Braveブラウザのコピープロダクト「Braver Browser」はクレイグ・ライトのBitcoin SVと同じ業界発展の足かせにしかならない。なぜか?

もはや彼がサトシ・ナカモトではないことは誰でも知っているビットコインをハードフォークしてBitcoin SVを生み出した業界のお荷物-クレイグ・ライトとBraverBrawserのロゴ

僕の週次分析でも取り上げたBrave Browserのプライバシー問題に関して、余計な動きが業界から出てきているので問題を指摘しておきます。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

Braveでおきたプライバシー問題について

まず、おさらいです。

簡単に言うと、BraveのURLボックスから、BinaneやCoinbaseにアクセスすると、アフィリエイト報酬が、Brave側に払われると言うものです。

これは、ウェブの世界では、検索エンジンで一般的です。FireFoxなども、Googleなどをアフィリエイト契約を結んで、年間、何十億円と言う収益を得て、これが彼らにとって貴重な開発原資になっています。僕は、ウェブテクノロジーの専門家でもあるので、丁寧に説明しておくとこれは2社間取引なので、深刻なプライバシー問題ではないです。

こちらのスライドを見てください。

Braveが問題視している、また、実際にインターネット上で問題視しているのは、サードパーティクッキーなのですね。このように、全くユーザーが知らないウェブサイトや分析システムに自分のデータが行ってしまっているのです。

一方、今回のようなアフィリエイト契約であれば、そのようなことは起きません。アフィリエイトリンクの所有者は、仮想通貨取引所ですからね。ユーザーが実際に訪問しようとしているサイトであり、見ず知らずの広告システムやデータ収集サイトではありません。

ユーザーが、そこまで過敏なのは仕方ないのですが、少し技術を学んで欲しいと思う出来事でした。

「Braver Browser」は、Bitcoinに対するBitcoin CashとBitcoin SVと同じ。業界成長の足かせ

と言うのが、僕の基本の考えです。詳しくお話します。

まず、僕のChain X Fundのポートフォリオ戦略をきちんと理解している人であれば理解できると思いますが、ビットコインをハードフォークして作ったこれらの仮想通貨は、ハッキリ言って、業界の成長の足かせにしかならない。なぜか?

新市場から旧市場へのお金の流れ

ビットコインが、デジタルゴールドとして、成長していくことで、非常に優れた触媒機能を果たし、既存の株式市場や債券市場のお金が、トークンを八個しているアルトコイン市場を中心にブロックチェーン産業に流れてきている。これが、この業界の成長の原動力です。僕のポートフォリオ戦略は「こちらの記事」にまとめています。

そして、このブロックチェーンプロジェクトの中で、「デジタルゴールド」のポジショニングを取れるのはビットコインのみです。なぜか? 世界初の暗号通貨としての1st Mover Advantageを持ち、リーダーが存在しないOSSプロジェクトだからですね。詳しくは「こちらの記事」を参考にしてください。

なので、ビットコインに資金が大量に流れる仕組みを作った方が、この産業は高速に成長していくことができます。ですから、ビットコインのハードフォーク通貨であるBitcoin CashやBitcoin SVなどは、僕の目線からすると完全に「余計なことをしてくれている連中」なのですね。特に、Bitcoin SVなどは、自称サトシナカモトのクレイグ・ライトによる詐欺プロジェクトですから、完全に業界の足を引っ張っていますね。

もはや彼がサトシ・ナカモトではないことは誰でも知っているビットコインをハードフォークしてBitcoin SVを生み出した業界のお荷物-クレイグ・ライト

これは、今回のBraver Browserに対しても言えることです。立ち上げメンバーの連中は会ったことはないですが、明らかに、Bitcoin SVなどと同じ、今回のBraveの一件に便乗した機会便乗型の不純な動機で立ち上げているプロジェクトというのが手に取るようにわかります

まず、このBraverのメンバーが言っている内容で最も、違和感を覚えることが「広告ナシ」でブラウザソフト事業を立ち上げようとしていることですね。長年苦杯をなめてきたBraveのブレンダンら元FireFoxチームのインターネット哲学と想いを何も理解していない。

Netscapeが、IEとChromeに勝てなかった原因はオンライン広告事業

Firefoxの前進のチームは、世界初のウェブブラウザを世に送り出したNetscape社のチームです。シリコンバレーのインナーサークルの一人であるマーク・アンドリーセンが学生時代に立ち上げたベンチャーで、BraveCEOのブレンダンは、NetScape社の元チーフアーキテクトです。

 

世界初の統合ウェブブラウザ:Netscape

 

From Wikipedia – ネットスケープコミュニケーションズ (Netscape Communications Corporation) はジム・クラークとマーク・アンドリーセンらによって設立された、かつて存在したアメリカ合衆国の企業である。1994年4月4日にモザイク・コミュニケーションズ (Mosaic Communications Corporation) として設立され、同年11月14日にネットスケープコミュニケーションズに社名変更した。1998年、AOLによって買収された。 ネットスケープコミュニケーションズは以下に挙げている製品だけでなくJavaScript、RDF/RSS、 SSLといった根幹技術を生み出した企業でもある。

当時の最大の競合は、マイクロソフト社のInternet Explorerでした。インターネットの登場によって、ソフトウェア産業はいずれ全てクラウド化されていくと言われ、そこに危機感を持ったビルゲイツが、IEを市場に投入し、Netscapeを徹底的に潰しにかかります。

マイクロソフト社は、世界No.1のOS事業を持っていましたから、そこにIEをデフォルトアプリとしてバンドルし無料で提供できます。強力なプロダクト戦略です。MS Officeシリーズで莫大な収益をあげていましたから、無料で提供し、莫大なマーケティング予算を投下しても、全然、Netscape社と互角以上に戦える。

一方、ブラウザ事業単体で勝負しているNetscapeは、マーケティングなどをやるためのブラウザビジネスをやる上でビジネスモデルも不可欠です。そうでないと、マイクロソフト社のIEに対抗できない。

ここで、ブレンダン達当時にNetscape社のコアチームがやり遂げられなかったことが、ウェブブラウザにおける広告事業なのですね。なぜ、これが重要か?

まず、理解しなくてはならないのは、「情報は無料で届けるべき」というインターネット技術の根幹思想です。なぜか? 情報格差を社会から根絶させるためです。これは、多くのインターネット企業を育てたシリコンバレーの精神として必ず貫かれていることです。

情報格差が、社会に果たす役割の重要さは、「こちらの記事」にまとめています。

だから、日本で、ホリエモンや与沢翼らが流行らした有料メルマガ、有料情報商材、オンライン有料サロン事業などは、完全にこの思想に反しているのですね。日本人の多くが全くわかっていないことです。だから、シリコンバレーに負ける。思想が間違っているのだから当然である。だから、インターネットメディアのビジネスモデルとして、オンライン広告、いわゆるアドテク産業が、シリコンバレーで非常に盛えたのですね。オンライン広告事業が進化し続けるから、インターネットメディアは無料でユーザーに情報を届けることができる。

日本でも、僕がこの批判を始めてから、ようやく情弱ビジネスと言う批判用語が出てきて、日本社会にも理解が拡がりつつありますが、ハッキリ言って、とき既に遅しですね。

しかし、Netscapeはこれを成し遂げることができなかった。結果的に、資金力でマイクロソフトに勝てず、IEにシェアを奪われ、AOLに身売りすることになり、その後、オンライン広告の事業化に成功したYahoo!や、のちに検索広告で続くGoogleらに業界リーダーの座を明け渡すことになり、今では、ブラウザ事業は、Googleが世界1位で、54%のシェアを持ちます。Googleが、なぜ、ブラウザ事業を始めたか?ほとんどの人は知らないでしょう。「こちらのブログ」にまとめています。

ウェブブラウザ市場-2019年

そこを深く理解しているのが、Braveを立ち上げたメンバーですね。僕もインターネット産業に2004年から関わっているのでよくこの点を理解しています。CEOのブレンダンにしてみれば、このニガ湯を自ら飲まされたのだから、強烈な想いがそこにあるでしょう。

そこに来て、Braver Browserの連中は、広告も無視、トークンエコノミーも無視ですから、完全に何もわかっていない連中であることがよーくわかります。ネーミングも明らかに真剣に考えておらず、機会便乗型であることがわかる。クレイグ・ライトのBitcoin SVと同質ですね。僕が、金子勇=サトシナカモト説を展開した理由の一つも、こやつのインタビューを聞いていて、全然、ビットコインの思想哲学をきちんと持っている人物には見えないのに、己がサトシナカモトと主張していることに怒りを覚えたからです。正義の鉄槌を食らわせる必要があると判断してのこと。

僕が、Brave Browserに投資しているのも、その数字進捗を常に追っているのも、Brave Browserが、全世界38億人以上いるインターネットユーザーが、仮想通貨市場に流れてくる上で、間違いなく「ポータル=玄関」としての役割を果たしていると評価しているからです。だって、ブラウザソフト使わないインターネットユーザーなんて存在しないでしょう。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

その努力の決勝を横取りするような行為をしてくるBraver Browserの連中は、率直に行って、仮想通貨・ブロックチェーン産業の発展にとって「百害あって一利なし」の存在です。僕は、こう言う正しい思想を持たない機会便乗型の起業家が一番嫌いなので、徹底的にタタくことにしました。

なので、Brave Browserに代表されるブロックチェーンアプリを使っている人も、仮想通貨に投資している人も、このような歴史を理解した上で、今回の一件を見るべきだと言うことです。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

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