ビットコイン週次分析-2020.09.14-09.20-テクニカルとファンダメンタルでブル材料増加傾向

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、2020年9月14日から9月20日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。

僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のブログを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。

先週、2つの銘柄に追加投資しました。UNIとYFIです。

では、まず、ビットコインの分析からです。

ビットコイン市場の動向① – テクニカル分析

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

9月13日に、$10,200をマークした直後、このブルトレンドのシグナルが2度出て以降、ブルトレンドをキープしています。感触的には、$10,500あたりが再びサポートラインとして機能している具合で、日足チャートで予想通り、$11,000まで戻す相場展開になりました。

9月17日に$11,093をマークし、9月20日に、$11,179と更に高値をした後、一旦、価格修正の展開となりましたが、ろうそく足の状況をみると、$10,500より上のラインで強い反発力があるのがわかります。この反発力の源泉は、先ほどの2度目のブルシグナルがでた$10,500当たりに買い勢力が多くポジションを持っていることから来ていると見ています。

続いて、日足チャートの分析です。

先週、指摘した、KDJの長期のベアトレンドに対する短期のブルトレンドが、最終的に超える展開になっています。ボリンジャーバンドも、中央値ラインを超えているので、それなりにブルトレンドの力が増してきているのがわかります。

そして、週足分析です。

3週間前から指摘している、ボリンジャーバンドの中央値の価格帯を耐えられるか?どうか? 見ての通り、よい感じで耐えていますね。

この展開を踏まえる、テクニカルでは、ブルトレンドが強化されつつあると言えます。

では、ここからファンダメンタル材料の分析を進めていきましょう。

ビットコイン市場の動向② – ファンダメンタル材料の分析

まずは、ビットコインのマイニング難易度です。

先週20日の難易度は、+11.45%とかなりブルで着地しました。先週月曜の数値が、+5.26%でしたから、2倍で着地したことになり、これはかなりのブルシグナルです。次回3日も+9.89%と強気をキープしています。よい傾向です。

次に、CME先物の価格動向です。

今週は「順ざや」をキープしています。先週の1ヶ月平均の価格差が、+$46から、今週は、+$56.25となり、わずかですが、さらにブルトレンドを強めてきています。悪くないです。

市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

市場全体の時価総額は、前週の+11.2%から、今週は、+2.4%となりました。微増ですね。

一方で、BTCドミナンスレートは+1.64%の57.72%と大幅に上昇しています。

つまり、アルトの一部に大きな下落が起きていることがわかります。

次に、USDTの動向です。

発行総額は、今週は、+3.4%、先週は、+4.3%でしたから、先週に比べるとアルト買いのパワーはまた少しダウンしていることがわかります。

次に、GrayScaleのBitcoin投信の価格GBTCです。

USDTは仮想通貨トレーダーが使うことが多い一方、GBTCは、一般の個人投資家や機関投資家が使うことが多いので、より純粋なアメリカドルからBTCへの資金流入のトレンドを追うことができます。

17日の米新規失業保険の申請者数の高止まりの数値推移については、ほぼ無反応と言う感じですね。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

先週と比べて変化なしです。

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、-2の10。Goldは、再度-6と大きく下がり71、そして、USDは、少し上げて-2の25です。

ゴールドの人気がかなり落ちてきましたね。株式経済が立ち直ってきていることが背景です。

次に、ゴールドのチャートです。

こちらも、17日の米新規失業保険の申請者数の高止まりの数値推移については、ほぼ無反応と言う感じですね。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

先々週の-0.98%から、-0.97%と+1.0となりました。こちらも徐々に数値が下落基調になっており、ゴールドと同じ動きになってきています。株式市場が回復基調にあるためです。

続いて、S&P500です。

17日の米新規失業保険の申請者数の高止まりの数値推移については、少しベアに反応した感じですね。ただ、下落幅は小さいです。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

こちらも同じく、17日の米新規失業保険の申請者数の高止まりの数値推移については、少しベアに反応した感じですね。ただ、下落幅は小さいです。

株式相場が活気づいてくると、リスクオン状態になり、リスクアセットの仮想通貨市場にも資金が流れてくる期待が出てきますが、まだその動きが明示的には現れてきていない感触を持っています。

そして、9月21日から9月25日の注目すべきイベントです。

9月24日:米国新規失業保険申請件数(前週値:86.0万)

ビットコイン市場の動向③ – 市場関連ニュース

続いて、関連ニュースです。

新型コロナウィルスの動向です。

感染者数の増加率は、先週の6.96%から今週は7.03%と、再び悪化しています。死者数は、先週の+4.6%から、+4.1%となり、改善しています。

続いてのニュースです。

まず、仮想通貨関連です。

Twitterアカウントからのデータなのですが、過去の半減期後の価格変化率との相関性を追ったデータによると、後、30日ぐらいで、一気に上がるタイミングが近づいているのがわかります。コロナショックがあったことで、過去2回の半減期に比べると、上昇ペースが非常にスローなのが、今回の第3回目の半減期後の価格推移です。

ですから、変動率も振れ幅も最も最低ラインを辿っています。その点を踏まえると、この30日前後にやってくる上昇は、十分ありえると見て、念頭に置いています。

続いて、

老舗の中央集権型仮想通貨取引所のKrakenが、アメリカで、銀行免許を取得して、ユーザーの銀行送金の手間を省こうとしています。一見、よいニュースに聞こえるのですが、ネガティブが側面もあると見ています。

なぜなら、キャズム理論から考えてくると見えてきます。

DeFi市場で、既存の銀行システムに取って変わる、分散型銀行の機能をもつMakerDAO、AAVE、Compound、Yean.Financeなどが育ってきています。まだ、彼らはアーリーアダプターに利用されていない状況です。

一方、Krakenのサービスは、保守的なアーリー・マジョリティやレイト・マジョリティ向けサービスです。

ですから、Krakenの銀行サービスが普及してしまうことで、有望なDeFiプロジェクトにユーザーが流れる動きを弱めてしまうリスクがあるからです。

続いて、

同じくキャズム理論に関わるニュースですが、こちらはポジティブな話です。以前、ビットコイン購入でニュースになった、NASDAQ上場企業のMicroStrategyが、さらに追加で、175億円をビットコインに投資しました。

僕は、この動きは、ビットコイン市場で、アーリー・マジョリティが動き出してきているシグナルだと見ています。上場企業のように、コンプライアンスルールの厳しい企業まで、ビットコインを積極的に投資する動きを取れると言うことは、それだけ、ビットコインの価値を保守的なユーザー層まで含めて、ドル危機が起きた時の資産保全先として認めてきているという証拠だからです。

続いて、

アメリカで、ブロックチェーンに関わるイノベーションが加速する規制改革が進んでいます。

今までは、資金移動業に関わるライセンスが、州政府が管理していたので、アメリカの関連企業は、州単位で、申請しなければならず、時間もお金もかかったのですが、新たな規制によって、全州をまたぐ共通の審査制度が設けられ、1度、その審査を通貨すれば、全米でサービス提供が可能になります。

仮想通貨の日常決済が、アメリカで日常化する日が更に早くなったと言えます。素晴らしいですね。

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

つづく。

 

注記:最終的な投資判断は、自己責任です。

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