ビットコイン週次分析-2020.10.12-10.18- OKEx事件によるクラッシュあるも強い回復力を見せる展開。地合い強し。

 

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、2020年10月12日から10月18日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。


早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。

僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のブログを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。

先週は、「変化なし」です。

ビットコインの市場分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

先週は、週始めは、前週のSquareのBTC投資に関するニュースの勢いをキープして上昇トレンドでしたが、16日に、$11,617をマークしてしばらくした後、OKExにマネロン検査が入ったことで全面出金停止措置が取られてたニュースを受けて、一気に$11,200まで下落しました。

しかし、その後、見て通りジワジワと価格は戻し、最終的に、$11,503で先週の取引を終えていることから、地合いは引き続き強い印象があります。

続いて、日足チャートの分析です。

今週はほぼ持ち合い相場でした。今の持ち合いが継続した場合、ボリンジャバンドの中央値に触れるタイミングは、11月の初旬から中旬にかけてと見ています。


ファンダメンタルで乱高下する材料が出てこなければ、このペースをキープすると見ています。

そして、ボリンジャーバンドの中央値に近づいたタイミングで、上に行くか下にいくかの方向判断をせまられるタイミングで、クジラ投資家などが上昇相場を仕掛けてくる可能性などを意識しています。

しかし、少し気になっているのが、売買高の細り具合のペースで、このボリンジャバンドの中央値に接触するタイミングより早く、この売買高の減少に伴う方向性判断が発生する可能性もある点は念頭に置いておいた方がよいと思います。

ただ、全体的には日足は穏やかな強気相場が続いている状態と評価しています。

そして、週足分析です。

引き続き、ボリンジャーバンドの中央値の上をキープできていますね。

そして、売買高も徐々に細ってきているので、同じく3-4週間以内ぐらいに上方か下方かを試す展開が出てくると見ています。

KDJも現時点では、上昇トレンドをキープですね。

では、ここからファンダメンタル材料の分析を進めていきましょう。

まずは、ビットコインのマイニング難易度です。

18日の難易度は、最終的に +3.62%となり、ハッシュレートは歴代最高値を更新しています。

次回11月2日の予測は、現時点で、+3.60%ですが、BTC価格が、持ち合い状況なので、次回も、+3%以上になる確率は今のところあまり高くないと見ています。

次に、CME先物の価格動向です。

今週は「順ざや」をキープしています。

先週の1ヶ月平均の価格差が、+$61.25から、今週は、+$69.1で、+13%、更にブル基調を強めてきています。

更に、2021年3月の先物契約まで出てきており、売買高も高い水準をキープしているので、市場予測の競り合いが活発なのことがわかります。

そして、ここ最近の売買高が、7月下旬からスタートした上昇ラリーのときと同じ規模の売買高まで成長しきています。

この点を踏まえると、先物市場は、目先ブルであるということですね。

市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

市場全体の時価総額は、前週の6.0%と大きく回復しましたが、今週は、-0.25%と、ほぼ変化なしです。

一方で、BTCドミナンスレートは+0.54%の58.99%とまた伸びていますから、アルトのベア相場がまだ続いていますね。ただ、ここまで乖離してくると、そろそろアルト側に資金が流れる動きが出てきても不思議ではないです。

次に、USDTの動向です。

発行総額は、今週は、+1.4%、先週は、+0.7%でしたから、まだ、資金がアルトには大きくは流れてきていないですね。

ただし、USDTの価格も$1,00より上で推移してきている点は、注目しており、資金流入が少しずつ活発化してきている印象を受けます。

次に、GrayScaleのBitcoin投信の価格GBTCです。

USDTは仮想通貨トレーダーが使うことが多い一方、GBTCは、一般の個人投資家や機関投資家が使うことが多いので、より純粋なアメリカドルからBTCへの資金流入のトレンドを追うことができます。

先週は、上昇後のほぼ持ち合い相場で引けており、10月16日のOKExのニュースにも、ほぼ無反応でした。やはり、こちらはトレーダー資金ではなく、中長期スタンスの投資家資金がメインであるからだと見ています。この程度の事件では、あまり動かない市場ということですね。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

大きく追加の買いが入り、10月10日に比べて、+3.46%になりました。

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、少し動いて+1の10。Goldは、2ポイントと更に下落して71、そして、USDも変化なしです。

次に、ゴールドのチャートです。

引き続き、検索人気は下落していますが、価格は、ブル基調をキープしつつ持ち合いという展開で今週は引けています。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

先週は、わずかに下げて、-1.1%の0.95%となりました。

続いて、S&P500です。

10月15日に、米新規失業保険申請者数が、先週に比べて+6.3%と再び増加に転じる動きを受けて、下げていますね。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

こちらも同じ展開ですね。

株式相場が活気づいてくると、リスクオン状態になり、リスクアセットの仮想通貨市場にも資金が流れてくる期待が出てきますが、まだその動きが明示的には現れてきていない感触を持っています。

そして、10月19日から10月23日の注目すべきイベントです。

10月22日:米国新規失業保険申請件数(前週値:89.8万)

市場関連ニュース

続いて、関連ニュースです。

新型コロナウィルスの動向です。

感染者数の増加率は、先週の6.6%から今週は6.6%と同じペースをキープ、そして、死者数は、先週の+7.8%から+3.4%となり、大幅に改善しています。

続いてのニュースです。

Stellarも、USDT対抗馬のUSDCを発行することになりました。BaaSのビジネスとしては手堅いと判断してのことでしょう。

続いて、

Coinbase Proが、ラッピングされたBTCのWBTCを上場させました。現物保有ではないので、実質的には投機対象にしかならないと見ています。

続いて、

先週、分散ストレージのFileCoinがメインネットをローンチし、Binanceも含めて大型取引所のFILトークン上場ラッシュが続きました。

この件について、簡単に僕の見解をいうと、現時点でのFILの時価総額は、600億円程度ですが、発行予定のトークンが全て発行済みになると、7兆円超の時価総額になります。

この時価総額は正直、高過ぎますね。まず、理解しておくべきは、現時点の中央集権型クラウドの機能のうち、FileCoinは、ストレージの機能しかありません。

クラウドストレージ大手のDropboxでも現在1兆円の時価総額です。

FileCoinがBaaS市場に参入するのはかなりハードルが高いことから、その点を見ても、正直、プロジェクトが過大評価され過ぎているというのが僕の見解です。

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

つづく。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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