マスター・オブ・スケール – InterActiveCorp会長バリー・ディラーのインタビュー#3

ホフマン:聞いたかい?3年だよ。

 

ディラー:だから、僕は、エンタメ業界全体がどのように発展してきたのか、それで全て理解した。

ホフマン:この結果、バリーは、同僚たちからはあまり好かれなかった。

ディラー:彼らは、僕に、”君は、もし、エージェントになりたくないなら、ここを去るべきだよ”と言ってきた。僕は、彼らに、”だれがそんなことを言ったんだ?”と尋ねると、”君の態度からそれが見えるよ”と。彼らは、何度か僕を追い出しにかかったんだけど、僕は、3年は続けた。正に、エンタメ業界の知識を得る学校だった。

ホフマン:ところで、バリーは、実際には、例のファイルルームでこの無謀な3年間を過ごすために大学を中退している。それは、正に、スケールする能力に長けた起業家に関して、僕がよく聞く話だ。彼らは、常に、バリーのように、完全なる独学者というわけではないけれど、しかし、彼らは常に、周囲に対して、自立しているように振舞う。彼らは、学校の世界にはあまり馴染めてはいない。彼らは、学ぶことより実際に行動することから学習する。時々、読書を通じて学ぶ。そして、バリーのように、この二つの学習パターンの間を行き来する。そして、このサイクル、つまり、読書と行動の二つが徐々に加速していく。そして、渦のような世界になっていき、この二つが化学反応を起こしていく。彼らは、自分にこう尋ねる。”私は、今、一番、何を学ぶべきか?”と。

例えば、Dropboxの創業者兼CEOであるデュリュー・ヒューストンは、彼がまだMITの学生だったころに、この読書と実際の行動の二つの渦の世界観を体験している。

デュリュー・ヒューストン:この体験は、僕が一番目の会社であるAccoladeをやっていたときに始まった。SATのオンライン試験の準備をしていたと気に、悟ったんだ。とてもクリアだった。プロダクトを作っている段階で、技術以外のことについて、最低限の知識がいると感じた。当時の僕は、セールス、マーケティングやファイナンスのこと、そしてマネジメントについても何も知らなかったんだ。

けど、時間はなかったから、効率よく学ぶ必要があった。だから、夏休みのと気に、Amazonで、営業戦略やマーケティング戦略の本について、キーワードを検索ボックスに入れて、トップランクで売れている1・2冊を買って、読んだ。

そのときに、本の読み方を学んだかな。たとえば、メモを取ったりね。読み終わった後は、そのメモをときどき読み返したりするんだ。

ホフマン:その読書術は今でもやっているかい?

ヒューストン:もちろんだよ。実は、今では、Dropbox内にそれを実践するチームも作っているんだ。リーダーシップチームと言って、3ヶ月ごとに開催しているリーダーたちのオフサイトミーティングで、1冊本をピックアップしてチームで読むんだ。対象者をもう少し増やしたオフサイトを年2回やっているのだけど、そこでも同じことをやっている。

ホフマン:Dropboxのリーダーがピックアップした本の一冊が、”幸運との格闘”というものだ。僕は、この本を買うことを勧めている。しかし、君がもし無限の学習者なら、君は、きっと、自分独自の読書リストを持っていることだろう。そして、それこそが君に力を与える。

どんなケースであれ、バリー・ディラーは、その学びの機関を経たことで、何かを始める準備が整っていった。それがなんだ得るかは、まだ彼には見えていなかったが、やがて、彼の友人が、彼にとって贖えないレベルでの話を持ってくる。

彼は、この瞬間を、後の彼のキャリアを形作る上で、正に、セレンディピティと呼べるものとして語っている。そして、彼は、人生において、何度もこの経験をしている。彼は、これを単なる幸運として扱うのではなく、君が起業家として幸運であり続ける意思として見ている。バリーが、どんなときであれ、このセレンディピティの瞬間に出会うとき、彼はこの音を出す:「リンリン!」(ベルの音)

ディラー:僕の近しい友達で、マルロ・トマスがね、、、

天の声:マルロ・トマスは、アメリカンの女優で、”That Girl”というTVシリーズで有名。

ディラー:彼女が、ABCの若い重役とデートしていたんだ。しかし、全てが、セレンディピティだった。彼は、ちょうどNYからLAに移ってきたところだった。ABCの新進気鋭の若手ミドルマネジメントの人材だった。彼は、LAでABCが手がけていたTVコンテンツプロジェクトの担当VPとして来ていたと思う。

そして、彼が、僕に彼のアシスタントになることを提案してきたんだ。

つづく。

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