人生哲学の基本:「リング」と「らせん」とは何か?

これは、僕の人生哲学の一つなのですが、だれにとっても「感覚的」に使えるものなので、共有しておこうと思います。

まず、「リング」と「らせん」という言葉を聞くと、ほとんどの人が、ホラー映画の「リング」と「らせん」を思い出すことでしょう。実は、この人生哲学はそこからインスピレーションを得ています。笑

From Wikipedia – 『リング』は、1998年1月31日に公開された、日本のホラー映画。見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う、鈴木光司の同名小説『リング』を原作とする映画作品。監督は中田秀夫。 配給収入10億円を記録するヒット作品となり、後に続くジャパニーズホラーブームの火付け役となった。

なぜなら、僕は、この映画をみた際に、原作者の鈴木光司さんの真意として「進化」の話を扱いたいのだと理解したからです。貞子が超能力などを持った新人類で、それを持たない旧人類が彼女とその母親を人体実験していく中で、彼女は、旧人類に希望を失い、滅ぼすために、呪いのビデオを作った。そういうことです。呪いは、人の意識であり、人の意識もエネルギーをもつことは徐々に科学的に証明されているので、旧人類の一般心理の中にある「怖いもの見たさ」という感情を利用して、「口コミ」で呪いのビデオが広まり、旧人類を駆逐していく、そして、新人類に入れ替わっていくという話です。これが、人生哲学とどう関係するのか?

詳しく話をしていきます。

人生における「リング」とは、同じところをグルグルと回って全く進んでいない状態

この感覚を覚えられるかどうか、非常に重要です。なぜなら、人は年を取り、社会がそれなりに安定して入れば、家族ももてるし、生活も安定はする。しかし、「リング」の世界では、映画で描かれている通り、そのような人生の中に全く進歩が起きていない状況を指します。

わかりやすい世界観としてあげられるのは、「マズローの欲求段階説」の世界観ですね。このブログでもまとめていますが、下記に改めて、その図を引用しておきます。

最高位も含めて、6段階あります。「リング」の状態とは、要するに、現在、自分が3の状態にいて、その中をずっとグルグルしている状態のことです。大事なことは、この感覚を「知覚」できているかどうかなのですね。なぜなら、多くの人は、自分が「リング」の中をグルグルしていることに気づいていないことが多い。

マズローの欲求段階説については「こちら」に詳しくまとめているので参考にしてください。

この見極めどころのポイントは色々とありますが、一つは、お金持ちになったところで、「リング」の世界から抜け出ている訳ではないということ。お金持ちになれば、物質的な豊かさは確実に手に入りますが、本質的な「精神的充足感」というのは得られません。それは、多くの金持ちが言っていることですね。

僕も過去、この「リング」を知覚したことがあります。登場人物は違うのだけど、起きていることが前と似ているという感覚です。つまり、人生が前に進んでいないのです。この感覚をもし覚えることができれば、次の「らせん」の世界が理解できるようになります。

「らせん」とは、ある「リング」の一周の終わりに次の「リング」に進んでいく世界

ということです。一つレベルが上の「リング」に登っているということですね。僕は、この感覚を理解したとき、ある結論に達したのですが、世の中というのは、知らず知らずのうちに「受験」をさせられているということです。その合否決定は、周囲の世界全体ですね。つまり、知らないうちに「留年」しているし、知らないうちに「合格」しているということ。「留年」は文字通り、前回と同じ「リング」をやり直しです。そこで得るべき学びを得ていないのだから、当然ですね。因果応報です。

合格すれば、人生の景色が変わる。しかし、変わったかどうかを理解できるのは「自分」のみです。ここが大事ですね。つまり、自分の知覚力が低いとこの合格か留年かがサッパリ分からないまま人生が進んでいることになる。

僕は、学生時代からポスト資本主義システムを創造することを志し、25歳のときに起業家として、その構想を実現することを決めましたが、2012年に、ビットコインに出会い、2014年から日本の仮想通貨・ブロックチェーン業界を立ち上げる仕事をするまでは、ある意味「潜伏期間」と言える人生でした。ただ、振り返ってみると、「下準備の期間」だったのですね。少しずつ上の「リング」を上がっているのですが、クオンタムリープというような感覚はありませんでした。しかし、2014年から、僕の人生は、大きく「らせん」構造を描いていきはじめています。

自分の人生が「リング」状態から「らせん」状態に移行できるかは、簡単に言えば、「自己の天命を知る」という一言につきます。全ての人生に天命があると考えています。到達できたもののみが、強烈な「らせん」型の人生を歩んでいくことになります。

最後に:実はこの法則は社会全体にも当てはまっている

ここまで理解できている人はなかなかいませんが厳然たる事実です。例えば、今の日本を僕は「茹でガエル」と名付けていますが、当然そうなってしまうには原因があります。全て因果応報です。つまり、今の日本人の多くは、自分たちの社会が泥舟状態にあること、そして、「茹でガエル」状態で、どんどんダメになっていること、なんとなくわかってはいるが、その原因を理解している人はほとんどいない。そして、原因がわかっていないから対策を打てない。その結果、変わっていくことができない。この結果は、当然、「留年」です。つまり、同じ世界をまた繰り返し経験させれることになる。例えば、僕がサトシナカモトだと考えている金子勇氏のような天才を抹殺してしまうような「抑圧された社会=日本」は、今の日本人にとっては、非常に重要な学びですね。天才がいなければ、人類はとっくの昔に滅びている。アメリカ社会は、その天才を上手く活かすノウハウを持っているから、常に世界の最先端を行っている一方、日本は、その天才を彼らが世の中にインパクトを与える偉業を作り上げるために潰すことを歴史的にずっとやり続けてきているので、今もこうして没落して行っている。その点については、「こちら」に詳しくまとめています。

そして、僕は、その原因と解決策を深く理解しています。なので、僕の人生の「らせん」構造はそこをリンクしているわけですね。僕自身が、ポスト資本主義社会を作り上げることを天命としているから当然ですね。逆に、この問題と解決策を理解できない人は、日本に限らず世界において、その「らせん」の世界から脱落して、また、同じ問題を解き続ける人生を歩む事になる。つまり、過酷な資本主義の社会の「リング」の中をグルグルし続けることになる。

そうして、最終的には、これらの人類の行為に対して、地球は黙っていないということ。地球自体が、自らの秩序を崩壊させようとする人類の暴挙を黙って見ているわけがない。火のない所に煙は立たない。旧約聖書に出てくる「アダムとイブの逸話」も「ノアの洪水」伝説など、後世に同じ失敗を繰り替えして欲しくないから、昔の人々が口伝えで残した「例え話」ということです。まあ、このレベルまで知覚できている人はほとんどいませんが、そう遠くない未来に、全て「留年するか・進学できるか」が明らかになるでしょう。

僕が、今の日本の全ての問題を解決するための構想であるDeepTechIsland構想については、「こちら」にまとめています。

大事なことは、全て「自分次第」であるということ。自分が強ければ、他人を救えるが、自分が弱ければ、そもそも自分すら救えない。そういうことです。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

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