NewsPicksとGunosyがいかにして僕のMusavyのプロダクトをパクったか? #2

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NewsPicksとGunosyのMusavyのパクリ方

では、ここから本題に入っていきましょう。Musavyのプロダクトが、NewsPicksやGunosyとほとんど同じであることがわかったと思います。如何にして彼らはパクったか? 一番えげつないと僕が思っているのは、彼らの「創業タイミング」ですね。

Musavyは、2009年から立ち上げを始めて、僕は2010年からシリコンバレーに渡り、アメリカに会社を2011年に登記し会社を閉じたのが、2012年7月です。

一方、NewsPicksは2013年から開始。これは、こちらのウィキペディアに出ていますね。NewsPicksのウィキペディアの方が2015年4月となっていますが、これが、NewsPicksが会社として親会社のユーザベースから分社化したタイミングです。実際のサービスは、パクられた僕自身、明確に覚えており、2013年にはサイトは立ち上がってました。すぐに使ってみて、完全「パクリじゃん」て、すぐ分かりましたから。笑

そして、Gunosyも設立は、2012年11月です。こちらのウィキペディアに出ています。こちらもMusavyで僕が開発していたトピックフォロー型のキュレーションマガジンの完全なるパクリです。

この2社に共通している点は、ちょうど、僕がMusavyを閉じて、ほどなくして立ち上がっていると言うこと。ここにどのような因果関係があるかわかりますか?これが、実は、後に話をするGAFA+マイクロソフトが東証一部の時価総額を超えているいう日本経済の悲惨な結末、そして、みなさんが毎月払っている年金積み立てがほぼ戻ってくることがないという悲惨な現実と、密接に関わっているのですよ。シリコンバレーと東京の二つのスタートアップエコシステムを深く経験している僕には手に取るようにわかります。

シリコンバレーで完全に市場性があることが証明されたプロダクトでしか勝負しない日本の腐った起業家とVCたち

そう答えはこれです。

まず、これは、僕がゼロから立ち上げた日本の仮想通貨・ブロックチェーン産業の歴史に関するブログでも紹介している話ですが、日本で有力VCと言われている連中の大半は、シリコンバレーですでに「確実に市場がある=投資リターンが得られる」と言われているベンチャーにしか投資しません。なぜなら、ビノット・コースラやペイパル・マフィアのように、自分達の頭で「次は、これがNext Googleだろう」ということを考える能力がゼロだからです。金融やコンサル上がりの連中しかおらず、僕のように0から1を本当に作ったことがないのだから当然ですね。

だから、革新的なベンチャーに対する目利きは、僕と同じ0から1を作った経験のある成功している起業家たちが中心メンバーで構成されるシリコンバレーのインナーサークルと違って全くありません。シリコンバレーのインナーサークルについては、「こちらの記事」にまとめています。

このシリコンバレーでキュレーション市場への投資ブームが2年と言う歳月で完了している話はこことつながってきます。僕は実際に、シリコンバレーで、このコンテンツ・キュレーションというNext Big Thingの分野で起業したので、明確に体感したのですが、シリコンバレーでは、基本、Next Big Thingの投資テーマは、約2年で勝敗がつけてきます。

以下は、僕の「アルトコインの投資戦略まとめ」からの資料です。アルトコイン投資の基礎はグローバルテックスタートアップ投資と全く同じです。詳しく知りたい人は、「こちらの記事」を読んでください。

スタートアップの成長と資金調達ラウンドの基本図

この2年というのは、上の図でいうところの、SeriesAからSeriesBラウンドまで進むまでの時間軸です。Seedラウンドで、インナーサークルが一気に動き出し、それによって、苛烈な競争がシリコンバレーで開始し、SeriesAの約2年間(正確には18ヶ月)で勝敗がつきます。勝敗というのは二つの意味があり、

  • 1. M&AかIPOまで進むことができる、つまり、生き残ることができるベンチャー
  • 2. そもそも、この投資テーマが、真の意味でNext Big Thingになれるかの答えが出る

ということです。2の方が、今回の本題と関連しているポイントですね。

つまり、シリコンバレーにとって、この2年間というのは、「全世界を変えるだけのプロダクトが生まれる分野なのか?」の検証している期間ということです。当然、投資して、プロダクトを作り、市場を開拓しないとわからないですからね。これが、僕が、翻訳しているインナーサークルの一人であるペイパル・マフィアのレイド・ホフマンが提供している番組「マスターオブ・スケール」をよく聞いていれば、彼が頻繁に口にしていることです。

ここで、先ほどキュレーション市場がNext Big Thingにならないことがシリコンバレーで判明した背景はこれです。


これは、僕が自ら考え出した、インターネットメディアの構造モデルです。見ての通り、キュレーションメディアは、ソーシャルメディアと検索エンジンに挟まれたポジションに存在しているのです。つまり、ソーシャルメディアや検索エンジンがAIなども活用しながら、キュレーション機能を強化していくと、間に挟まれているキュレーション市場は、取れる市場規模がどんどん小さくなって行きます。これが、実際にシリコンバレーで起きたことです。ですから、コンテンツキュレーションで最も有力と言われたFlipBoardは、ユニコーンベンチャーの基準である時価総額1,000億に届かぬままです。Quoraも不発に終わっています。Redditも現時点で時価総額3,000億程度。その後にきたシェアリングエコノミーにおけるハウスシェアリングのAirbnbやライドシェアリングのUberに事業規模も時価総額ですでに抜かれています。つまり、Next Big Thingにはならないことが、この2年の間で結論が出たのですね。

僕は、実際の体験として、2012年ごろから急にシリコンバレーの大半のVCの反応が悪くなったことを明確に覚えています。インナーサークルがこの投資テーマに対してアクティブな動きを取らなくなったからです。シリコンバレーのVCの100%がインナーサークルの動きをみて活動しているからです。

一方、日本のVCは、シリコンバレーで上の勝敗がついたのしか出資しません。なぜか?リスクが低いからです。当然、その分、リターンも低い。自分の目で、そのテクノロジーがもつ革新性を評価することができないのだから、より優れた目を持ったインナーサークルの投資家にコバンザメのように吸い付いて生きるしかないということですね。この「コバンザメ」という表現は、僕がシリコンバレーで起業していたときに、ある日本VCの人から直接聞いた言葉です。本当、情けない奴だなと思いました。

そして、この「コバンザメ」活動は、VCだけではありません。なんと驚くべきことに、日本の起業家の大半がそうなのですね。その典型例が、NewsPicksとGunosyです。シリコンバレーの本流で勝負していた僕のMusavyの機能をパクって、UIやデザインだけ自分たちのものにして、それで国内のニッチ市場で金儲けしている。

Musavyが散々苦労して、試行錯誤を重ねて市場がある事を証明したプロダクトを丸パクリして、起業する。これは、シリコンバレーの起業の鉄則とは、真逆ですね。それは、レイド・ホフマンがマスター・オブ・スケールで説明している通りです。Airbnbの共同創業者兼CEOのブライアン・チェスキーのインタビューエピソードで詳しく説明しています。「こちら」です。

特に、NewsPicksのビジネスモデルは完全に腐敗してますね。まず、ありえないのは、ソーシャルメディアでありながら、ユーザーから、Netflixより高い毎月1500円の購読料を取っていることですね。RedditもQuoraも、僕が立ち上げたいたMusavyも絶対にそんなことはしない。僕も彼らも、「インターネットの本質」を理解しているから。

しかも、オリジナルコンテンツのクオリティは実に低く、僕のブログからネタを丸パクリしている始末。引用元として紹介すらしない。彼らのパクリ行為については「こちらの記事」にまとめています。僕は、Netflixには金を払ってでも見たいと思わせるプロのコンテンツがあると思い契約していますが、NewsPIcksにはゼロですね、僕が、マスター・オブ・スケールの翻訳記事を配信始めたのも、NewsPicksが翻訳記事を1500円の有料会員サービス向けに提供しているからです。本家のコンテンツは広告モデルで無料で提供されているにもかかわず。ありえんなと。インターネットの本質は、「情報格差の解消」にあるにも関わらず、それを無視して超低レベルなコンテンツでユーザーから高い金を巻き上げるビジネスモデル、シリコンバレーからバカにされるのは当然ですね。その点は、「こちらの記事」にまとめています。

何より、ソーシャルキュレーションメディアをやりながら、自らも独自コンテンツを提供するというのは、プラットフォーム戦略として完全矛盾しているのですよ。シリコンバレーのベンチャーでそんなことやっている会社一社もないでしょう。僕も含めた彼らは、インターネットのプラットフォーム戦略をきちんとよくわかっているからです。Googleが、検索エンジン事業で自ら独自のテキストメディアを持たないのと同じこと。フェイスブックが独自動画を作らないのと同じこと。Redditが自らコンテンツを作らないのと同じこと。それをやってしまっては、インターネットが民主的なメディアではなくなってしまうことを深く理解してるから。一方、その本質を理解していないNewsPicksは平気でそのようなことをやり、中途半端なプロダクトをユーザーに提供し、アホみたいに高い会員手数料を取る。ホリエモンや与沢翼が流行らせた有料メルマガ、有料会員サロン、有料情報商材ビジネスなどと同類の「情弱ビジネス産業」と全く同類です。実にタチが悪い。

さらに驚くべきことは、NewsPicksに出てくる大半の著名人が、ポピュリストだらけで、特に落合陽一らに至っては、平気で僕のブログのコンテンツをパクってくる始末。特にひどいと思うのは、僕のブログやYouTubeは奉仕経済を実践するため全て無料で提供しているので、寄付機能のみをつけているのですが、中には、毎月必ず1万円分のビットコインを寄付してくださっている購読者の方がいる一方で、彼らはそのような行為は一切せず、僕のコンテンツをパクって人気取りと金儲けをやっているのですね。引用元として紹介すらしない。ほんと、日本人はどこまで精神が腐ってるのかと。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

そして、Gunosyに至っては、その後、同じメンバーが立ち上げたブロックチェーン系のLayer Xにおいても、僕のOrbの戦略を丸パクリしています。しかし、経営陣が英語もロクに話せず、リクルーティング力が低い多様性のないチームなので、全然革新的なソフトウェアを生み出す力がなく、2020年のタイミングで、すでに、イーサリウム、EOS、TRONの3強体制で勝敗がついているパブリックブロックチェーンのBaaS市場に進出している始末。パブリックブロックチェーンを使ったB2Bアプリ市場が立ち上がるなど、はるかに未来の話であり、更にそこにはCardanoやAlgorand, Hedara Hashgraphなどすでに有力プレイヤーも出揃っており、イーサリウムにおいてもエンタープライズモデルの研究開発が進められていますから、完全に世界市場はレッドオーシャン、Gunosyと同じで国内のニッチ市場で食っていくしかないことが既に決定しているベンチャーです。これを日本のスタートアップ業界はチヤホヤしとるわけです。バカ丸出しですね。詳しくは「こちらの記事」にまとめています。

以上の具合で、いかに東京のスタートアップエコシステムが、GAFAを生み出す力がないか?ということが、みなさんにもよく理解できたと思います。

しかし、最も重要かつ、多くの日本人が最もわかっていないのは、このような起業家とVCしかいない東京のスタートアップエコシステムが、結果的に、自分たちにどのような、決定的「不幸をもたらしているのか?ということ。

東証一部がGAFA+Microsotfに時価総額で越されるという現実が引き起こす深刻な老後の年金不足

ということです。このブログでもなんども紹介している平成元年と平成30年の世界の時価総額ランキングを見れば明らかです。

2018年8月20日のダイヤモンドからの抜粋

 

そして、とうとう東証一部の時価総額が、GAFA+Microsoftに抜かれるというところまできました。

GAFA+Microsoftの時価総額、東証1部超え 560兆円に

GAFAは、30年前にはこのランキングにすら出ていなかったシリコンバレーのベンチャー企業達です。(念の為、アマゾンは現在シアトルが本社)

わかりますか?日本のスタートアップエコシステムは、新しいテクノロジー投資テーマに対して、常に北米市場ですでに立ち上がった2年遅れのプロダクトをパクるしかしない。これで、シリコンバレーから日本市場に進出してくるテックベンチャーに勝てるわけないでしょう。シリコンバレーのVCマネーは、日本市場の30倍、そして、世界中から最高の人材を集め、人口も日本の3倍あるアメリカ。それでいて、向こうが既に2年以上、事業が進んでいるんだから。サルでもわかる話ですね。

しかも、人口ピラミッド構成でも、若者がどんどん減っている日本市場に対して、移民政策で若者が常に潤沢に補充されていくアメリカ社会で勝ち残ったシリコンバレーのテックベンチャーの方が圧倒的に強い企業として成長していることは、火を見るより明らかなこと。


アメリカの人口ピラミッド

人口ピラミッドから見ると、イノベーションハブのあり方は、「こちらの記事」に詳しくまとめています。

最も大切なことは、ゼロから自分の頭で考えて、新しい未来を作り出す努力をしない、他人の努力を盗んで成功することしか考えない、他人の成果を真似ることでしか成功することを考えない、いかに手を抜いて成功するか、サボって成功するかしか考えない、こういう人間ばかりが中心の社会というのは、例外なく没落していくということです。そして、それが「今の日本社会」です。

当たり前ですね。0から1を生み出す創造力も実行力もなく、それを真剣に支える周囲の力もないのだから。歴史は常にその真理を教えてくれており、世界の歴史で栄えている文明というのは、全てそこに人類の文明社会を前に進める発明をしている人材がその文明の中にきちんといるのです。ルネッサンス時代のヨーロッパに登場したレオナルド・ダ・ビンチしかり。フラッシュメモリーの発明者である東芝の舛岡氏のエピソード(こちらの記事)でも紹介していることですが、リスクを取って未来を切り開く努力をしているものを横目でみて、美味しいところだけ横取りするようなポリティカル・アニマルのような考えしか持たない人間が中心の日本社会というのは、滅びていくしかありません。

ですから、よくわかった方がいいのは、みなさんが、いまだに将来もらえると信じている人生100年時代のリタイヤ後の「年金」は、日本経済が持続的に発展することで手に入るもの。つまり、このようなスタートアップエコシステムしか持たない日本からGAFAなどのような人類の未来社会をリードする企業が育つことはない、つまり、みなさんの年金が十分な成果を得られることなど絶対に不可能ということ。僕はこの因果律が全てわかっているので、日本の企業には、ベンチャー企業も含めて1円も投資しません。日本の年金システムがこの失われた30年で完全に崩壊していることをきちんと理解したい人は「こちらの記事」に詳しくまとめているので参考にしてください。

ということで、僕がいる沖縄にあるシリコンバレーと同じ多様性あふれるOISTには、上のような精神の腐敗した連中を一切排除したスタートアップエコシステムを作ることで、日本の中で唯一、「泥舟にはならない場所」を作り出していっています。その点については、「こちらの記事」にまとめています。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

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