ビットコイン週次分析-2020.04.06-04.12-ゴールドはモメンタム回復する一方ビットコインはフラッグ形成ならず。目先は$5800台を目指す展開か。

ビットコイン週次分析で、期間は、2020.04.06-04.12です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のBTC/USDTを加工したものになります。価格はUSドルベースです。

こちらの内容は、YouTubeにもまとめています。合わせてご覧ください。

チャート分析

1時間チャートの動向

先週指摘したレンジ相場($6602.1- $7198)を抜ける動きが、4月7日に合ったのですがモメンタムを維持することができず、最終的に4月13日9時に、価格レンジを割ってしまう展開となりました。ライジングフラッグの形成は失敗に終わったことになります。

日足チャートの動向

日足の動きを見るとフラッグ形成が失敗に終わっている点がより明確に出ています。トレンドラインを下方に割っていますね。次の抵抗ラインは、$5,688から$5,857です。ここは、3月の中旬と下旬に2回踏みとどまる動きをした経緯があるので、なかなか頑丈な抵抗ラインとみています。この値あたりはよい押し目ポイントの一つになると見ています。また記憶しておくべき価格は、$7672です。ここを割ったことで今回の暴落が起きました。この価格は、今年初旬に僕が当てた「逆三尊型」完成を示す価格です。つまり、この価格帯を超えるとビットコイン相場は、「モメンタムを回復した」と評価できます。ただ、あまりに長引くとこの価格の効力も失われてしまうでしょう。3ヶ月程度だと見ています。すでに33日経過済みです。

週足チャートの動向

週足で気になっているのは、売買高が細ってきている点ですね。もちろん、暴落時に急激に売買高が伸びるのは当然ですから相場が落ち着いてきているシグナルでもあるのですがボラティリティの高いビットコインは、方向性をすぐに求めたがるので、上値を抑えられている展開が続くとすぐに弱気になるリスクがあるので注意が要ります。

ビットコインのハッシュレートの推移

Bitcoin.comからのデータです。想像以上に良好な展開が続いています。先週7日の難易度調整は、+5.77%で終わり、次回21日発生の予想は、現時点で6.81%とまだ高い水準を維持しています。5月中旬に予定されているビットコインの報酬半減期によって、一時期にハッシュレートが低下する可能性が高いとみています。しかし、新規供給量は半減します。総合的に見ると、やはり、半減期に時間をおいて再びハッシュレートは上昇傾向を取り戻す可能性が高く、徐々に価格を底上げしていく材料になっていくと見ています。

 

USDTの値動き

BTCへの資金流入・流出は、基本、法定通貨からの流入か、ステーブルコインからの流入の2パターンがあります。特に、後者が値上がりを起こしている場合は、BTCの購入を準備し始めている動きと捉えることができ、逆に、値下がりを起こしている場合は、法定通貨(基本USD)への利食いが発生している、資金流出が発生しているときと理解することができます。USDTは、ステーブルコインの中で、最大規模を誇るため、この値動きを継続的に追うこと意味があります。

先々週、約50%の追加発行が行われましたが、価格は、まだ方向感が見えていない動きです。

BTCのドミナンスレートと全体時価総額の推移比較

時価総額はほぼ変化なしで、BTCドミナンスレートだけが下がる展開となっています。やはり、一部アルトへの資金流入が加速しているように思います。僕が今後、特に追い風を受けると考えているアルトコイン銘柄は「こちらの記事」にまとめています。

検索キーワードのトレンド

続いて検索キーワードトレンドです。ビットコインは先週と変わらずで、ゴールドが下がっています。株式相場が少し回復基調にあるため、その点を反映しているように思います。

GOLD価格の動向

ゴールド先週、コロナ危機による暴落時前の価格水準にようやく戻りました。これは結構重要な動きです。回復まで要した時間は33日です。一方、ビットコインはライジングフラッグ形成をやりきり、$7672を超えれば、ゴールドと同じ時間軸でモメンタム回復できるチャンスがありました。この点、まだビットコインの方が少し実力不足を感じます。

S&P500 Indexの動向

S&P500は、引き続き、緩やかな回復基調です。ただし、後ほど話をしますが、米国の失業率がかなり悪化してきているので、実態経済不況は避けられません。その点が、企業業績が向こう数年相当悪化するリスクがあるため、現状の回復相場は一時的なものであると言えます。

米国債の金利推移

先週も伝えていますが、安全資産としてブランド力が最も高いUSの30年国債に買い需要が殺到し、金利がマイナスになりました。今後の仮想通貨経済の進展をおう上でこの金利がカギの一つとして見ているので、注視しています。

うーん、引き続き、マイナス金利と、米国債に強い買い需要があることが確認できますね。まだ、ドルが強いです。

CBOE-VIX-恐怖指数の動向

恐怖指数は、改善傾向が続いています。S&Pなど株式市場の回復を受けてのことです。

 

米国失業者率の動向

実体経済の不況レベルを図る上で、最も参考になる米国の失業率のデータも追っておく価値があります。

2月の3.5%に対して、3月は4.4%と約25%増で着地しています。注目は今後の予測で、このデータ分析サイトによれば、6月には15%まで到達すると見られています。参考までに、世界恐慌時の米国失業率のピークは1932年の23%です。この後、フランクリン・ルーズベルト政権によるニューディール政策、いわゆる赤字国債による公共事業の展開により失業率は少しずつ低下していきます。

参考:1929年-1932年の世界恐慌時の数値

コロナ危機の実態経済への影響を把握する参考数値として、世界恐慌時の数字を乗せておきます。

 

ファンダメンタルの進捗

まず、新型コロナショックのパンデミック状況です。WHOは、あまり信用ならない形骸化した組織であることが見えてきたので、ジョン・ホプキンス大学のデータに切り替えました。感染者数は、185万人と先週に比べて+162%、死者は115,000人と+181%です。感染者数は少し鈍化してきていることが確認できます。アメリカは、感染者が55万を超え、全世界の30%を超えてきており、かなりキツイ状態になってきました。また、まだ日本やインドなどオーバーシュートに入っていない国が残っているため気は抜けません。

米国の失業者保険の申請者数が、先週も再び660万と、過去最高水準に到達しています。合計で、すでに1680万人が申請したことになり、人口の5%に相当します。ただ、まだ低い水準とみており、僕は失業率は20%は確実に超えてくると見ています。

ドバイで興味深いコロナ対策が実施されており、「結婚と葬式を禁止」です。そうしないと人がそこに集まってしまう、クラスター(集団感染)が発生するからですね。仮想結婚式と葬式事業をやる連中が出てくるかもしれません。笑

BTC市場の今後の見通し

これからの全ての焦点は「ドル信用不安」です。まだ、米国債がマイナス金利になっても買われている状態なので、この兆候は出てきていません。株式市場の下落基調が全く回復していない中で、米国債が売られ始めたら、ドル信用不安の開始とみていいでしょう。この場合は、もうジャブジャブの資金が行く先は、ゴールドしかなくなってしまうため、一部の人は、仮想通貨に資金を流し始めてくると見ています。リスクの比較で、崩壊するリスクを抱えるアメリカ経済とリスクはまだ高いが未来の経済を作っている仮想通貨経済のどちらにベットするか?という判断を迫れれるからです。なので、僕は、その兆候が出てくるまでは様子見をしています。

結果的に、年初に立てていた、2020年内にビットコインが$20,000超えるシナリオは、ほぼ不可能になったと判断しています。2020年全体の見通しは、「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。

アメリカは、本当にアメリカ最後の大統領になるかもしれない。

仮想通貨初心者の人は、長期保有が一番リターンが高いことを知るべし

また、仮想通貨投資の初心むけの参考情報として、Binance ResearchよりBTC投資のパフォーマンスデータのレポートが出ました。気迷い相場になると投げ売りしてしまう個人投資家が多いと思いますが、このレポートが伝えているのは、そういう時に長期保有を選択した個人投資家が220%と、もっとも高いリターンを得ているということの裏付けです。仮想通貨の投資の世界は、ビットコインもアルトコインも不確実性の高いベンチャー投資であり、ボラティリティも高いので、プロのトレーダーでもない限り、短期売買でリターンを得ようとは思わないことです。

以上です。

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

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