アルトコイン週次分析-2020.12.07-12.13-YFIが再び業界の最高実績を塗り替える。

つづいて、アルトコイン市場です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

 

ETH、TRX、EOSの市場分析

イーサリウム、EOS、TRONの3大BaaSからです。

dapp.comのデータです。

イーサリウムが、先週の大幅下落からうって変わって、今週は急激な回復です。うーん、dapp.com側で計算ミスが起きている可能性も意識したいです。

イーサリウム関連のニュースです。

元ゴールドマンサックスのファンドマネージャが、イーサリウムの時価総額がビットコインを超えるかもしれないと言っているとのこと。僕の答えは「向こう20年は絶対に起きない」ですね。

僕のポートフォリオ戦略で説明しているように、ビットコインが既存の法定通貨市場から資金を引きつけ、その一部がアルトに分配されていくのが、仮想通貨市場の発展の基本モデルです。と言うことは、ビットコインより時価総額の大きいアルトが生まれることはまずありえません。

また、インターネット市場のGAFAを見ればわかるとおり、最も大きくなるアルトは、B2Cのキラーアプリを持つプロジェクトです。イーサリウムはプラットフォームプロジェクトですね。この点も大きく異なります。

ただ、20年後ぐらいになって、インターネットがTVを凌駕したように仮想通貨市場の経済規模が、法定通貨の市場規模を上回った場合、仮想通貨市場内での競争が発生するため、ここまでくるとわかりません。しかし、かなりまだ先の話です。

正直、このような肩書きだけでテックスタートアップ投資の素人による質の低い分析には振り回されないように注意したいですね。

MKR、COMP、AAVEの市場分析

次は、MakerDAOです。

Defiレンディング市場全体の動向を追いながら、MKRの動きを見ています。

市場全体は、+4.5%の上昇、Top3は、MakerDAOは、+2.3%、Aaveは、+19%、そして、Compoundは、+3%です。()内は先週の増減値です。

ようやくアルトターンの中、DeFiにも、ある程度のペースで、資金流入が起きてきているのが確認できます。

UNI、BAL、BNT、ZRX、KNC、SUSHIの分析

次は、DEXのUniswapです。

中央集権型取引所とDEXの売買高の比較です。

先週の13:1から、今週は15:1とわずかに悪化です。数字の動きを見ていると、中央集権取引所の数値の伸びが少し鈍化している一方で、DEX側の数値がより大幅に伸びているためです。

YFI、FARM、REN、WBTCの分析

次に、YFIです。

また、YFIのアセット市場は、現時点で預かり資産合計は、 3250億円で、先週に比べて-8.0%です。

Top4の前週比は、WBTCは-1.4%、Yearnは-3.8%、Harvestが-24%、RenVMは+0.2%となっています。()内は先週の増減値です。

レンディング市場が微増である一方、アセット運用市場は微減ですね。

関連ニュースです。

Yearn Financeが、第三四半期の業績発表をリリースしました。僕にとって重要なことは、この業績の中身ではなく、むしろ、今年7月に登場したプロジェクトが既にDAOを活用して、自身の業績レポートを公開するレベルまで到達しているということです。YFIは、引き続き、DeFiのDAOをリードしていくプロジェクトになるでしょう。素晴らしいですね。

もう一つ関連ニュースです。

また、YFIがブロックチェーン業界の記録を塗り替えました。

YFIの開発コミュニティに参加するエンジニアの数が、初期リリースからまだ1年も経過していない中で、既に40名を超えています。このパープルのラインがYFIです。他のDeFi系は、40名を超えるのに、最低でも2年を要しています。既に、UniswapやMaker、ChainLinkのペースははるかに超えています。エンジニアにとっても魅力的なプロジェクトなることは、ビットコインやイーサリウムの成功を見れば明らかにで、強力なモメンタムを得る原動力になりますから、この点から見ても、YFIはとてもポテンシャルの高いプロジェクトとして成長していることがわかります。

SNX、NXMの市場分析

 

次に、SNXです。

デリバティブ市場のアップデートです。来週から、増減値を追っていきます。

THETA、HNTの市場分析

次に、THETAです。

THETAが来年春に、MainNet3.0を公開予定で、新たにTFUELの新運用モデルを導入予定です。THETAトークンは、完全にガバナンストークンとして供給制限型として運用されている一方で、実際のCDNのネットワークリソースの売買用として発行されているTFUELの新たな運用モデルの導入です。

まず、非中央集権型CDNの中核の役割を果たすガーディアンノードやバリデーターは、TFUELをステイクすることで、ネットワーク運用に参加するルールです、一般的なPoSと同じですね。運用を手伝う報酬として、ガーディアンノードは5%、バリデーターノードは、2-4%の報酬をもらえます。一方、実際そのネットワーク利用をするコンテンツプロバイダー側は、ネットワーク手数料をTFUELを購入して支払いますが、この支払い手数料の25%は、毎回、自動的にバーンされるルールを採用予定とのこと。すると、TFUEL自体のインフレ率も抑えられるので、なかなかよい設計ですね。

DOT、ATOMの市場分析

次に、DOTです。


先ほど、Bitcoinの関連ニュースでも伝えた、ビットコインの開発コミュニティが再び活気付いてきているという分析レポートの中に、Polkadotも取り上げられています。Polkadotは今年のMainnetのローンチから、開発コミュニティの規模が2倍になっています。順調に成長しています。一方で、2017年に盛り上がっていたEOSが、モメンタムを失いつつあります。BaaS市場は、2020年は、イーサリウムの一強体制がDeFiで更に強化されたため、他のBaaSにとっては辛い年になりましたね。

LINK、BANDの市場分析

次に、LINKです。

BinanceのDEXである、Binance SmartChainも、ChainLinkのオラクルサービスの利用を開始しました。ますますエコシステムが強化されていますね。

もう一つ関連ニュースです。

ChainLinkのOff-chianデータアグリゲーションが注目を集めています。DeFi市場で、フラッシュローンアタックなど、新たなハッキング問題が台頭してくる中、解決策の一つとして、ChainLinkのオラクルサービスのプライフィードに注目が集まっているわけですが、このデータ集計自体をオフチェーンでやること方式です。目的は、コスト削減です。オフチェーンで行えば、オンチェーンの利用手数料が不要になるからですね。僕は、今のところ、コストよりもハッキング対策効果の方が優先度が高いと考えていますが、コストも安くセキュリティレベルも上がるのであれば、文句なしなので、このイノーベーションの今後にも期待しています。

OGNの市場分析

次に、OGNです。

7億円のハッキング事件が発生したOrigin Dollarに対して、Origin側が補償プランを発表しました。ハッキングでOrigin Dollarを失った人は、全額補償されます。ただし、一定以上の巨額保有者は、OGNトークンと連動した補償プランで、引き出しには1年以上のロックアップが設定され、OGNのトークンの価格の上昇率と連動しながら、引出額が変わると言うちょっとトリッキーなルールになっています。まあ、OGN自体がまだアーリーステージのプロジェクトなので、仕方ないとは思います。ただ、同時に、ユーザー側でも、Nextual Mutualを利用したOrigin Dollarのハッキング保険の発行が準備されています。このあたり見ても、DeFiの実用性がかなり現実味を増してきていることが確認できる事件となりました。業界が育っている証拠と言えます。

さて、いつもの最後のスライドです。

アルトコインへの投資は、基本、創業期のGoogleやFacebookに投資するのと同じテックスタートアップ投資であることを理解してください。

ここで目覚ましい投資結果を出している投資家のレイド・ホフマンやピーター・ティール、そしてロン・コンウェイなど、みな共通しているのは「長期保有」であるということです。

この点は、バイナンスリサーチの結果からも裏付けられています。

長期保有者ほど、仮想通貨はリターン率が高いということです。

なので、僕も基本、個人投資家の人にはトレーディングではなく長期保有をおすすめしています。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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