ビットコイン・アルトコイン週次分析-2020.05.11-05.17-半減期直後のハッシュレート低下は不可避。どこまで価格は持ちこたえられるか。

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。分析期間は、2020年5月11日から17日です。

こちらの動画は、Youtubeにもまとめています。日本語字幕です。合わせて参考にしてください。

ビットコインの市場分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

先週は、下落後、回復し、引き続き、心理ラインの$10,000をトライする動きを続けています。

続いて、日足チャートの分析です。

以前から指摘している、$7672が今はサポートラインとして機能しています。ここを割らずに耐え続けることができれば、$10,000台の回復相場の展開も見えてくる見ています。ただし、その前に、もう1回か2回、この価格帯に下値をトライする展開があると見ています。最大の原因は、報酬半減ですね。後ほど詳しく説明します。

そして、週足分析です。

引き続き、売買高の上昇傾向が続いているので、この点からは地合いの強さが読み取れます。

次に、CME先物の価格動向です。

全体としては、順ざや傾向が維持されています。1ヶ月平均の価格差が、2週間前に比べて、+176%と拡大傾向にあることから先物トレーダー達は強気展開が続くことに期待しているようですね。

次にビットコインのマイニング難易度です。

いつも見ているサイトがダウンしてしまっているため、Blockhain.comのデータを使います。半減期を先週迎えて、やはり、難易度は下落しています。この背景を理解する上で、ヒントになるのは、マイニングコストですね。何人かの市場関係者の予測値では、半減期前のマイナー達のコストは、$6,960$7,908です。ですから、半減期後は、報酬が1/2になるわけですから、単純にコストは倍になる。ですから、ハッシュレートが今のままだと$13,920$15,816のレベルまでになってしまいます。これでは商売が成り立たないから、ハッシュレートを低下させる。これは、BTC価格にとってはマイナス要因になりますね。

しかし、マイナー達も、急落させる気はなく利益率を切り詰めて、ギリギリの攻防を展開しますから、ビットコイン自体も半額になるということはありません。

ただ、このハッシュレートの低下を受けて、相場展開はやはり少し弱気が予想されます。

次に市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

時価総額が、先週月曜に比べて、12.7%に対して、ドミナンスレートの上昇は、+0.27%とわずかなことからアルトに比較的資金が流れていることが確認できますが、引き続き、ドミナンスレートが高止まりしているため、あまりよい状態ではないです。

次に、USDTの動向です。

発行額が、先週から、更に+6.00%伸びています。ただし、価格は、少し$1を下回る状況が続いています。あまり強い買い需要が続いているわけではないようですね。

そして、Google Search Trendのデータです。

先週に比べて更に5ポイント上昇して、22です。ゴールドは変化なしの69です。ビットコイン半減期を向けての検索人気だと見ています。

次に、ゴールドの価格です。

引き続き、コロナショック直前高値の$1678より上、$1700台をキープしており、$1760まで来ていますね。強気です。

 

S&P500は、先週は514日に、 $2700台まで下げています。ゴールドはほぼ逆の価格推移が起きているのが確認できますね。

次に、米国国債の金利動向です。

普段は10年国債をメインで見ていますが、30年国債を見ると、再び金利がマイナスレベルを引き上げているため、需要増が起きていることがわかります。うーん、手強いですね。笑

恐怖指数のVIXは、引き続き、回復基調が続いています。30前後で推移しています。

関連ニュース

続いて、関連ニュースです。

まず、新型コロナウィルスの動向です。

先週に比べて、感染者は+115%、死亡者も115%と、引き続き、わずかに改善しています。ロシアがアメリカに次いで第2位の感染大国になっています。

次に、シリコンバレーの著名VCa16zが、仮想通貨市場の成長モデルをブログにまとめているので紹介しておきます。

ビットコインを中心に価格が上昇することで、新たなユーザーが興味を持ち、そこから新しいアイデアが生まれ、するとブロックチェーンを利用したアプリスタートアップが増え、業界の活性化につながり、これがまた価格を押し上げていくというポジティブサイクルです。

そして、2010年の立ち上がりから、このサイクルが継続しており、結果的に、年率でCAGRは、SNSでの発言、GitHubなどでの開発者の活発化、そして、スタートアップの数と資金調達量の増加、全て、右肩上がりで来ています。

実はこれは、僕が、毎週、このBTC分析の後に、3BaaSの数値進捗とBrave Browserの数値進捗を分析していることと同じことです。

要するに、実際に市場の数値が伸びていれば、やがて投資ブームは再熱するということです。なので、僕は超楽観的に見ています。

続いてのニュースです。


ジャックドーシー率いるTwitterが、新型コロナウィルスのパンデミック収束後も、一定の要件を満たす社員のリモートワークを許可する方針を発表しました。彼は、確実に、今回のライフスタイルシフトの動きを支持しているといえ、とても素晴らしいですね。

続いて、同じくジャックドージー関連のニュースで、彼のもう一つの会社Square

では、P2P決済サービスのSquare Cashでビットコイン販売を開始しており、毎月の一人当たりの購入条件は、100万に設定されています。そして、彼は、毎月のその上限一杯の100万のビットコインを購入しています。素晴らしいですね。

続いて、

ビットコインとS&P500の価格相関性の分析がTwitterで盛り上がっています。最近、最も低い相関性が出てきたので、買いシグナルという意見が出ているのですが、僕は、やはりまだ多くの投資家は、ビットコインをリスクアセットと見なしているため、この相関グラフを参考に買おうという気にはならないですね。

続いて、

ウォール街で、ビットライセンスの考案者が、新たに140億円のビットコイン市場向け投資ファンドを組成しました。新たな資金がこの市場に入ってきます。

続いて、

コロナウィルスのパンデミックが収束傾向を見せる中、米中の貿易戦争は一向に止まりません。お互いに、経済取引を縮小する傾向はほぼ不可避になってきています。引き続き、金融市場の混乱要因になると見ています。

さて、最後に、いつものスライドです。

コロナショックは、世界恐慌と同じレベルの不況を世界にもたらすとみており、その時のWikipediaからの参考数値です。継続的にチェックしましょう。

そして、

 

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来のドル通貨危機ということです。

3大BaaSのイーサリウム、EOS、TRONの進捗

つづいて、アルトコイン市場です。

イーサリウム、EOSTRONの3大BaaSからです。

先週は、TRONの動きが活発でした。ただし、3つとも着実に成長しています。

BraveBrowserの数値進捗

次に、BATの動きです。

パブリッシャー数は、1週間で、2.67%と2週間前に比べて少し鈍化しましたが、高い数値です。

BATのアドレス保有者の増加は、常時の平均値である+1%レベルに戻りましたね。

 

Origin Protocolの数値進捗

最後に、OGNのアップデートです。

Origin Porotcolのプラットフォームを利用したD2Cストアが、マスクの販売をはじめました。需要がありますから、いい立ち上げ方だと思います。

さて、いつもの最後のスライドです。

アルトコインへの投資は、基本、創業期のGoogleFacebookに投資するのと同じテックスタートアップ投資であることを理解してください。

ここで目覚ましい投資結果を出している投資家のレイド・ホフマンやピーター・ティール、そしてロン・コンウェイなど、みな共通しているのは「長期保有」であるということです。

この点は、バイナンスリサーチの結果からも裏付けられています。

長期保有者ほど、仮想通貨はリターン率が高いということです。

なので、僕も基本、個人投資家の人にはトレーディングではなく長期保有をおすすめいます。

以上になります。

注記:最終的な投資判断は、全て自己責任です。

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