ビットコイン週次分析-2020.09.28-10.04-ゴールド市場との相関性薄れる。中長期はブルだが目先の$10,000台での底値固めに注目

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、2020年9月28日から10月4日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。

僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のブログを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。

先週は、追加投資はしていません。

ビットコインの市場分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

今週は、ファンダメンタル材料が市場をリードする展開になりました。

まず、10月2日に米CFTCが、仮想通貨デリバティブ取引所のBitMexのオーナー二人をマネーロンダリング容疑などで起訴、このニュースを受けて、$500近く下げました。

続いて同じく2日に、トランプ大統領と大統領夫人が、新型コロナウィルスに感染する報道がでて、再び、下落。しかし下落幅は、小幅にとどまり、$10,385で下げ止まります。

この二つのニュースの同じタイミングで、9月の米雇用統計が発表され、8月の8.4%に比べて、7.9%と0.5%改善しているものの前回の10%台からの回復に比べてスローダウンしている数値なのですが、これに対しては、市場はあまり反応しなかった具合です。

その後は、主だったニュースもない中、価格は少しずつ回復を続け、再び、キーサポートラインの$10,500を超える$10,600台で先週は引けています。

今回の2件のニュースについては、以前であれば、$1,000以上の下げが起きてもおかしくないニュースでしたが、下げ幅が以前に比べて小さくなってきている点を踏まえると、売り手があまり出てこないことが見えてくるので、地合いは強くなりつつあるのが分かります。

続いて、日足チャートの分析です。

ただ、日足では少しベアトレンドが見えつつあります。先程の下落を受けて、ろうそく足は、ボリンジャーバンドの中間ラインを割れる展開になっています。また、KDJを見ると、少しずつトレンドラインが収束に向かいつつあることも見えています。これらの点を踏まえると、何度かボリンジャーバンドの下の価格ラインをトライした後、上方ブレイクの可能性もあると見ています。

そして、週足分析です。

3週間前から指摘している、ボリンジャーバンドの中央値の価格帯を耐えられるか?どうか? 見ての通り、引き続き、よい感じで耐えていますね。

では、ここからファンダメンタル材料の分析を進めていきましょう。

まずは、ビットコインのマイニング難易度です。

4日の難易度予測は、+0.11%とほぼ変化なしで着地しました。先週時点hで、+5.23%でしたから、ベアです。この背景は、先週の2度にわたる価格の下落の影響が大きいでしょう。

次に、CME先物の価格動向です。

今週は「順ざや」をキープしています。先週の1ヶ月平均の価格差が、++$51.7から、今週は、+$32.5で、-37%です。まだある程度ブルはキープできています。その上で、10月の売買高も増えてきているので、ベア派とブル派の戦いが活発化している証拠です。ベア派がギブアップすると、一気に価格上昇が起きるので、10月末は注視した方がよい具合です。

市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

市場全体の時価総額は、前週の-1.7%から、今週も-1.5%となりました。

一方で、BTCドミナンスレートは+0.07%の57.82%とわずかに上昇です。

ですから、引き続き、全体的に下落は、アルトが主導していることがわかります。

次に、USDTの動向です。

発行総額は、今週は、+1.7%、先週は、+0.82%でしたから、先週に比べると更にアルト買いのパワーが少し改善していることがわかりますが、大きな回復ではないので、みな様子見ミードという具合です。

次に、GrayScaleのBitcoin投信の価格GBTCです。

USDTは仮想通貨トレーダーが使うことが多い一方、GBTCは、一般の個人投資家や機関投資家が使うことが多いので、より純粋なアメリカドルからBTCへの資金流入のトレンドを追うことができます。

ビットコインとほぼ同じ動きで、2日のBitMEXの事件とトランプ新型コロナ感染にそれぞれ下落で反応しています。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

BTC下落の動きを受けて、-0.1%と200BTCが売られています。

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、-1の10。Goldは、1ポイント戻して、77、そして、USDも-1で24です。

ゴールドの検索人気が引き続き、上向きですね。

次に、ゴールドのチャートです。

この点は、価格にも現れており、先週は1週間を通じて回復基調をキープし、特に、10月2日のトランプの新型コロナ感染を受けて、更に上昇基調を強め、$1917をマークしています。ビットコインとの相関性は低い値動きが続いています。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

先々週の-0.92%から、+0.94%と-2.2%、今週は再び下落、トランプ大統領の新型コロナ感染に伴う株式市場の下落の影響です。ゴールドと同じ値動きです。

続いて、S&P500です。

こちらも、2日のトランプ大統領の新型コロナ感染の影響をうけて、下落していますね。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

こちらも同じく、2日のトランプ大統領の新型コロナ感染の影響をうけて、下落していますね。

株式相場が活気づいてくると、リスクオン状態になり、リスクアセットの仮想通貨市場にも資金が流れてくる期待が出てきますが、まだその動きが明示的には現れてきていない感触を持っています。

そして、10月5日から10月9日の注目すべきUS経済のイベントです。

10月8日:米国新規失業保険申請件数(前週値:83.7万)

市場関連ニュース

続いて、関連ニュースです。

新型コロナウィルスの動向です。

感染者数の増加率は、先週の6.7%から今週は6.0%と、改善。死者数は、先週の+3.85%から、+3.8%となり、こちらも改善しています。

続いてのニュースです。

Uniswapに、「トランプ大統領の健康状態トークン」が登録されました。当然、売買できます。なかなか面白い試みです。

続いて、

クリプトキティーズを手掛けたDapperLabsがNBAと組んで、TOPSHOTと言うNFTトークンで選手のトレードが可能なゲームを発表しました。このゲームは、同じくDapperが手がけるNFTに特化したBaaSであるFlow Blockchainの上で稼働しています。NFTは、DeFiの次に注目を集めてくると見ているので、今後の展開に期待しています。

続いて、

仮想通貨取引所の預かるビットコインの保有量が、過去二年で最低水準に達しました。こちらのグラフの動きを見ると明らかですが、コロナショックによる下落の頃からこの傾向が顕著になってきており、価格は上昇しながら、取引所に預けているビットコインの量は減少して行っています。

これは間違いなく、アーリーマジョリティ含めた長期投資家が市場に増えてきている証拠とみており、長期でブルトレンドが形成されつつあることが分かります。

続いて、

こちらも、マクロ経済に関する仮想通貨市場のポジティブニュースです。青が、通常のFRBのUSドルの市場供給量の推移で、年平均6%の増加率です。一方、赤がコロナショック以後の供給量です。一目瞭然ですが、今回は、すでに年間20%を超えています。この余った資金が、仮想通貨に流れてくることで価格を押し上げる効果があり、インフレを嫌う投資家が、ビットコイン中心に仮想通貨を買う動きを取る可能性と見ているので、期待大です。

続いて、

イーサリウム創業者のビタリックが、Apple Store、Android Storeに代替するアプリストアの必要性を語り始めています。僕のポートフォリオ戦略でも指摘している通り、ブロックチェーンOSは、この代替アプリストアを可能にします。僕はBaaSにその期待値を持っており、イーサリウムはその可能性が最も高いBaaSです。

続いて、

Yearn.Financeを作ったAndre Cronjeが、今度は、DEX No.1のUniswapに対抗するプロダクトの開発を進めているようです。しかも、使っているBaaSは、Uniswapが使っているイーサリウムではなく、Fantomとのこと。Yearn.Financeのお陰で、レンディングDeFiのサービスはかなり手軽に使えるようになりました。その点踏まえても、今のUniswapにもまだ課題は多いため、彼が、また革新的なソリューションを市場に持ち込んでくれることに期待です。

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

 

つづく。

 

注記:最終的な投資判断は全て自己責任です。

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