ビットコイン週次分析-2020.11.02-11.08- 目先$14,000前後の修正局面を意識しつつ、11月はブルが続くと予測

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、2020年11月2日から11月8日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。

僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のブログを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。

先週は変化なしです。

ビットコインの分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

先週は、ファンダメンタルとくじらの動きに支配された市場展開でした。

まず、先々週の$14,000超えの展開から、一旦、相場は11月2日に、$13,195まで下げましたが、11月5日にSquareのビットコイン販売総額の2020年7-9月期の数値が前年同期比11倍の1630億円と一気に拡大したことで、買い勢力の勢いに火がつき、翌日の11月6日には、$15,960まで到達しました。

その後、一旦、持ち合い相場になりましたが、7日5pm-7pmにバイデン氏が、米大統領選の勝利宣言を行ったことで相場は下落しました。この背景は、トランプがもたらすアメリカ社会の分断政策が、仮想通貨経済の発展につながると考えている投資家がいるためです。

しかし、その後のリカバリも非常に早い展開ですから、ブル相場は引き続き、モメンタムを保っていることがわかります。

現時点では、$15,150-$15,300がサポートラインとして機能しています。

続いて、日足チャートの分析です。

まず、先日が指摘しているボリンジャーバンドの上に張り付く展開の継続期間ですが、前回夏の12日に対抗して、先週も継続し32日まできています。今後の焦点は、ボリンジャーバンドの中間値との間にギャップが生まれているため、そこを埋める展開が起きるかどうかです。

$14,000あたりが底値の目安になってきます。米大統領選もひと段落したことを踏まえると、今週は一旦、この辺りを目安に少し落ち着いた相場展開になると見ています。
そして、もう一つがKDJが収束傾向にあることで、フラッグの形成展開といえ、いずれ上下いずれかに触れる展開が出てくると見ています。

僕の予想としては、11月はまだブルの展開が継続すると見ているので、上離れする可能性があると考えています。

そして、週足分析です。

週足でまず注目した猪野は、2019年のブル相場のときより、現時点での価格帯で地合いが決定的に強いことですね。ロウソク足を見れば一目瞭然です。

次に、ボリンジャーバンドは、かなり太い陽線でうわ抜いたので、米大統領選の決着がついた点を踏まえても一旦、下落するとは見ています。

そして、KDJが新たなトレンドラインを形成しています。○で囲んだ場所を見るとわかる通り、上のトレンドラインをうわ抜く展開になているためです。

では、ここからファンダメンタル材料の分析を進めていきましょう。

まずは、ビットコインのマイニング難易度です。

先週3日の更新では、かなり大きく下げました。-16.5%です。価格が上昇している点を踏まえると、次回はある程度、回復するのではないかと見ています。

次に、CME先物の価格動向です。

今週は「順ざや」をキープしています。

先週の1ヶ月平均の価格差が、+$111.25から、今週は、+$58で、-48%となりました。やはり、$100前後はピークになることが多く、先々週がピークでそれが先週の現物市場に反映された展開ですね。ただ、$58もまだブル水準の値なので、強気は保っています。売買高も回復しているので、強いモメンタムをキープできていることがわかります。

市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

市場全体の時価総額は、一気に伸びて、+8.9%です。

一方で、BTCドミナンスレートが、先週に続いて、+64.14%で、+0.86%で小幅上昇です。ですから、多くの資金がアルトに流れたことが確認できます。

同時に、注目しているのが、BTCドミナンスレートのトレンドラインです。中長期は間違いなく下がっていくのがこのドミナントレートの宿命です。アルトコイン市場がどんどん育ってくるからです。その上で、今年は、1月8日と69.16%、5月8日に67.93%、そして、直近、11月6日に65.9%をマークしています。徐々に下げてきているのがわかりますね。

トレンドラインを見ると隙間が見えることから、もう一度、ビットコインがドミナンスレートの高値をとりにくると見ています。過去も大体2回ほどトライして、落ちることが多いからです。

次に、USDTの動向です。

発行総額は、今週は、+3.53%、先週は、+2.15%でした。かなりの大規模な新規発行が行われたことがわかります。先ほどお話しした時価総額の上昇をアルトが支えている点もここからわかると思います。

ただし、価格も、$1.00より上をいく展開が続いており、かなり多くの資金がアルトに流れたことがわかると思います。

次に、GrayScaleのBitcoin投信の価格GBTCです。アルトコインは全く投資していない一般個人投資家や機関投資家の資金の動きを知る手がかりになります。

こちらは、ビットコインとはまた違う動きを見せています。11月5日のSquareのビットコイン販売が大幅に伸びたニュースで価格は一気に上がっている一方、バイデン氏の勝利宣言にはほとんど反応していないと言っていいです。価格は、$17.79です。

この点ふまえると、彼らのビットコインへのブルのモメンタムは、バイデン 政権であっても結構強いという評価が現時点でできると思います。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

GBTCの価格上昇に伴う新規の資金が入ったことを受けて、追加の買いが入り、先週に続いて+2.5%の491,313BTCとなっています。

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、引き続き上昇が起きており-1の13。Goldは、大きく下げて67、そして、USDは-1の23です。今後、ゴールドからビットコインに人気逆転がいつ起きるかに注目しています。

次に、ゴールドのチャートです。

ゴールドの展開は、ほぼビットコインに近いものがありますが、こちらもバイデン勝利宣言に対しては、ほぼ無反応でしたね。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

先週は、再び回復し、+0%と全く変化なしで終えました。米国上昇企業によるビットコイン買いが活発化するほど、間違いなく米国債の価値は低下していくので注目です。

続いて、S&P500です。

3日の大統領選挙日から上昇トレンドがほぼ続く展開になりました。
相場は、バイデンの勝利を折込済みの展開になっていた印象を受けます。彼が大統領になることで、コロナショックからの経済回復が進むという期待値買いと見ています。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

こちらも同じ展開です。

そして、11月8日から11月13日の注目すべきイベントです。

11月12日:米国新規失業保険申請件数(前週値:75.1万)

市場関連ニュース

続いて、関連ニュースです。

新型コロナウィルスの動向です。

感染者数の増加率は、先週の8.9%から今週は7.6%と少し改善しましたが、勢いは衰えていません。引き続き、ヨーロッパ中心に第二波が襲っています。

そして、死者数は、先週の+8.0%から+4.38%とだいぶ落ち着きました。

続いて、

バイデン氏が、次期米大統領を確定させましたね。僕のヨミとしては、これでポストドル時代にむけた世界経済のソフトランディングが可能になった見ています。トランプがもう4年やっていたら、アメリカを初め世界経済は彼によって相当疲弊させられたことでしょう。

また、彼は、ウォールストリートに対して厳しい規制スタンスをとることを明言しているので、DeFiに対してどのように対応していくかも注目しています。

というのは、民主党は、伝統的に新産業育成に熱心だからです。クリントン政権時代の「情報スーパーハイウェイ」やオバマ政権時代の「グリーンディール」がそうです。結果、支持基盤も、それら新産業の企業が多く集積する海外経済に多いわけですね。今、注目テクノロジーは、ブロックチェーン含むディープテックですから、ここにバイデン政権が、どのように対応してくるのか注目としています。

続いて、

 

BTCチャート分析の際にも話しましたが、11月5日の急上昇相場の際に、くじら投資家が、大規模な資金を長期保有目的でビットコイン購入に投入したことが確認されています。

続いて、

 

興味深いビットコインの値動きがあります。ビットコインは四年に一度ある半減期後に必ず、上昇相場になっているのですが、過去1回目と2回目の変化の比較です。

前回も指摘した2回目の半減期の第1回目の上昇パンプに今回の第3回の乗っているということです。

ポイントは、第3回の半減期でどの程度、価格が上昇するかですが、1回目の後に90倍、2回目の後に30倍になっています。

単純に計算すれば、3回目は10倍になるわけですが、僕はそれ以上もありえると考えています。その根拠は、キャズム理論にあります。以前から指摘している通り、ビットコインやようやくアーリーマジョリティの資金が動き出してきています。ここの資金は、それまでのイノベーターやアーリーアダプターの資金力の倍相当とあると考えていいでしょう。と考えると、15倍から20倍ぐらいはターゲットできるのではないかと考えています。

続いて、

 

リップルが、本社をドバイに移すことにしたようです。背景は、米国でリップルに対する規制当局の対応が厳しくなっているためです。と同時に、ドバイに移す背景は、DeFiの台頭だと考えています。DeFi銘柄がどんどん伸びてきており、リップルは敗北色が濃厚になってきています。このまま欧米市場でビジネスをしていても、負ける可能性が高いです。

だから、中東市場という彼らがまだ進出してきていないホワイトスペースで生き残ろうとしているとみています。インターネットの普及水準も欧米やアジア市場に比べて中東市場はかなり遅れているからですね。

リップルはますますにっち市場に追い込まれていく見ています。

 

続いて、

中国最大のカードブランドUnionPayも、仮想通貨決済に対応を進めています。決済市場は、カードブランドが対応していくことで、マスアダプションが進んでいくことが見えつつありますね。

続いて、

DEXアグリゲーターの1inchが、V2のローンチ準備を進めています。トランザクションスピードが改善され、UIも改善も進むようです。期待大です。

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

つづく。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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