ビットコイン週次分析-2020.08.03-08.09-8月15日の米中通商会談で再び市場に火がつくか注目。

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、2020年8月3日から8月9日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。

僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のブログを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。今週は変化なしです。

ビットコインの市場分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

目先は、2019年8月6日につけた$12,330を目指す展開が続いています。少し気になっているのは、8月7日に発表された米国失業率10.2%(前月値に比べて+8.2%の改善)に対して、市場が下落で反応したことです。最終的に$11,322まで下がりました。

コロナの第2波が続く中、米国経済の数値は改善は続けているもののやはりまだ失業率は高止まりしたままとも取れるわけですが、市場自体はわずかの改善でもプラスにとらえる傾向が出てきているように思います。

続いて、日足チャートの分析です。

引き続き、コロナショック前につけた高音の$10,500をキーサポートラインにおきながら、昨年最高値の$13,970を目指す展開です。

そして、週足分析です。

ボリンジャーバンドでは、上のラインに相場展開が張り付く状態が続いています。うわ抜ける可能性も意識したいところです。また、KDJは、短期線が長期線をうわ抜いている状態はキープできているので、中長期ではブル相場をキープできているのが確認できます。

では、今後の展開について、ファンダメンタル材料をベースに、分析をしていきましょう。

まずは、ビットコインのマイニング難易度です。

次回の8月10日の予想値は、+1.67%とです。先週は、少しマイナスの-0.21%でしたから、再び、少しブルトレンドに入っていることが確認できます。

次に、CME先物の価格動向です。

引き続き、「順ざや」はキープ。先週の1ヶ月平均の価格差が、+$35から、今週は、+$50となり、+43%%となっています。注意したいのは、$45-50はほぼピークレベルの価格差なので、現時点がピークで、少し価格修正が入る可能性もあります。

市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。


市場全体の時価総額は、2週間続いた+11%の増加率から、今週は、7.5%と少し鈍化しています。また、BTCドミナンスレートも+0.05%の60.85%と、少し上がっています。ここ最近、続いていたアルトの上昇相場がひと段落してきていることが確認できます。BTCが再び強い上昇を引き起こさない限りは、今週は、アルト市場は修正局面になる可能性が高いと見ています。

次に、USDTの動向です。

時価総額は、今週は、先週と比べて、+6.2%、追加発行されています。価格は、先週は$1前後の推移でしたが、再び、$1より上のあたりで価格推移していることから、アルト市場への資金流入の動きはここと連動していると言えます。

次に、GrayScaleのBitcoin投信の価格GBTCです。

USDTは仮想通貨トレーダーが使うことが多い一方、GBTCは、一般の個人投資家や機関投資家が使うことが多いので、より純粋なアメリカドルからBTCへの資金流入のトレンドを追うことができます。

先週、コロナショック前の最高値、$13.48を超える相場展開となりました。ブル・トレンドをキープしつつ、今週は、BTCが大きく上放れしない限りは、少し修正局面になると見ています。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

8月10日時点で、401,385BTCです。

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、変化なし。Goldは、+3の90、そして、USDは、+2の32です。ゴールドは引き続き、多くの個人投資家に人気であることが確認できます。


次に、ゴールドの価格です。

予想通り、先週、$2,000を超えてきましたね。ただ、ビットコイン同様、米失業率の多少の改善に対して下落で反応したので、この点は、念頭においておきたいです。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

先々週の-1.00%から、3.9%下げて、-1.04%まできています。ゴールド同様にインフレリスク対策として強気相場が継続していますが、ゴールドに比べるとブルトレンドは鈍化していますね。この点は、ドル危機の引き金にもなることから注意しておきたいです。

続いて、S&P500です。

引き続き、ハイテク銘柄が市場を牽引し、緩やかな上昇トレンドです。しかし、コロナショック前につけた、$3,386はまだ超えられていないです。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

先週に引き続いて、ブルトレンドをキー王し、$11,000超えをキープしています。強いですね。

恐怖指数のVIXは、

株式市場の緩やかな活況を受けて、少しベアトレンドです。

そして、8月10日から8月15日の注目すべきイベントです。今週は、特に15日に米中の通称会談が予定されているため、内容次第で、相場は再び大きく動く可能性があると見ています。注意しておきましょう。

12日:米コアCPI指数(前月値0.2%)
13日:米国新規失業保険申請件数(前週比1.18M)
14日:米小売売上高(前月値7.5%)
15日:米中通商会談

市場関連ニュース

続いて、関連ニュースです。

新型コロナウィルスの動向です。

感染者数の増加率は、先週の+11.2から今週は9.8%と、更に改善が見られます。死者数は先週の+6.2%から、+6.0%とこちらもわずかに改善が見られます。

続いてのニュースです。

米国の7月の失業率統計は、10.2%と引き続き改善傾向が続いていますが、数値はまだ高いです。市場は、このわずかな改善をポジティブに評価していることから、この傾向は、ゴールドなどにとってはマイナスであることを頭に入れておきたいです。ビットコインは、まだ株式市場よりなのかゴールド市場よりなのか、ハッキリとしたスタンスが見えていない状況と評価しています。

続いて、

アメリカが、TikTokの利用禁止に加えて、WeChatの利用も禁止しようとしています。狙いは、8月15日に予定されている米中通商階段で、交渉を有利に進めたいからだと見ています。ただし、これでも中国から有利な条件を引き出せない場合、世界経済は再び、混乱する可能性があり、それはゴールドにとってはプラス材料になるので、頭に入れておきましょう。

続いて、

ベイルートで起きた巨大な爆発事故ですが、ベイルート政府側が、テロ行為の可能性も意識していることから、中東に再び、紛争の火種が出てくる可能性も高いため、原因調査の動向を注視しています。

続いて、

クリプト・ママで有名な、SEC委員会メンバーのHester Peirce女史が第2期も続投することが決まりました。2025年まで継続します。彼女のおかげで、アメリカの仮想通貨市場の発展が継続していることから、これは業界にとってはありがたい展開です。

続いて、

ジャック・ドーシー率いるSquareのビットコイン販売事業が、前期は600%増で、過去最高値を更新しました。$10,000の心理線を超えてから価格をキープできている点も大きいと思います。Square Cashのお陰で個人投資家からのビットコインの資金流入が加速しており、大変、素晴らしい進展です。

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

つづく。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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