ビットコイン週次分析-2020.08.31-09.06-テクニカルは週足チャート以外ではベアシグナル強し

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、2020年8月31日から9月6日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。

僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のブログを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。

先週、4つの銘柄に追加投資しました。DOT、LEND、YFI、そして、MKRです。

ビットコインの市場分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

先週は、予想通り、小さなブレイクアウトは起きたものの、パワー不足で失速し、そのまま大規模なベアトレンドに入りました。

9月2日に、再び、$12,000台に回復する展開になりましたが、チャートのKDJをみるわかるように、価格上昇に対して、買い勢力側にベアトレンドが形成されていることから、その後、下落基調が強まっていきます。

9月3日の米新規失業者保険の申請者数の数値が更に改善したことに対しては、相場は若干下げる程度でしたが、時間遅れで、ベアトレンドが加速し、9月4日に$9960をマーク。

次に、9月4日に米国の8月の失業者率の数値が、8.4%と前月に比べて18%以上の改善に対して、瞬間下落相場となり、$9875.5まで更に下げますが、ここで一気に値を戻して取引を終えました。

しかし、また同じように、時間遅れで、更にベアトレンドが加速し、9月6日に、$9,825まで下げて、その後、相場は一旦落ち着いています。

続いて、日足チャートの分析です。

キーサポートラインの$10,500は完全に割れている状態で、ボリンジャーバンドを見るとわかる通り、トレンドラインも更に下に向かっている状態です。

また、KDJもチャートにある通り、ダウントレンドが明確になりましたから、全体的にベア相場の展開に入ってきているのがわかります。

そして、週足分析です。

チャートの展開で、唯一までブルトレンドをキープできる可能性が残っているのは、週足のみです。

まず、ボリンジャーバンドでは、ちょうど中間地点にヒットして、週足は引けました。ここでどこまで反発できるかがポイントです。

KDJも同じで、まだブルトレンドをキープしています。しかし、三度目でベアになると、こちらも日足チャート同様の展開になるでしょう。

以上の点から、9月から10月初旬にかけての週足チャートの動きが、どちらに触れていくか、注意したいところです。

ファンダメンタルで強材料が欲しいところです。

では、ここからファンダメンタル材料の分析を進めていきましょう。

まずは、ビットコインのマイニング難易度です。

次回7日の難易度は、-1.07%、少しベアですが、前週時点の数値が、-2.05%でしたから、少し回復してきていることがわかります。ただ、ブルとは言えないです。

次に、CME先物の価格動向です。

とうとう「逆ざや」に転じました。先週の1ヶ月平均の価格差が、+$65から、今週は、-$32となり、-150%となっています。また、ボリュームも、先週の10倍近くレベルに上がっているので、ベアトレンドが強まりつつあるのがわかります。

やはり、3週間前につけ+$90の価格差は完全にピークレベルだったことがわかります。

市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

市場全体の時価総額は、前週の+3.8%から、今週は、-13.3%です。利食い売りではなく、アルトの投げ売りも入った下落展開です。

一方で、BTCドミナンスレートは上昇基調に入っていますが、-0.37%の57.49%とまだ先週月曜に比べて低い状態です。つまり、まだアルト市場は耐えている感があります。

次に、USDTの動向です。

発行総額は、今週は、先週と比べて、+5.86%、先週は、+3.55%でしたから、ブルトレンドです。

価格も、チャートを見ればわかるように、ブルトレンドです。この動きが、今のアルトコイン相場を支えているのがわかります。ただし、USDTの資金は、ビットコインにはほとんど流れないと見ているので、ビットコイン相場が崩れるとアルトもまた影響を受ける可能性大です。

次に、GrayScaleのBitcoin投信の価格GBTCです。

USDTは仮想通貨トレーダーが使うことが多い一方、GBTCは、一般の個人投資家や機関投資家が使うことが多いので、より純粋なアメリカドルからBTCへの資金流入のトレンドを追うことができます。

キーサポートラインの$12.4は完全に割れてました。9月4日に、$10.8まで下げています。ベアですね。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

8月19日時点で、422,500BTCとなり、8月10日より、+0.04%と微増です。前週は、+1.5でしたから3週連続で、増加率は下がっています。BTCへの資金流入が細っていることを意味しています。ベアです。

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、変化なしの11。Goldは、再度-3と大きく下がり83、そして、USDは、少し上げて+2の29です。

次に、ゴールドのチャートです。

8月27日の米新規失業者保険の申請者数の改善に対して、一時的に大きく上昇に触れた後、再び大きく下げるという波乱の展開。9月4日の米失業率発表の数値改善に対しては、直前に上げていたこともあり、素直に下落で反応しています。

ただ、ビットコインに比べると値動きは穏やかですね。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

先々週の-1.03%から、再び+0.5%上げて、-0.98となり、5.1%の上昇となりました。やはり、-1.0%水準はピークレベルでした。

続いて、S&P500です。

先週月曜と比べるとベアトレンドで終わっていますが、9月4日の米失業率の数値改善にブルで反応しています。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

こちらも同じく、先週月曜と比べるとベアトレンドで終わっていますが、9月4日の米失業率の数値改善にブルで反応しています。

株式相場が活気づいてくると、リスクオン状態になり、リスクアセットの仮想通貨市場にも資金が流れてくる期待が出てきますが、まだその動きが明示的には現れてきていない感触を持っています。

そして、9月7日から9月11日の注目すべきイベントです。

9月10日:米国新規失業保険申請件数(前週値:88.1万)

市場関連ニュース

続いて、関連ニュースです。

新型コロナウィルスの動向です。

感染者数の増加率は、先週の+7.3%から今週は7.1%と、わずかに改善です。死者数は、先週の+4.5%から、+4.1%となり、わずかに改善です。

続いてのニュースです。

まず、Twitterのツイートからですが、過去2回のビットコインの半減期後の価格変動率をベースにした予測値と、今回3回目の実際の価格推移を比較したものです。上昇展開が予測値よりも遅くなっているのがわかりますね。

この最大の要因は、やはり、コロナショックが大きいと思います。このスローペースのままで進むか、それとも一気にギャップを埋めるタイミングが来るかは予測するのがとても難しいです。

ただし、半減作用は、間違いなくビットコインの需給関係にはプラスに働いてくるので、相場に影響が出てくるのを待つのが上策と言えます。

続いて、

そして、こちらもビットコイン相場に関するもので、Twitterのツイートからですが、CME先物で、まだ埋められていない価格ギャップが残っています。$9,600から$9,700の間にあります。僕は、ここは埋めてくると見ていますね。なので、更に下落相場になる可能性は十分あると見ています。

続いて、

著名投資家バフェット率いるバークシャー社が、手持ち現金の1%に相当する6,000億円を投じて、日本の大手商社3社の株式をそれぞれ5%ずつ購入しました。タイミングも、安倍首相の辞任意向表明に伴う日経平均が急落したタイミングとベストのタイミングです。さすがですね。

狙いは、「資源貿易」にあると見ています。大手商社は色々なビジネスをやっていますが、メインの収益源は「資源」です。石油、ナチュラルガス、貴金属や、農産物などもですね。米中対立とコロナショックを受けて、グローバル経済が麻痺しているので、政治交渉も含めた貿易仲介を得意とする商社の勝機ありと判断したと見ています。

続いて、

オーストラリア国籍を取得して、中国のTVで活躍していた中国人のニュースキャスターが、中国当局に拘束されました。理由は開示されていません。間違いなく、米中対立を受けてのことでしょう。うーん、辛いですね。ただし、今後、この手のケースは、中国でますます増えていくでしょう。一部の人の中国離れが進むと見ています。

続いて、

トランプ大統領が、11月に予定されている大統領選のキャンペーンイベントで、支持率で対抗馬のバイデン氏に勝っているノースカロライナ州で、「州民は、投票所とEmailの2回投票すべきだ」と発言しているようです。日本でも同じですが、それは犯罪です。笑

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

つづく。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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