ビットコイン週次分析-2020.04.20-04.26-キー価格の$7672を突破。4月29日のマイニング難易度調整に注目。

ビットコイン週次分析で、期間は、2020.04.20-04.26です。チャートデータは、全てBinance(バイナンス)のBTC/USDTを加工したものになります。価格はUSドルベースです。

こちらの内容は、Youtubeにもまとめています。合わせて参考にしてください。

チャート分析

1時間チャートの動向

先週は、23日に大きな動きがありました。以前からモメンタム回復のカギになると伝えていた、年初の価格上昇のキッカケを作った、$7,672の価格を突破しました。その後は、$7388から$7430近辺のサポートラインにしながら、耐えている状態です。業界関係者の買い支えが功を奏しているのがわかりますね。

ここの価格押し上げを演出したのは、Bloombergが出したビットコインに関するレポートです。内容がポジティブ評価だったところが影響してのことだと見ています。翻訳は、CoinPostさんの「こちらの記事」が参考になります。

日足チャートの動向

$7672を超えたことで、ようやく夏場に向けて、$10500という暴落前の価格水準にトライするチャンスをえたという具合です。狙えるのは、8月から9月までぐらいが限度ではないかと見ています。残り4ヶ月から5ヶ月ですね。

週足チャートの動向

過去のパターンでは。ビットコインは季節性もあって、年末に向けては利食い売りなどに押されて下落するパターンが多いためです。夏場に$10,500を大きく超えていくことができれば、2019年6月24日の$13,970を年末に向けて超えていくチャンスは生まれると見ています。カギとなるのは、5月11日のマイニング報酬の半減期ですね。過去のパターンでは、半減期を迎えたあとは一旦下がることが多いので、ここでの下落幅をどこまで小さく抑えられるかだと思います。

ビットコインのハッシュレートの推移

Bitcoin.comからのデータです。21日の難易度調整は、大幅上昇で、+8.45%になりました。そして、次回29日の難易度調整の予測は、+3.77%です。最も注目しているのは、ハッシュレートの値で、2020年3月9日に過去最高値(1655— )をマークしているのですが、これを29日のタイミングで超えらえるか?ですね。その次は、5月11日の報酬半減期の後になってしまいます。ですから、その前に、この高値更新をしていることは、価格の下支え材料になるため、5月11日の下落幅を多少抑える効果が得られると見ています。現時点の予測値は、1656—と超えています。

CMEのビットコイン先物の価格動向


新たに、先物の価格動向も抑えていくことにしました。CMEの3ヶ月先物のデータをまず使うことにしました。今後、別のものに変える可能性もあります。特に見ているのは、3ヶ月ものが「順ザヤ」か「逆ザヤ」になっているかです。「順ザヤ」は、強気相場の指標になり、「逆ザヤ」の指標になります。ですから、今週は、5月ものと7月ものの価格差は+$55です。この差が開く傾向にあるか縮まる傾向にあるかを見ていきます。

 

USDTの値動き

BTCへの資金流入・流出は、基本、法定通貨からの流入か、ステーブルコインからの流入の2パターンがあります。特に、後者が値上がりを起こしている場合は、BTCの購入を準備し始めている動きと捉えることができ、逆に、値下がりを起こしている場合は、法定通貨(基本USD)への利食いが発生している、資金流出が発生しているときと理解することができます。USDTは、ステーブルコインの中で、最大規模を誇るため、この値動きを継続的に追うこと意味があります。

さらに、12.5%追加発行されたようですね。ここで発行されたお金の行き先は、次のドミナンスレートを見るとわかります。

BTCのドミナンスレートと全体時価総額の推移比較

時価総額が先週に比べて+7.0%である一方、BTCドミナンスレートは、63.78%で先週に比べて+0.29%と上昇傾向にあります。ですから、USDTの+12.5%の追加発行分は、多くはBTCに、残り一部がアルトに流れたという感触です。BTCが、キー価格の$7,672を超えたことで、安心買いをしてきている個人投資家もある程度いるのではないかと見ています。

僕が今後、特に追い風を受けると考えているアルトコイン銘柄は「こちらの記事」にまとめています。

検索キーワードのトレンド

続いて検索キーワードトレンドです。ビットコインとゴールド共にわずかに下げましたね。

GOLD価格の動向

引き続き、コロナショック直前の価格を超えて、順調に上昇傾向が生まれています。

S&P500 Indexの動向

S&P500は、引き続き、緩やかな回復基調がつづいています。長期では、もっと下げると見ています。

米国債の金利推移

今後、ドル通貨危機の引き金をいく数値です。10年国債の金利に特に注目しています。今は、安全資産と見られているため、マイナス金利でも購入されていますが、株価が暴落して、かつこの金利がマイナスからプラスに転じてくる、つまり、米国債が弱気相場に転じると、ドル通貨危機が発生します。

うーん、引き続き、マイナス金利と、米国債に強い買い需要があることが確認できますね。まだ、ドルが強いです。

CBOE-VIX-恐怖指数の動向

恐怖指数は、改善傾向が続いています。S&Pなど株式市場の回復を受けて、先週は、35.93まで回復してきました。

参考:1929年-1932年の世界恐慌時の数値

コロナ危機の実態経済への影響を把握する参考数値として、世界恐慌時の数字を乗せておきます。今後、実態経済がこのときのデータと比較してどのようになるかを見ていきます。

 

ファンダメンタルの進捗

 

まず、新型コロナショックのパンデミック状況です。ジョン・ホプキンス大学のデータです。感染者数は、約297万人と先週に比べて+124%、死者は約20.6万人と+125%です。更に状況は落ち着いてきましたね。

しかし、今度は新たなリスクが台頭してきています。

今、世界が、中国に対して真相究明を要求しています。COVID19の発祥地が、中国政府が運営するウィルス・細菌研究所がある武漢であるためです。COVID19は、新種のウィルスになるため、僕は、仮に漏れたシナリオでも、コロナウィルスが研究所から漏れて、自然界で変異して、COVID19になったというシナリオかなと考えていますが、仮にそれが真実だとした場合、中国の国際政治上の立場は恐ろしく悪くなり、米中対立が深刻化するでしょうね。いかんせん、1929年の世界恐慌なみの大不況を引き起こしたウィルスですから、経済補償に対する追求が特に激しくなると見ています。ただし、結果的に、世界の中国依存脱却が加速するため、自給自足型経済の普及は促進すると見ています。

石油先物がとうとうマイナス値をつけました。コロナショックの影響で、飛行機も飛ばず、ロックダウンで車も走らないからですね。「20世紀は石油の世紀」と呼ばれた時代の終わりを感じさせるニュースです。

ロックダウンしているニューヨーク州が、バーチャル婚を合法化しました。教会に行って式をあげられないためです。果たして、新たなトレンドになるか?楽しみに見ています。笑

 

BTC市場の今後の見通し

これからの全ての焦点は「ドル信用不安」です。まだ、米国債がマイナス金利になっても買われている状態なので、この兆候は出てきていません。株式市場の下落基調が全く回復していない中で、米国債が売られ始めたら、ドル信用不安の開始とみていいでしょう。この場合は、もうジャブジャブの資金が行く先は、ゴールドしかなくなってしまうため、一部の人は、仮想通貨に資金を流し始めてくると見ています。リスクの比較で、崩壊するリスクを抱えるアメリカ経済とリスクはまだ高いが未来の経済を作っている仮想通貨経済のどちらにベットするか?という判断を迫れれるからです。なので、僕は、その兆候が出てくるまでは様子見をしています。

結果的に、年初に立てていた、2020年内にビットコインが$20,000超えるシナリオは、ほぼ不可能になったと判断しています。2020年全体の見通しは、「こちらの記事」にまとめているので参考にしてください。

トランプ大統領は、本当にアメリカ最後の大統領になるかもしれない。

仮想通貨初心者の人は、長期保有が一番リターンが高いことを知るべし

また、仮想通貨投資の初心むけの参考情報として、Binance ResearchよりBTC投資のパフォーマンスデータのレポートが出ました。気迷い相場になると投げ売りしてしまう個人投資家が多いと思いますが、このレポートが伝えているのは、そういう時に長期保有を選択した個人投資家が220%と、もっとも高いリターンを得ているということの裏付けです。仮想通貨の投資の世界は、ビットコインもアルトコインも不確実性の高いベンチャー投資であり、ボラティリティも高いので、プロのトレーダーでもない限り、短期売買でリターンを得ようとは思わないことです。

以上です。

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

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