マスター・オブ・スケール – Endeavor CEO リンダ・ロッテンバーグのインタビュー#3

ホフマン:リンダは、2000万円を手に入れて、起業家にとってのメンター役ができる成功実績のある起業家になった。だから、残り彼女にとって必要なものは、彼女のネットワークの中から、実際に事を起こす起業家が出てくることだった。そして、その一人を見つけた。牧羊業を営んでいた自分で、ものすごい大きなアイデアを持っていた。

 

ロッテンバーグ:Wences Casaresは、パタゴニアの牧羊場で育った子供だった。彼は、そこで初のインターネットサービスプロバイダーを立ち上げた。しかし、会社が買収されることになって、結果的に、彼は何も得られなかった。彼は、24才で、次に”ラテンアメリカで初のオンライン証券会社を立ち上げる”と決めた。私が彼にあったときは、すでに彼は34の地元投資家から断れていたところだった。彼は、彼女の妹と親友とこの事業に取り組んでいて、会ったとき、こう思った。”彼は、何かを成し遂げる人だ”と。

ホフマン:Wencesは、一方でリンダが何かを成し遂げる人だと考えた。

ロッテンバーグ:彼は、私と共同創業者のピーターがカルトをやっていると思った見たい。彼は、本当に私たちを宗教団体だと考えてみたい。なぜなら、アルゼンチンで、名声のある家庭の出身でない人を助けるような行為は正気の沙汰ではないと考えられていたから。この国には、起業家という言葉すらなかったのよ。だから、Wencesも私は気が狂っていると考えていた。

 

ホフマン:しかし、リンダは、“la chica loca.” 彼女は、本も書いて、そこでクレイジーであることは、賞賛に値することだと伝えた。彼女は、WencesがEndeavorをカルトと捉えていることなど気にもせず、彼を説得した。

 

ロッテンバーグ:結果的に、Wencesの資金調達を支援して、Flatiron Partners and Chase CapitalのFred Wilsonからの調達に成功したわ。また、彼にとってのCOOも見つけてあげた。

 

この18ヶ月後にどうなかったかって?この34人の投資家から断られた子は、最後、そのPatagon.comをBanco Santander に750億円で売却したのよ。

 

その全ての34人の投資家は、1週間もたたないうちに、私たちに向かってこう言ったわ。”また、20才かそこらの奇妙なアイデアをもっている若者を手伝っているんだって?” そう、しかも、アルゼンチンだけでなくラテンアメリカの全てから。Wencesの成功話を聞いた子たちが口々にこう始めた。”Wencesができるなら私たちにもできる”と。

ホフマン:Wencesの成功によって、リンダは、“empresarios” をラテンアメリカ全体に広げ活動を開始した。

ロッテンバーグ:しかし、それが2000年の出来事だった。前メキシコの財務大臣で、メキシコで最大のプライベートエクイティファームを経営していたPedro Aspeの部屋に呼ばれて、そこには12人ぐらいの人がいたわ。私が、その部屋に入るまでに、誰かがこう言ったわ。”この部屋の中にいる人でメキシコのGDPの何割を稼いでいると思う?”、そして私は、”別に知りたいと思わないわ”と返した。

そして、その部屋にいる人の一人がこう言った。”なぜ、これら全ての起業家は、チリや、アルゼンチンやブラジル、ウルグアイなどから出てきているいのに、メキシコからは出てこないんだ?何が問題だ?”と。

だから、私は、政治的な目線を配慮して、“Chica Loca”と言いつつ、”ええと、ここメキシコは、大きな魚のようものです。一方で、起業家は、小さい魚と考えてください。ですから、メキシコでは大きな魚が小さい魚を食べてしまうのですね。ですから、もしあなた方がEndeavorのような存在を求めるのであれば、私たちは、あなた方が小さい魚を育てる事を学ぶための水族館のような存在だと考えてください”

そして、全員Endeavorに出資してくれた。事実、10年後に、Emilio Azcarragaは、彼が経営している雑誌でメキシコの起業家精神に関する調査を実施して、その見出しは、”大きな魚が小さな魚を餌付けしている”と。

ホフマン:この見出し、”大きな魚が小さな魚を餌付けしている”は笑えるよね。しかし、同時にとても重要な事。もし、君達が大きな魚だった場合、まさにリンダがメキシコシティでテーブルを囲んだ人々である場合、君達には小さな魚が必要だ。矛盾に聞こえるかもしれないが、君のその彼らを食べるのではなく育てることはまさに長期のサバイバルゲームになる。なぜなら、ビジネスエコシステムを栄させるために、全ての事業ステージにおける起業家的な側面が必要になるからだ。

この意味を捉える上で、参考になる話の一つとして、サンゴ礁の話がある。サンゴ礁は美しく、そして、全てのレベルの生命を支えるためのとても生産的なエコシステムを作り上げている。しかし、サンゴそのものが実は生きているわけだ。そして、全てのサンゴ礁は、2、3の小さいサンゴがそこに根を下ろすことから作り上げられていく。

だから、エコシステムが反映する上での秘密は何か?僕らは、海洋生命学の専門家にサンゴ礁から学べる事を聞いた。

KRISTEN MARHAVER(海洋生命学の専門家):サンゴは、とんでもなく巧妙な生き物よ。それが、私は彼らから学ぶ事の一つ。

ホフマン:これは、Kristen Marhaver。彼女は、カリビア海にあるCARMABI Research Stationの海洋生命学の専門家の一人だ。彼女は、TEDスピーカーの一人で、まさにそのベビーサンゴについて語った人物でもある。

MARHAVER:科学には、常に度肝も抜かれる事が多いわ。とんでもないミクロの世界を覗いているから。皿の上にある小さな存在が、何百年後にバスケットボールや車ぐらいの大きさに育っていくのよ。全てこの小さな世界から始まる。

ホフマン:Marhaverは、このサンゴの本当に小さな胚をサンゴ礁に育てていくための方法を発明した。しかし、それらのサンゴの卵を育てることは、まさに未知の世界そのもので、まさに起業家がシャワーを浴びながらえたアイデアを外の世界に出していく世界とにている。つまり、その中で、何百万もの死が起きているのだ。

MARHAVER:何年もの間、研究者が、どこでサンゴの赤ちゃんが生まれているかをつきとめて、その卵を収集して、育てようと試みているのだけど、やる度に、数日の間に、その卵が死んでしまう。しかし、その理由は全くわからない。だから、ものすごくストレスフルでキツイ作業なのよ。だから、ほんと、毎年、数インチレベルの研究進展が得られる世界。その度に、”アハ”のモーメントがやってくるけど、ほんと根気のいる作業よ。

ホフマン:この根気のいる作業を続けた上に得られる新発見にとって、科学者は、サンゴ礁の生態に対する見方を変えてきた。彼れは、今、どのような環境下でサンゴ礁が、繁栄する事ができるのか理解に努めている。サンゴ礁は、物件選びにはすごく条件が厳しい、しかし、一度理想の場所を見つけると、恐ろしく忍耐強くそこで成長しようとしていく。

MARHAVER:一度、彼らは、生きるための最適な場所を見つけると、文字通り、がっつりとそこに根を下ろす。だから、そこで、進化のためのものすごいプレッシャーを背負って生きていく。

つづく。

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