マスター・オブ・スケール – Netflixの創業者兼CEOリード・ヘイスティングスのインタビュー#1

Master of Scale(マスター・オブ・スケール)は、シリコンバレーのインナーサークルの一人、レイド・ホフマン(ペイパル・マフィアの一人でもある)が、彼が親しくしているシリコンバレーの起業家たちを招き、「スタートアップを成長させるためのノウハウ」について、インタービューを通してリスナーに伝えていくポドキャストの番組です。

ペイパルマフィアについては、「こちらの記事」にまとめています。

この内容は、そのポドキャストの内容を翻訳したものです。若い起業家の方は、参考にしてください。また、原文やポドキャスト合わせて使うことで、英語学習にもなると思います。ぜひ、上手に役立てください。オリジナルリンクはこちらです。

CULTURE SHOCK – Reed Hastings, Founder & CEO of Netflix

リード・ヘイスティングス:馬は、人間の移動手段として、カザフスタンで紀元前3,000年前に飼育が始まったから、もう5,000以上も使われている。

リード・ホフマン:これは、NetFlixのCEOで創業者のリード・ヘイスティングス。君は、彼が、操業のためにネットフリックス作品の「マルコ・ポーロ」の1シーンに出てくるようなエレベーターピッチをやったと考えているかもしれない。しかし、彼は実際は、ネットフリックスを成功させるためとなる基本の戦略を考えていた。このカザフスタンの高原の話から一気にその話へと進む。

ヘイスティングス:だから、5,000年間の間、人は、鞍の質や、馬の品種や、ひづめの手入れなどに努力をしてきたわけだ。それが、1900年から1930年の間に、全てが変わった。内熱機関(車のエンジン)が全てを変えた。

ホフマン:リードがここで言いたいことは、要するに、技術による世の中の変化は、時間をかけて起きるものではないということ。まるで、君の頭にカミナリが落ちてくるかのように、君が何千と続けてきた習慣を取っ払い、新たものに変えてしまう。

ヘイスティングス:ポイントは、それを知覚することができるかだ。それができる人は実に稀だ。

ホフマン:イノベーションはときに実に早く起きる。実際、それがシリコンバレーが目指していることでもある。しかし、多くの場合、イノベーションはゆっくりと起きることもある。リードは、Netflixを創業したばかりのころから、その二つの種類のイノベーションの必要性を知っていた。なぜなら、彼らは、DVDのメール便サービスから事業をスタートし、やがてオリジナルコンテンツを武器にしたストリーミングビデオサービスへと切り替えて行った。

ヘイスティングス:多くの場合、正しい戦略は、得たものから改良していくことで、そして、そのうちの中の一部から全てを変えるものが生まれていく。大事なことは、その得たものとそのあと生まれた変化したものの違いをよく正しく理解することだ。

人は、より早く早く発明しようとする。そのため、一つのビジネスモデルの寿命は、より短くなる。だから、私はインターネットストリーミングが、馬のように5,000年も続くとは考えていない。しかし、車のように100年かそれ以上は続くかもしれない。

ホフマン:そのインサイトは、Netflixの基本戦略であるだけでなく、カルチャーも定義している。なぜか?リードにはまず、DVDのメール便サービスを運用するためのロジスティックシステムを構築するチームが必要だった。そして、いずれこの全く同じチームが、この作り上げたロジスティクシステムを捨てて、全くゼロから新たにストリーミングサービスを構築したのだ。

リードは、この柔軟な問題解決ができるチームを求めており、彼らのためと彼らと主に会社のカルチャーも作り上げて行った。世の中には、常に、よい企業文化の例と悪い企業文化の例があるが、間違いなく言えることは、生き残る会社の企業文化とは、全ての雇用者が、そのカルチャーに対する強いオーナーシップを持っていることだ。

つづく。

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