ビットコイン週次分析-2020.02.03-02.09-上昇トレンドは更に強化基調。$10,000の心理ラインキープが新規資金流入のカギ

ビットコイン週次分析で、期間は、2020.02.03-02.09です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のBTC/USDTを加工したものになります。価格はUSドルベースです。

チャート分析

1時間チャートの動向

先週、市場が、$9200前後を抵抗ラインにし、2月2日にマークした、$9,120を「行き過ぎ」と評価するか、「$9200ラインを割った」と評価するかがポイントになってくるとお話していましたが、前者の評価となりましたね。その後、時間足はズルズルと下げて、2月4日に$9,093.01まできたところから、買い勢力の勢いが盛り返し、2月6日に、$9200の抵抗ラインを巡っての攻防戦が発生し、結果的に買い勢力が勝ったことで、売り勢力が後退し、価格は一気に上昇基調を強めていき、2月9日に、$10,000台にのせました。この価格は、グローバルの個人投資家を引きつけていく上での心理ラインとなっているので、今後は、このラインをキープできるがポイントです。特に、1時間足上は、$10,000トライ前に形成されている、$9,750-9,850あたりにサポートラインを形成してから上昇してきているので、ここが今、下値抵抗ラインとなっており、この上でホバリングできるかがポイントになってきます。なぜなら、多くの個人投資家が、$10,000を心理ラインにして、そこより少し割れた価格を「安値」と評価してくる可能性が高いからですね。

日足チャートの動向

 

 

日足ベースでみると、ようやくペナントの形成が確認できます。ただし、マークしているところでわかるように、$9,093.01をヒットしてからの上昇トレンドがそれまでの上昇カーブより更に強くなってきている点に注目です。これ自体は、ポジティブですが、週足レベルで売買高が追いついてきていないと、地合いが弱いため、注意が要ります。

週足チャートの動向

週足をみると、売買高の全体基調は上昇トレンドにあります。しかし、先週と先々週の売買高は、買い勢力が勝つ形でよいものの、$6,400台から上昇基調に転じた際の売買高に比べると少し劣ってきているため、日足の上昇基調の強まりを維持するには、更に新規の資金を必要としていると言えます。その意味から、$10,000より少し上か少し割ったあたりを安値とみて買いを入れてくる個人投資家がどの程度出てくるかがポイントになりそうです。

ビットコインのハッシュレートの推移

 

Bitcoin.comからのデータです。次回の2月11日の難易度上昇は現時点で、+0.03%、ほとんど上昇はなしの確率が高いですね。5月に予定されているBTC報酬の半減期に向けたマイニング競争は一旦ピークアウトしてきているように思います。もちろん、BTC価格が更にあげるようであれば、再び競争が加熱する可能性はありますが、ここはチキン・エッグ問題があり、マイニング難易度の上昇が、BTCの下値を支えている点もあるため、現時点では、このマイニング難易度が、これ以上BTC価格にポジティブに働く動きはしばらくなさそうと言えます。

検索キーワードのトレンド

モメンタムを計測するための分析です。データの表示で隠れてしまっているのですが、実は、年始のイラン騒動で、金は昨年6月の米中貿易戦争のときより更に高い検索トレンドをマークしているのですが、ビットコインは、ここはそこまでは反応していません。近い将来起こりうる米国リセッションでこの辺りがどのような動きを見せてくるか、要注目です。

USDTの値動き

BTCへの資金流入・流出は、基本、法定通貨からの流入か、ステーブルコインからの流入の2パターンがあります。特に、後者が値上がりを起こしている場合は、BTCの購入を準備し始めている動きと捉えることができ、逆に、値下がりを起こしている場合は、法定通貨(基本USD)への利食いが発生している、資金流出が発生しているときと理解することができます。USDTは、ステーブルコインの中で、最大規模を誇るため、この値動きを継続的に追うこと意味があります。

緩やかに上昇基調であることが確認できますね。BTCが、$10,000を超えて以降、直近で、大きく$1を超えてきているので、おそらく、$10,000を心理ラインにおいた買い勢力が法定通貨をUSDTに変換して、BTC含めたアルトへの資金投入の準備に動いていると見ています。

BTCのドミナンスレートと全体時価総額の推移比較

 

今週は、わかりやすいですね。アルトに確実に資金が流れています。$10,000の心理ラインより上をしっかりキープできると、新たな個人資金のBTCへの資金流入が見込めるため、BTCの価格上昇をキープしながらのアルトの上昇が同時発生し、最も好循環な市場形成が始まると見ています。そのタイミングが2月中にやってくるか、要注目です。

ファンダメンタルの進捗

世界で猛威を振るっている新型コロナウィルスの危険性を最も初めに指摘した武漢市の医師が、自らも患者の治療にあたる中、感染し、そして、命を落としました。彼の発言は、当初、危険情報の流布を危険視する政府側の圧力によって、弾圧されました。これらの事実は、心あるエンジニアによって、イーサリウムのブロックチェーンの中に、墓碑として刻まれました。この墓碑は、誰が読むことができ、そして、誰もが改ざんすることができません。つまり、中国政府は、この事実を隠蔽することはできません。これこそ、ブロックチェーンの本質であるということを皆さんにわかっていただきたい。我々は、中央政府という巨大な権力を解体しければならないからです。この医師のような勇敢な行為を行う人が一人でも多くいることが、我々の世の中を1日でも早くよくしていくカギであることを忘れてはいけません。


ジャスティン・サンが獲得したウォーレン・バフェットとのディナーが、いつの間にやら無事終わったようです。色々とよい意見交換がされたようで、その内容と僕の感想については、「こちらの記事」にまとめています。総評、バフェット氏のビットコインとブロックチェーンに対する評価は、僕の2017年夏頃の評価で、3年ほど遅れていると思います。参考にしてください。


米SECで素晴らしい進展がありました。SECコミッショーで、仮想通貨業界のサポーターであるピアース氏が、ICOしたベンチャーのトークンを証券に当たるかどうかの判断に、「3年間の猶予」を設けるSafe Harborを法案化し、政府に提出しています。イーサリウムのETHが、証券に当たらないとSECが判断したことはよく知られていますが、この経緯は、ICO時には証券性が認められたが、その後、発行体がほとんど所有せず、かつ利用用途も、ユーティリティ利用が進んでいるためという点があります。しかし、これは時間をかけてそうなっていったもの。これを他のトークン評価に対しても当てはめないのは、不公平ですよね。なので、この3年間の猶予期間というルールが法案化されたわけです。この法案が施行されれば、ICOやIEOのハードルがグッと下がるため、業界発展にはとってはかなりプラスです。期待大です。

1月31日、とうとう、イギリスが、ユーロから離脱しました。以前から指摘している通り、この流れは、ブロックチェーン産業と連動しています。自律分散型の経済システムへの流れの一つです。詳しくは「こちらの記事」を参考にしてください。同時に、これは、僕が進めているDeepTechIsland構想にも連動しています。その点については、「こちらの記事」を参考にしてください。

BTC市場の今後の見通し

2020年全体の見通しは、「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。1年を通じて検証も行っていこうと思います。

米国経済がリーマンショック以来の景気後退に入った際、通貨信用力の弱い途上国の中央銀行が、ドル信用低下に伴う自国通貨の信用力低下を防ぐために、国営マイニング事業などを通じて手に入れたビットコインをバランスシートに組み入れると見ており、この強力なファンダメンタル材料をテコに、ビットコインが、ゴールドを超えるデジタルゴールドとしての「ラストリゾート買い」の対象となることで、2017年以来の大相場がやってくるというのが僕の大筋の向こう3年の筋書きです。その大相場の展開前には、BTCは、前回の最高値である$20,000は既に超えた状態でやってくると見ています。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

アメリカの政治経済の現時点の構造的な課題が原因で、2020年のトランプ再選は十分あると見ており、それによって、米国の景気後退のタイミングは早くなると見ています。シグナルは、前回のリーマンショックのときと同じ、米国国債の短期金利と長期金利の逆転現象「逆イールド現象」です。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。その点を踏まえた上で、現時点は、まだまだ準備段階の相場展開と言える状態ですから、市場のボラティリティは高い状態ですが、底入れ感があるところでは、中長期保有目的での押し目買いは、中長期でのリターンは大きいと見ています。

先週のヨミでは、しばらく持ち合いが続き、トレンドラインと2月10日に交差するところを注目ポイントにいましたが、それより前に相場が上昇に動きました。しかも、上昇力は更に強化してきています。このペースで進むと2月中に、$10,900の上限の価格抵抗ラインを超えてくる可能性は高いと思います。$13,970と、$17,176をヒットしたあとは小休止が入るとみていますが、7-8月に$20,000突破の可能性が出てきたとみています。

仮想通貨初心者の人は、長期保有が一番リターンが高いことを知るべし

また、仮想通貨投資の初心むけの参考情報として、Binance ResearchよりBTC投資のパフォーマンスデータのレポートが出ました。気迷い相場になると投げ売りしてしまう個人投資家が多いと思いますが、このレポートが伝えているのは、そういう時に長期保有を選択した個人投資家が220%と、もっとも高いリターンを得ているということの裏付けです。仮想通貨の投資の世界は、ビットコインもアルトコインも不確実性の高いベンチャー投資であり、ボラティリティも高いので、プロのトレーダーでもない限り、短期売買でリターンを得ようとは思わないことです。

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

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