アルトコイン週次分析-2020.10.12-10.18-YFIが予測通りDEXインパーマネントロス解決策に動き出す。

つづいて、アルトコイン市場です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

ETHの市場分析

イーサリウム、EOS、TRONの3大BaaSからです。

dapp.comのデータです。

先週に続いて、イーサリウムは、DeFiのミニバブル後の修正局面が続いています。

この点は、TRONも同じですね。

EOSはあまり変化なしです。

イーサリウム関連のニュースです。

イーサリウムが、現時点のスマートコントラクト言語であるSolidityに変わって、新たにFeという言語を導入します。

Feの方がよりプログラミングしやすい言語仕様になっています。この動きはとても好評価できます。なぜなら、これからイーサリウムが、アーリーマジョリティなど、より広範囲な開発者に使われていく上で、扱い易い言語になることは、成長のカギになっていくからです。

MKRの市場分析

 

次は、MakerDAOです。

Defiレンディング市場全体の動向を追いながら、MKRの動きを見ています。

市場全体は変化なしでしたが、Top3のうち、AAVEとCompoundは、5%前後伸びています。

UNIの市場分析

次は、DEXのUniswapです。

中央集権型取引所とDEXの売買高の比較です。

それぞれの売買高の開きは、先々週と同じ6.3:1と、ほぼ変わらずです。そして、No.1のUniswapは引き続き、Coinbase Proの売買高を上回っています。

YFIの市場分析

次に、YFIです。

また、YFIのアセット市場は、現時点で預かり資産合計は、2020億円で、前週月曜に比べて、+28.6%と大きく伸ばしています。特に、No.1のWBTCが+10%と大きく伸びています。Yearn.Financeは、引き続き下落基調が続いています。

関連ニュースです。

Yearn.Financeが、いよいよ、UniswapなどのDEXが持つインパーマネントロスリスク問題の解決に取り掛かり始めました。予想通りの動きですね。保険プログラムを検討中とのことです。おそらく、Swap手数料の一部を保険用プール資金として割り当てて運用するのではないかと見ています。期待しています。

また、YFI創業者のAndreが別に立ち上げたEminenceファイナンスのハッキング事件に対して、DeFi利用者の一部が訴訟する動きが出ています。僕は、この手の動きに対して基本否定的です。

なぜなら、ベンチャープロジェクトなのだから、その手の事故が起きることは当然ありえるわけです。だからこそ、仮想通貨投資はハイリスク・ハイリターンなわけです。そのリスクを取る覚悟なしに、利用すること自体、実にムシのいい話で、何かトラブルが起きたら、訴訟を起こすことは、YFIの成長にブレーキにしかなりません。

この手の投資家は、もっとプロダクトが成熟してその手のリスクが解消されてから投資すべきですね。非常に自己中心的な行為だと思います。

DENTの市場分析

次に、DENTです。

完全オンラインバンキングサービスのBunqとパートナーシップを結び、Bunqのユーザーなら、DENTのeSIMモバイルデータパックを3GB分、無料でももらえるキャンペーンを開始しました。DENTが、将来的にDeFiサービスと連携していくことに期待です。

DOTの市場分析

次に、DOTです。

Polkadotも、2021年1Qに、BTCのラッピング市場に参入予定とのこと。WBTCの動きを受けて、迅速な反応ですね。素晴らしいです。

LINKの市場分析

次に、LINKです。

ChainLInkもまた、WBTC発明者のBitGoのCTOを、ChainLink LabsのVP of Engineeringとして招聘しました。とてもいい人材を獲得しましたね。ChainLinkもWBTCに関連するプロダクトを発表してくるかもしれません。期待しています。

BNTの市場分析

次に、BNTです。

Bancorが、次のバージョンアップ予定のv2.1で、インパーマネントロスリスクの解決策を提案してきています。

手法は、発生している損失分BNTトークンを割り当てて、相殺するというものです。

一見いい方法に聞こえるのですが、僕は、BNTのトークンエコノミー の成長、端的にいうと、BNTの価格上昇にはネガティブな影響がある解決策だと見ています。

なぜなら、BNTトークンのインフレ化が進むからですね。

この解決策は、簡単に言えば、政府が国債を発行して借金しながら、景気をよくしようとしているのとほぼ同じ行為というのが僕の評価です。つまり、持続性がない。BNTへの資金流入以上に、BNTのインフレ速度を上げてしまうリスクがあるからです。特にインパーマネントロスリスクは、現状、各種アルトコインのボラティリティは、BNTは全くコントロールできないわけですから、BNTの追加発行量もどの程度になるか予測できないわけです。

なので、インパーマネントロスリスク自体は、DEXにとって非常に大きな課題ですが、その解決策としては、最適なものではないというのが僕の評価です。

さて、いつもの最後のスライドです。

アルトコインへの投資は、基本、創業期のGoogleやFacebookに投資するのと同じテックスタートアップ投資であることを理解してください。

ここで目覚ましい投資結果を出している投資家のレイド・ホフマンやピーター・ティール、そしてロン・コンウェイなど、みな共通しているのは「長期保有」であるということです。

この点は、バイナンスリサーチの結果からも裏付けられています。

長期保有者ほど、仮想通貨はリターン率が高いということです。

なので、僕も基本、個人投資家の人にはトレーディングではなく長期保有をおすすめしています。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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