ビットコイン週次分析-2020.03.30-04.05-米国債未だ強し。$7198を超えられるかが焦点。マイニング難易度地合い強し。

ビットコイン週次分析で、期間は、2020.03.30-04.05です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のBTC/USDTを加工したものになります。価格はUSドルベースです。

こちらの内容はYoutubeにもまとめています。合わせてご覧ください。

チャート分析

1時間チャートの動向

週前半から価格が上昇基調に入ったのち、狭いレンジでのもみ合いが続いています。$6600から$7200あたりの間ですね。上値を何度かトライして、その度に売買高も上がっていますが、$7198を超えられていない展開が続いています。ここを超えるとライジングフラッグを再び起こすことになります。

 

日足チャートの動向

日足の動きが分かりすいですね。下値を切り上げつつも、上値が抑えられており、かつ売買高が細ってきているので、ライジング・フラッグのチャンスは見えてきています。ただし、ライジングフラッグは失敗するケースもあるので、上放れを狙いたい投資家は、$7198を超えてから買いを入れるのがリスクを抑えた投資手法です。そして、$7672を今週超えることができれば、この価格は、今年の初期の上昇相場を支えた逆三尊型を完成させたキープライスであり、今回の暴落もこの価格を割ったことで発生したものなので、ここを超えることができれば、約1ヶ月でビットコインはモメンタム回復できたことになります。要注目です。

週足チャートの動向

週足は、先週、少しうわヒゲは出ていますが、なかなか太めの陽線で終えている点がポジティブです。今週の上昇基調を強めてくれるサポート材料になります。

 

ビットコインのハッシュレートの推移

Bitcoin.comからのデータです。先週、-15.95%での着地となりましたが、今週、結果的に、4月7日予定の難易度調整は+0.26%まで戻してきています。これは相場にはかなりプラスですね。先週時点では、二週連続の難易度下落を予測する記事が多く出ていたためです。

 

USDTの値動き

BTCへの資金流入・流出は、基本、法定通貨からの流入か、ステーブルコインからの流入の2パターンがあります。特に、後者が値上がりを起こしている場合は、BTCの購入を準備し始めている動きと捉えることができ、逆に、値下がりを起こしている場合は、法定通貨(基本USD)への利食いが発生している、資金流出が発生しているときと理解することができます。USDTは、ステーブルコインの中で、最大規模を誇るため、この値動きを継続的に追うこと意味があります。

先週、約50%の追加発行が行われました。かなり需要が高まっているようですね。アルトコイン市場にはプラスと見ています。価格は、追加発行があったせいか、$1.00をわずか下で推移しています。

BTCのドミナンスレートと全体時価総額の推移比較

先週に引き続き、動きは小さいですが時価総額はプラスで、BTCドミナンスレートはマイナスという結果になっています。先ほどのUSDTの動きと連動しているように思います。USDT自体もアルト買いのための需要が伸びてきているということです。僕が今後、特に追い風を受けると考えているアルトコイン銘柄は「こちらの記事」にまとめています。

検索キーワードのトレンド

続いて検索キーワードトレンドです。先週に続いて、ビットコイン、ゴールド、USD、3つとも下落ですね。株式市場でそれほど大きな動きが出てきていない点もあり、相場は少し様子見ムードになっています。

GOLD価格の動向

ゴールドは、引き続き高値圏をキープしています。地合いの強さが確認できますね。

S&P500 Indexの動向

S&P500は、先週は後半にかけて、$100ほど下落する動きになりましたが、ボラティリティはそこまで高くない週でした。

米国債の金利推移

先週も伝えていますが、安全資産としてブランド力が最も高いUSの30年国債に買い需要が殺到し、金利がマイナスになりました。今後の仮想通貨経済の進展をおう上でこの金利がカギの一つとして見ているので、注視しています。

うーん、引き続き、マイナス金利と、米国債に強い買い需要があることが確認できますね。まだ、ドルが強いです。

CBOE-VIX-恐怖指数の動向

恐怖指数は、かなり改善しました。先々週の金曜は、65.54でしたが今週は46.8で引けており、やはりS&P500を見てもボラティリティが下がっているのでその影響が恐怖指数にも現れたと思います。

 

ファンダメンタルの進捗

まず、新型コロナショックのパンデミック状況、WHOの公式サイトからのデータです。感染者数は、100万の大台を超えています。引き続き、世界的なオーバーシュートの傾向が続いていますが、先週は、217%増だったのに対して、今週は、178%になっており、少し落ち着きが出ていますがイタリアとスペインの感染者数がピークアウトしてきている点が大きいでしょう。ただし、死者数は引き続き2倍傾向が続いていため、やはり世界的なオーバーシュートがピークアウトしてきているとは言い切れない状況です。この二つが同時に下がる傾向が見えてくる必要があります。直近では、アメリカのさらなる深刻化と、そして、日本もかなり深刻になってきているので、この辺りが、さらに数字を上乗せしてくると見ています。また、中国が経済活動を再開する動きが出てきていますが、それによって、また感染者が増える傾向ででる可能性も見極めたいと思っています。これが起きる場合、間違いなく新型コロナウィルスは長期化します。

バフェット氏が、前言撤回する動きをとっています。コロナショックによる初回暴落時は、航空会社株を購入したことをアピールしていましたが、先週、デルタ航空とサウスウェスト航空で、合わせて400億円を売却しています。長期保有していましたからある程度利益は出ているでしょう。デルタの保有高は、1/5まで下がり、サウスは全体の4%まで保有高を下げました。おそらくですが、彼も、今回のコロナショックの不況が長期化する点とさらに1929年の世界恐慌を凌ぐレベルの不況になることを察知したと見ています。

そして、先々週、アメリカで、330万という史上最高の失業者保険申請者数によって、株式市場は暴落しましたが、今週はその2倍の665万まで到達しました。まだ勢いが衰えていません。この数字に慣れてしまったのか、株式市場の反応は薄かったのですが、実態経済への影響は甚大です。

「金持ち父さん・貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏が、米FRBの量的緩和策を批判し、かつ個人投資家が、いまだにドルを信じ続けていることに疑問をながけています。何よりありがたいのが、ゴールドを「神が作ったお金」、そして、ビットコインを「人々のお金」として、この二つに資産を分散投資することで保全を計るべきであるとツイートしていることです。一般人に人気のある彼のコメントなので影響力が大きく、効果がとても期待できると思います。

BTC市場の今後の見通し

これからの全ての焦点は「ドル信用不安」です。まだ、米国債がマイナス金利になっても買われている状態なので、この兆候は出てきていません。株式市場の下落基調が全く回復していない中で、米国債が売られ始めたら、ドル信用不安の開始とみていいでしょう。この場合は、もうジャブジャブの資金が行く先は、ゴールドしかなくなってしまうため、一部の人は、仮想通貨に資金を流し始めてくると見ています。リスクの比較で、崩壊するリスクを抱えるアメリカ経済とリスクはまだ高いが未来の経済を作っている仮想通貨経済のどちらにベットするか?という判断を迫れれるからです。

なので、僕は、その兆候が出てくるまでは様子見をしています。

結果的に、年初に立てていた、2020年内にビットコインが$20,000超えるシナリオは、ほぼ不可能になったと判断しています。2020年全体の見通しは、「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。

仮想通貨初心者の人は、長期保有が一番リターンが高いことを知るべし

また、仮想通貨投資の初心むけの参考情報として、Binance ResearchよりBTC投資のパフォーマンスデータのレポートが出ました。気迷い相場になると投げ売りしてしまう個人投資家が多いと思いますが、このレポートが伝えているのは、そういう時に長期保有を選択した個人投資家が220%と、もっとも高いリターンを得ているということの裏付けです。仮想通貨の投資の世界は、ビットコインもアルトコインも不確実性の高いベンチャー投資であり、ボラティリティも高いので、プロのトレーダーでもない限り、短期売買でリターンを得ようとは思わないことです。

以上です。

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

関連記事