぜか?

人とスコアを切り離しても「シンギュラリティの罠」にハマる理由

それは、信用というメカニズムは、「定量化」すべきではないという根本的な結論に達したからです。その人自体からスコアを切り離している点は、敗者復活を可能する点も含めて、革新的ではありますが、スコアはやはり存在し続けます。

信用メカニズムというは「分散的であること」が正しいというのが僕の結論です。世界共通の絶対的なものが存在しないほうが望ましいということ。

Xという経済システムに所属するAという人が、Yという経済システムに移ることを実現したい場合、そこにはパスポートや雇用契約書という存在は不要ですが、それでも、Aが経済システムY内で信用をえるための「努力」をどう定義するかであり、スコアをあげることが全ての努力は、本来の持続性の高い「信用システム」のメカニズムからかけ離れた存在になっていくリスクが高いということです。つまり、それは、シンギュラリティの罠にハマることを意味します。そのスコアが一定以上ないとまともな生活を送ることができない世界ですね。「シンギュラリティの罠」がどういうものであるかを知りたい人は、「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。

なぜ、パスポートや雇用契約書のような、自分の信用を機械的に証明する仕組みが必要になってきたのか?これは、僕が書いたOrbのホワイトペーパーを理解すれば見えて来ることですが、経済システムの単位が大きくなって行ったからです。村、群、国家、国家連合という具合に。すると、お互いの「顔」が見えなくなります。見えなくなってくるから、そこに客観性を与える必要が出てくるため、定量的なもの、機械的なものを生み出すことでしか、信用を測れない社会になって行ってしまう。

つまり、答えは逆ということです。僕が常々言っているコミュニティ経済のようにお互いの「顔」が見える経済システムが僕らの経済ユニットの最小単位として機能していればパスポートなどの本人認証は要らないということです。つまり、先に述べたシリコンバレーのインナーサークルがもつリファレンスメカニズムのモデルが最適なのですね。

現に、縄文時代など、「村」が経済ユニットの中心だった時代には、パスポートは存在していなかった。別にパスポートの中にセキュリティ向上のためのマイクロチップが埋め込まれていることなど、テクノロジーが重要なのではなく、「顔」が見えることで、お互いの信用を維持していたということです。つまり、知らない人が入ってきたら自然とわかるということ。過去、30年以上続いた経済のグローバル化によって、自給自足を成立させるための経済ユニットの単位が大きくなりすぎ、さらにインフレする通貨という経済格差を生み出す資本主義の核のエンジンとあいまって、アンバンクに代表されるよう、既存の金融サービスにすらアクセスできない「信用格差」を強制される人々が大量にでてきてしまった。

答えは、経済ユニットを小さくしていくことにある。それが、DeepTechIslandの真の目的です。現在の文明レベルを維持するための高度な自給自足経済システムを作り上げていくイノベーションを生み出していくことで、また、その中に、インフレしない通貨システムを組み入れていくことで、自然と世界中の「信用格差」の問題は解消していきます。

ただし、この全てのコミュニティ経済は、DAO化していることが絶対条件です。顔は見えているが、DAOとして機能させることで、「組織」がもつ問題点を回避できるため、コミュニティ経済としてのサステイナビリティが上がっていく。村社会における意思決定機関としての「合議制」や「村長制」は、コミュニティ全体の優れた「集合知」を形成する上で障害にしかならないので、排除する必要があるからです。DAOがなぜ重要なのか、については「こちらの記事」にまとめています。

しかし、お互いの多様な文化を尊重し、受け入れる仕組みも絶対に必要です。そうでないとまた人は、お互いの文化的違いにストレスを感じ、戦争を始めるからですね。だから、世界中の人々をつなぐメディアテクノロジーとしてのインターネットは、支配者のいない状態、つまり、ブロックチェーン化する必要がある。これは、DAOと便脈的には同じことを意味します。だから、僕は、自分の仮想通貨投資のポートフォリオでも、インターネットの非中央集権化に貢献する銘柄を中心に投資している。僕の行為は、すべて論理的に繋がっていることを理解して欲しい。

もう一つ、読者には、よく理解して欲しいのですが、本当に世の中をよくしようとしている起業家、これは日本には実に少なく、シリコンバレーに多いのですが、上のようなことを日々考えながら起業活動をしているということは理解して欲しいのですね。僕は、日本の多くの起業家のように一攫千金や名誉欲で生きていないからです。

僕は、常に「奉仕の精神」で生きているということです。奉仕経済を普及させることこそが、人類が資本主義で苦しんでいる今の現実から解き放たれる唯一のカギであるということです。奉仕経済が普及すれば、税金も払う必要ないし、KYCも不要の経済ユニットが生まれてくる。その点は、「こちらの記事」にまとめています。

しかし、シリコンバレーと違い日本のスタートアップエコシステムでは、僕のような起業家は、煙たがれるのですね。「意識高い系扱い」を受けるわけです。笑

そんながんばらなくたっていいじゃないか。GDP3位の市場が日本はまだあるのだから、そこでシリコンバレーですでに立ち上がっている市場のパクリプロダクトをやって、小銭稼いで、周りからチヤホヤされればいいじゃないか。これが、日本のスタートアップエコシステムの中核思想です。みな口では崇高なこと、綺麗事を言っているが、それは決して自分の言葉ではなく、僕のような起業家が発する言葉を真似たものであって、本心ではない。

その結果、「茹でガエル」状態になり、沈んで行っている。これも、因果応報です。

最後に

日本に多い完コピ起業家は、このブログを読んで必ずパクってくるとみています。しかし、たとえパクっても以下の点があるので、ブログにしてもよいと考え記事にしました。日本の仮想通貨業界はとても小さいので、誰がパクってくるかも大体想像がついてます。笑

-すでに記事としてアイデアを公開していますから、この記事を読んだパクリ起業家のプロダクトが出てくるタイミングは確実にその後になるわけで、ブロックチェーンのコンセプト通り、僕はその事実をすぐに指摘することができます。簡単にいえば、僕の記事がより古いブロックにあり、パクった起業家のプロダクトは、より後のブロックにあることがサーバーのタイムスタンプによって証明されているということです。この信頼度は、インターネットがブロックチェーン化していくことでますます引き上がります。

-その上で、このプロダクトは、明確に「シンギュラリティの罠」にはまると論理的に証明しているにも関わらず、パクってくる起業家は、明らかに「社会への貢献」は一切考えていないタイプの単なる自己満足型のポピュリストか守銭奴タイプであることを自ら認めることになります。当然ですね、このブログでここまで丁寧に説明して将来的に人類を不幸するリスクを指摘しているにも関わらず、パクるのですから、その動機は確実に自己犠牲精神に基づくものではなく、ただ、目立ちたい・金持ちになりたい・異性にモテないというエゴに基づくことを自ら認めていることになる。

-それでも仮に出てきた場合、現在のGAFA問題と同様、信用格差におけるシンギュラリティの罠にはまることは見えているため、人々は、このパクりプロダクトを通じて、改めてその問題を実際に体験することになり、結果的に、僕が新たに考え出した本質的な解決策であるDeepTechIsland構想に人々の関心が加速度的に向いていくことになる。

ということです。

そして、たとえ彼らがパクって来なくても、この記事に集まる読者によって、僕の DeepTechIsland構想は加速します。もし、その因果律を見抜くことができれば、あたなはとても創造力の高い頭脳を持っています。自信を持ってください。しかし、その中身は内緒です。笑

はてさて、この知的なゲームに、どの起業家が乗ってくるのか、楽しみです。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

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