ビットコイン週次分析-2020.08.10-08.16-CME Futuresの強気相場は果たしてピークレベルか?要注意

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、2020年8月10日から8月16日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。

僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のブログを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。今週は変化なしです。

ビットコイン市場の分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

目先は、2019年8月6日につけた$12330を目指す展開が続いています。

8月15日、予定されていた米中貿易会談の混乱を見据えての強気相場が展開し、8月12日の$11,125から8月15日に、$11,980まで上昇しましたが、会談延期を受けて、ここまででブルトレンドは一旦収束しました。

その後、8月16日にもう一度大きなトライをする動きが出ているのがチャート上からわかりますが、結果的にブレイクせず揉み合いが続いています。8月10日の$12,067をマークしたときの売買高と比較しても、少し上昇パワーが弱くなってきているのがわかります。

コロナの第2波が続く中、米経済が少しずつ回復していることが諸々のデータから見えてきていることを受けての動きと見ています。

続いて、日足チャートの分析です。

ボリンジャーバンドの値幅が徐々に狭くなってきており、売買高も少し下がってきているので、フラッグ形成が進んでいます。現時点では、どちらかというと下落に傾く可能性が高いです。

そして、週足分析です。

ボリンジャーバンドでは、上のラインに相場展開が張り付く状態が続いており、上のラインにぶつかる度に、価格が下落するという展開が続いています。

では、今後の展開について、ファンダメンタル材料をベースに、分析をしていきましょう。

まずは、ビットコインのマイニング難易度です。

前回8月11日の難易度調整は、+0.59%と若干プラス。次回予定の25日の予測値は、4.42%とこちらは割とブルトレンドです。

次に、CME先物の価格動向です。

引き続き、「順ざや」はキープ。先週の1ヶ月平均の価格差が、+$50から、今週は、+$93となり、+186%となっています。今、追っている材料ですと、これが最もブルですね。以前にも$90以上をつけたことはありますが、その後すぐに下落に向かいました。また、売買高も先週に比べると下がってきているので、高値を警戒したいところです。

市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

市場全体の時価総額は、今週は、前週の+7.5%から更に鈍化して、+3.1%です。

一方で、BTCドミナンスレートは、-2.3%も下がり、58.55%です。つまり、BTCへの資金流入はそれほど伸びておらず、アルトコイン市場に多く資金が流れたことがわかります。

BTCへの資金流入が一定レベル以上をキープしていないと、BTC下落が発生し、それを受けてのアルト全体の下落相場が出るケースが多いため、こちらも注視したい展開です。

次に、USDTの動向です。

発行総額は、今週は、先週と比べて、+3.7%、先週は、6%でしたから、こちらも少し下がっています。

価格は、先週は$1より上の価格展開でしたが、今週は再び$1近辺で推移していることから、USDTからの資金流入も細ってきていることが確認できます。

次に、GrayScaleのBitcoin投信の価格GBTCです。

USDTは仮想通貨トレーダーが使うことが多い一方、GBTCは、一般の個人投資家や機関投資家が使うことが多いので、より純粋なアメリカドルからBTCへの資金流入のトレンドを追うことができます。

8月7日、直近最高値となる$14.46をマークした後、価格修正局面に入り、$13.51で終えています。まだ、強気をキープできているというところです。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

8月10日時点で、401,385BTCです。

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、マイナス3。Goldは、+10の100で最大ピクに到達、そして、USDは、-4の28です。ゴールドは引き続き、多くの個人投資家に人気であることが確認できます。

次に、ゴールドの価格です。

先週の2,000ドル突破から、USの失業率改善を受けてベアトレンドに入り、価格は一時期、$1800台まで戻しました。その後、ゆっくりと$1900台に回復させてきている点を踏まえと、まだ上昇期待を持って長期買いをしている投資家が多いことがわかります。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

先々週の-1.04%から、10.6%上げて、-0.94%まで戻しました。
ほぼ、同じインフレリスクで買われるゴールドと同様の展開になっています。

続いて、S&P500です。

8月13日に、コロナショック前、2月19日につけた最高値$3386をマークし、その後、わずかに下げています。米経済の数値が諸々回復に向かっていることから、そろそろ、量的緩和の効果が出てきて、株式市場が強気に転じてくる可能性を意識したいところです。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

マイルドなブルトレンドをキープ、$11,000超えをキープしています。強いですね。

恐怖指数のVIXは、

株式市場の緩やかな活況を受けて、少しベアトレンドです。

そして、8月17日から8月21日の注目すべきイベントです。

20日:米国新規失業保険申請件数(前週比96.3M)

市場関連ニュース

続いて、関連ニュースです。

新型コロナウィルスの動向です。

感染者数の増加率は、先週の+9.8%から今週は9.2%と、更に改善が見られます。死者数は先週の+6.0%と変わらずです。

続いてのニュースです。

まず、8月15日に予定されていた高官レベルでの米中貿易会談が、延期されました。これを受けてゴールドやビットコイン市場、少しハシゴを外された感が出ています。

おそらくですが、現時点で会っても、どう考えても揉めることが見えているため、回避されたと見ています。となると、この材料が使える可能性は、11月の米大統領選までは、微妙になってきているということです。

続いて、

ベイルートの巨大爆発ですが、まだきな臭い要素が残っています。原因となった爆発物の製造にも使える2,750トンの大量の硝酸アンモニウムですが、所有者が不明とのこと。まだ、火種が残っている可能性があるため、注視したいところです。

続いて、

民主党からの最終大統領候補であるジョー・バイデン氏が、副大統領として、アフリカ系アメリカ人女性で、大統領選への出馬経験もあるカマラ・ハリス氏を任命しました。これで、バイデン氏の勝率は更に上がったと言えます。素晴らしい判断です。

続いて、

アフィリエイトやポイントとして仮想通貨を稼げるサービスを提供するブロックチェーンベンチャーのStormXが、米ウォルマートと提携し、稼いだ仮想通貨を買い物に使えるサービスの提供を開始しました。より仮想通貨が日常利用に近づく素晴らしいパートナーシップですね。

続いて、

米ナスダック上場企業でビジネスインテリジェンスサービスを提供するMicroStrategy社が、ビットコインに、”会社の資産保全目的”で250億円購入しました。この考えの背景は、当然、米ドルや米国債の価値に問題が発生した場合の保険ということです。まさに僕が考えているシナリオ通りですね。この動きに他の企業も追づいしてくることに期待です。

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

つづく。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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