僕のICONのトークンICXに関する投資評価について

ICONのトークンICXに関する投資評価についてまとめしたので、参考にしてください。僕のポートフォリオ戦略においては、ブロックチェーン・インターオペラビリティが該当します。

ペインポイント分析

ブロックチェーン・インターオペラビリティは、ブロックチェーン間のデータの橋渡しを行うテクノロジーを提供するレイヤーであり、DEXに比べてより複雑な処理を行うことを想定したテクノロジーです。詳しくは、ICONの競合に相当するCOSMOSについてまとめた「こちらの記事」を参考にしてください。

プロダクト分析

まず、COSMOSとの比較で行くと、コンセンサスアルゴリズムは、COSMOSが世界で初めて導入したDPoSを彼らも採用しています。またCOSMOSとの差別化を計るため、自らDEXやウォレットサービスを立ち上げているわけですが、エコシステムの観点で、COSMOSに比べて劣っていることがわかります。なぜなら、COSMOSは、DEXであればBinance、ウォレットであれば、Cosmostationなど要するにCOSMOS以外のメンバーが自主的にCOSMOSのネットワーク上にプロダクトを開発し提供しているからですね。

やはり、この業界に働く「1st Mover Advantage」の法則により、COSMOSに比べてだいぶ出遅れている感があります。

チーム力分析

人材は、主に韓国とシリコンバレーベースです。

Jonghyup Kim – ICON Loop CEO & Foundation Council Member – Linkedin

ICON Loopは、COSMOSにおけるTindermint Labに相当する法人で、ここが開発の母体です。彼は、韓国の研究院大学であるPohang University of Science and Technologyでコンピューターエンジニアリングを専攻し、卒業後は、BTWorksという受託ソフトウェア開発会社を立ち上げ、その後、このプロジェクトを立ち上げています。

Min Kim – Founder & Foundation Council Member – Linkedin

彼女は、UCバーレクレーのMBA卒で、その後、シリコンバレーのドイツ銀行などでの仕事を経て、ITベンチャーのCOOなどをやり、ICONのプロジェクトに参加しています。

BongAn Ha – Cryptoeconomic Architect – Linkedin

トークンエコノミー のデザインは彼がリードしていると見ています。連続起業家で、韓国で、起業家のためのSNSなどのプロダクトを手がけていました。バックグラウンドを見る限りはテクノロジーに強いかは未知数です。ただし、優れたトークンエコノミー の設計は基本、コンピューターサイエンスと経済学のナレッジが必要になります。

Scott Smiley – Strategy & Co-Founder of ICX Station – Linkedin

バンダービルド大学でファイナンスの修士号をとり、その後、ドイツ銀行でアナリストなどをやっていました。彼が、ICX Stationの発案者のようですね。

Daeki Lee – U.S. Accelerator – Linkedin

UCバークレーのMBA卒で、その後、シリコンバレーVCのTranslink CapitalでVCをやった後、ICONの傘下組織のアクセレターであるICON StationのUS担当です。

チームの実行力

現時点で、ICONを利用して自らブロックチェーンをもつDappsは、12個あります。以下の通りです。

https://icon.foundation/contents/dapp?lang=en

最新のDappsリストは、「こちらのリンク」で確認できます。同じ時点で、COSMOS上で稼働するDappsの数は100を超えていますから、やはり、COSMOSの方が先行していると言えます。

トークンエコノミー

現時点では、COSMOSのトークンエコノミー との違いにはそれほど差がないと言えます。

ハイプサイクル分析

COSMOSと同じです。まず、BaaSと同じ「Blockchain」が該当し、これは本格普及期に入りつつあります。もう一つは、ガバナンスとしてのDAOですね。

総合評価

ブロックチェーンインターオペラビリティのカテゴリは、生き残る銘柄は、1つか2つだと見ています。その点では、この業界では、COSMOSとPolkadotの二強に固まりつつあり、かつ、1st Mover AdvantageをもつCOSMOSに対抗するのは非常に難しいと言えます。特にチームでは、技術力の面でCOSMOSやPolkadotに比べて弱いですね。生き残る道の一つは、DEXに完全に振り切ることだと思います。ある程度の市場規模を得ることができる可能性がまだ残っています。

なので、投資対象からは外しています。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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