世紀末映画に多い「人をゾンビ化させるウィルス」と新型コロナウィルスの類似性とは?

新型コロナウィルスとその影響を受けての人間社会を観察していて、思うことの一つに、この話があります。

ハリウッド映画で、いわゆる「この世の終末」を扱った映画がいくつかありますが、大体パターンは3つですね。

  • いわゆる「ノアの箱舟伝説」。巨大地震を伴う大洪水によって大半の人がなくなる
  • ウィルスによる人類のゾンビ化によって、共食いが横行し、大半の人がなくなる
  • 核戦争によって、人類滅亡

冷戦時代は、3つ目のシナリオパターンの映画はよく見ましたが、冷戦が終わってより、ほとんど見なくなりましたね。国際政治情勢として、1990年の冷戦終結後、核戦争を引き起こすほどの危機的な状況が回避されつつある点を受けて、視聴ニーズがなくなったからだと思います。しかし、今回は、その中の2番目「ウィルスによる人類のゾンビ化」についてです。まさに、今の新型コロナウィルスとの関係性について想うことです。

ウィルスによる人類のゾンビ化による滅亡パターン

ゾンビ映画でよく知られた作品ですと、映画では「ワールド・ウォーZ」、ドラマでは「ウォーキング・デッド」がありますよね。

From Wikipedia – 『ワールド・ウォーZ』(World War Z)は、2013年公開のマーク・フォースター監督、マシュー・マイケル・カーナハン(英語版)脚本のアメリカ映画。レオナルド・ディカプリオの製作会社であるアッピアン・ウェイとの入札競争を経て、2007年にブラッド・ピットのプランBエンターテインメントが小説の映画化権を獲得した。

あらすじ – フィラデルフィアに住む元国連職員ジェリー・レインは、妻カリンと長女レイチェル・次女コニーを学校に送るため自動車に乗っていたが、いつもとは様子の違う交通渋滞にはまってしまう。すると突如人々が車を放棄して逃げまどい始め、ただならぬ雰囲気を感じ取ったジェリーは同じように家族と共に逃れる。人間を狂暴化させる謎の疫病が世界各地で流行し始めており、フィラデルフィアの街はゾンビの大群に襲われていた。

From Wikipedia – ウォーキング・デッド – フランク・ダラボンが企画し、ロバート・カークマン、トニー・ムーア、チャーリー・アドラードによるグラフィックノベル・シリーズ『ザ・ウォーキング・デッド』を原作としている。2010年10月31日に、アメリカ合衆国のケーブル・テレビ・チャンネルのAMCで放送が開始された。シーズン1は、第68回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズ賞(ドラマ部門)などにノミネートされた。2019年10月6日にはシーズン10が放送開始されている。シーズン11の製作も決定している。

『ウォーキング・デッド』は、ゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語であり、荒廃したアメリカ合衆国で安住の地を求め、ゾンビから逃れつつ旅をする少人数のグループを描く。ゾンビは様々な名で呼ばれるが、主人公たちの集団はウォーカーと呼ぶ。

フランク・ダラボン監督は、僕の大好きな監督の一人で、名作「ショーシャンクの空に」の監督としても知られていますね。

基本のストーリー構成は、突如、未知のウィルスが人類を襲い、大半の人は死んでしまう。しかし、彼らは「なぜか」ゾンビとして復活し、人を襲う。襲われた人はまたゾンビになる。こうして、世界全体からほとんど人類がいなくなってしまう。その中、生き残った一部の人類が、ワクチンを開発し、九死に一生を得る。ただ、文明社会はかなり荒廃してしまっているため、またゼロからのスタートになる。

この「なぜか」と言っている点がポイントです。当たり前の話ですが、死んだ生命が復活することは絶対にありません。

しかし、このウィルスと人間の関係性がもたらす社会における人の行動変化と捉えると、実はこのゾンビは、実際に出てきてもおかしくないと思えてくるのです。

パンデミックによる経済混乱と社会システムの機能不全によって、暴徒化した人類は、ほぼ「ゾンビ」と同じ

ということです。新型コロナウィルスのパンデミックによって、現在、世界は大不況に見舞われており、多くの都市は封鎖され、自宅待機を強制されていますね。今のところ、暴徒化は起きていませんが、スーパーでパニック買いなどは起きています。

ただ、この状態、気を抜くと、暴徒化するリスクがあります。特に、銃社会のアメリカやそもそも秩序の不安定は新興国ほどそのリスクは高いと言えるでしょう。現に過去、ウィルスが原因ではありませんが、アメリカのLAで起きた巨大地震によって、LAの住民の一部が暴徒化した歴史があります。

From Wikipedia – ノースリッジ地震(ノースリッジじしん、Northridge earthquake)は、1994年1月17日4時30分55秒(太平洋標準時)、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市ノースリッジ地方で発生した地震である。ロサンゼルス地震とも呼ばれる。モーメントマグニチュードは6.7だが、震源は14.6キロと、極めて浅い。被害を受けた人は、死者57名、負傷者約5,400人、入院1,467名にのぼる。また、高速道路が崩壊するなどの被害を受け、米国史上最も経済的損害の大きい地震となった。

今後、パンデミックの影響で、一部の人間が暴徒化するリスクで僕が最も懸念しているのは、「刑務所」です。なぜか?

過密状態の刑務所でいわゆるクラスター(集団感染)が起きるリスクがあるため、囚人の一部を釈放する動きが起きてきているからです。パンデミックが深刻化するほど、このリスクは上がります。記事によれば今のところは、軽犯罪で収監されており、高齢者や持病持ち、つまり、比較的再犯リスクが低く、かつコロナウィルスに対して抵抗力が低い、クラスターの原因となる囚人を釈放する動きが主になっていますが、今後、パンデミックが深刻化すれば、比較的抵抗力が高い成年男女でのクラスター発生も起きる可能性があり、そうなると、大半の囚人を釈放しなければならないなどの問題も発生するため、注視しています。

これらのことを踏まえると、ゾンビ=ウィルス騒動によって暴徒化した人類と考えると、納得感が得られるのですね。例えば、ウィルスに感染したことで開き直り、撒き散らす行為や犯罪行為をするものが出てくると、これは、これらの映画やドラマで描かれているゾンビとほぼ同レベルの存在になるということです。

しかし、必要なのはウィルスを駆逐するワクチンではなく、「人類社会を改革するワクチン」

ただし、映画のストーリーとして間違っているのは、常に、ウィルスから人類を救うワクチンをどう作るかがエンディングに向けたストーリー展開なのですが、結論からいうと、間違っていますよね。このブログや僕のYoutubeの購読者ならすぐに気づくと思います。

なぜなら、本当に必要なのは、「人類社会そのものを改革するワクチン」だからです。

新型ウィルスが出てくる背景は、今の人類の文明社会の仕組みが、地球環境にまったく適応していないからです。環境破壊を繰り返し、地球の再生能力以上の資源を消費する人類は、完全に地球環境にとって、「がん細胞」となっており、地球がそれに対して大きなストレスを感じて、ウィルスによって人類の活動を縮小させようとする動きを取ることは、ごくごく自然なことです。

つまり、本来必要なワクチンは、ウィルスに対するワクチンではなく、人類の経済システムを、地球環境に最適化させていくためのアイデアです。

僕は、そのアイデアを明確に持っています。それは「SSR」です。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。SSRは、間違いなく新型コロナウィルスにとって、究極のワクチンになるでしょう。分かる人には分かる話です。笑

最後に、直感ですが、「ワールド・ウォーZ」や「ウォーキング・デッド」のような作品が出てくる背景には、おそらく、人類社会は、過去実際に同じ原因で滅亡した経験があるからなのでしょうね。中世のヨーロッパで人口の30-60%を死滅させた黒死病の記憶からではないと思うのですね。つまり、人類の文明は、今の文明一つではなかったということ。超古代文明の謎を解くヒントはここにあると考えています。

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以上、みなさんの参考になれば幸いです。

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