ビットコイン週次分析-2020.12.14-12.20-今週はさすがに修正局面と見る。年内$20,000台キープが焦点

毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、2020年12月14日から12月20日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。

僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のブログを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。

今週は、BNT、TRX、BTTを全て売却しました。リターンは、208%でした。

そして、NXM、OGN、KP3#、HNT、UMAに追加投資しました。

ビットコインの市場分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDTの先ずは1時間足のチャートです。

先週は、大手投資家のBTC投資参入のニュースが相次いだことで、BTCが$20,000を超える展開となりました。

テクニカルでは指摘していた通り、年末の閑散期に入っているため、ブルシグナルは後退していました。

ファンダメンタルも年末の閑散期でビックニュースは特に出てこないと予測して、から「$20,000超えはあるかもしれないが、確率的には低い。来年3月前後が適当なタイミング」と先週、みんなにお伝えしていました。

しかし、17日に、英大手投資ファンドのRufferがBTCに750億円投資したニュースを受けて、一気に$20,000の大台を突破。

$20,000は強力な心理線ラインなので、ここを超えて以降は、しばらくブル相場が続くとみていたので、17日18時に$23,800をマークするまでの展開は違和感なしですね。

また、この後の17日18時の動きはかなり注目しています。見ての通り、売り勢力と買い勢力の強力な攻防戦がありました。売買高でもわかりますね。相場は、持ち合い展開に入ります。

この持ち合いラインとなった$22,600が短期のサポートラインとして機能していると見ているので、頭に入れておきましょう。

ここにまた、19日、5兆円を超える運用規模を守る投資会社Jefferiesが、保有するゴールドを売却してBTCを買うというニュースがでたことを受けて、買い勢力側の勝利が確実となり、21日に、$24,171まで上昇。

その後、イーロン・マスクが、「Bitcoinに関する僕の発言は安全なものになった」というツイートに、MicroStrategy社CEOが、「Teslaは、我々同様に、Bitcoinをバランスシートに組み込むべきだ」という発言に、イーロン・マスクが満更でもない返答をしたことを受けて、再び上昇し、21日$24,295をマークしています。

今年、最後の週を迎えるわけですが、$20,000以上をキープできて終えることができるか?が焦点です。$22,600のサポートラインに注目しています。

続いて、日足チャートの分析です。

$24,000前後で揉み合いに入ってきていますね。

また、もう一つ、先週から指摘している、現在の底堅さの裏付けとして見ているのが、KDJです。直近2回つけた底値圏で、前者が、-17.17、後者が、-20.59なんですね。しかし、価格は、前者の方が低く、後者の方が高い。つまり、ここから何が見えてくるかというと、後者のより高い価格水準の方が、多くの投資家が「安い」と判断しているということです。この点からもビットコイン相場が、$18,000から$19,000圏という、歴代高値圏に位置しながらも、なかなか下がりにくい土台が作られていることが確認できます。

そして、週足分析です。

先週の転換線となるロウソク足に対して、買い勢力が勝利し、更に$20,000という強力な心理線を超えたことによるお祭り相場が発生したことで、巨大な陽線を出しました。

一気に上昇ペースを上げていくのが、通常、このクラスの陽線が出たときの週足チャート動きですが、年末の閑散期ともう一つ、先々週から指摘している、KDJで、短期線が長期線を下に抜けるデッドクロスの可能性が出てきているので、今週は、テクニカル的には修正局面の可能性が大きいと見ています。

年末まだ後1週間程度ですから、どれだけポジティブニュースが出てくるかが、今年最後の相場展開を決めることになるでしょう。ただ、さすがに多くの企業もクリスマス休暇に入っていくので、もう出てこないとは思いますが。

ここから、ファンダメンタル分析です。

次に、ビットコインのマイニング難易度です。

12月13日の難易度調整は、-2.54%と少しマイナスで完了、しかし、その後、価格上昇を受けて、次回27日には、-0.07%まで上昇してきています。

次に、CME先物の価格動向です。

先週の1ヶ月あたりの平均価格差は、$60という修正局面に来てからのブル相場となり、$238とスーパーブルになりました。+400%です。ここまでの大きな上昇数値が出ると、一気に加速する可能性もありますが、やはり、年末の閑散期を受けて今週は修正局面になる可能性が高いと見ています。

もう一つ、CME Futuresの取組高と売買高です。

取引高は、現在、3,322、一方月単位の1日平均売買高は26,154です。いずれも先週と比べて変化なしです。

次に市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

市場全体の時価総額は、前週の-1.3%に対して、今週は18.8%%と大幅増になりました。

BTCドミナンスレートが、大幅増の+2.18%の65.58%ですから、先週の大幅上昇を支えているのは、ビットコインであることがわかります。

11月18日にマークしている、66.5%は超えることはないと見ているので、そろそろアルトターンが近いと見ています。

また、引き続き、長期のBTCドミナンスレートの動きに注目しています。

次回のBTCドミナンスレートが底を打つタイミングは、2021年2月ごろと見ています。つまり、それまではアルトターンが続くと見ています。目安の数値は、9月3日につけた56.04%です。おそらく、51-52%の間ぐらいに着地すると見ています。勢いが良ければ、50%割れもあるとみており、すると、「50%割れ」でアルト市場が更に画期づく可能性はありますね。

そして、その次にやってくるBTCドミナンスのピークタイミングは、2021年3月から5月ごろの予想です。今回、年初に予測していた$20,000超えを年内達成できたので、次回3月-5月の相場では、僕の年間予測ベースでいうと、$100,000あたりがターゲットになってくると見ています。

繰り返しますが、BTCドミナンスレートは超長期は完全にベアです。

次に、USDTの動向です。

今週は、1.98%の追加発行。そこまで大きな発行増ではないです。つまり、先週の相場は、法定通貨からビットコインへの資金流入が上昇を生み出したことがわかります。

次に、GrayScaleのBitcoin投信の価格GBTCです。アルトコインは全く投資していない一般個人投資家や機関投資家の資金の動きを知る手がかりになります。

こちらも、ほぼビットコインの値動きと連動しているのがわかります。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

今週も増加しています。前週2.56%、今週は、2.0%です。終末にBTCが値上がりしているため、今週に更にBTCの追加買いが入る可能性もあると見ています。

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、$20,000超えを受けて、人気上昇し、+8の26。逆にニュースにもあった通り、ゴールドからBTCへの資金シフトが進んでいることを受けて、Goldは、-6の73、そして、USDは変化なし、ETHは、変化なしの1です。

次に、ゴールドのチャートです。

今週も、少し長期視点で見てみましょう。昨年夏は、コロナショックの影響を受けて、ラストリゾート買いが活発化し、最高値をマークしましたが、その後は、ずっとベアトレンドです。

本来なら、コロナショックで中央銀行が大量に紙幣を刷ったインフレリスク対策として、従来通りなどもっと投資資金が流れてくるはずですが、そうはならなかったわけですね。一方、ビットコインは、MicroStrategyやSquareをはじめとしたドルのインフレ対策買いが活発化し、歴代最高値を更新。この辺りからも、仮想通貨市場が、全く新しい価値のある経済圏として市民権を獲得してきていることがわかると思います。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

ゴールドがベアな一方で、米債権市場は勢いが衰えません。今週は、再び、-3.0%の-1.00%まできています。ゴールド離れが晋一方で、債権市場は引き続き資金が流れています。このトレンド転換タイミングは、第2次ドル通貨危機を誘発する可能性があるので注目しています。

続いて、S&P500です。

こちらも、今年の振り返りをかねて少し長期で見てみましょう。

コロナショックの第1波が世界を襲った3月から4月にかけて暴落しましたが、その後、世界中の中央銀行の巨大な量的緩和策を受けて、インフレが加速し、結果的に、コロナショック前の最高値を上回る展開で今年を終えようしています。

これ自体が、インフレリスクを懸念して、ビットコイン買いに走る米上場企業や投資会社を生み出している裏付けの一つと言えます。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

S&Pと全く同じ動きですね。

そして、12月7日から12月11日の注目すべきイベントです。

12月10日:米国新規失業保険申請件数(前週値:85.3万)

コロナの第3波を受けて、再び失業率が高くなっていることを頭に入れておきましょう。

市場関連ニュースの分析

続いて、関連ニュースです。

新型コロナウィルスの動向です。

感染者数の増加率は、先週の7.6%から今週は6.4%とようやく改善。

そして、死者数は、先週の+4.9%から+4.9%とほぼ同じ、

ようやく、企業が活動停止期間となる年末年始に入ってきていることを受けて、第3波のピークが終わりを迎えつつあるとみています。

続いて、

ビットコインのチャート分析時にも伝えていますが、最近、大手企業や大型ファンドのBTC投資ニュースが続いてきています。僕の予想では、来年は、このニュースラッシュがほぼ1年を通じて継続すると見ています。

その点から、基本的なスタンスとして、テクニカルでベアシグナルが出ていても、このファンダメンタルニュースで、すぐに相場が持ち直すという展開が増えることを念頭においておくが大切になると見ています。

続いて、

ウォーレンバフェットのバークシャーが大株主であるAMEXが、自社のベンチャー投資部門から、仮想通貨取引所Falcon Xに出資することが決まりました。

AMEXのレポートはバフェットも見ているでしょうから、それを通じて、彼のビットコインへの理解が深まることに期待しています。

続いて、

CoinbaseのIPOが来年予定されることが決まりました。11月にCFOを雇ったので、シリコンバレーのいつものペースだと6-9ヶ月後のIPOが一般的なスピード感なので、夏から秋ごろになると見ています。

予想時価総額は、2.8兆円とかなり良い水準ですね。IPOすれば、更に業界も盛り上がるでしょう。素晴らしいことです。

続いて、

ビリオネアのマーク・キューバンが、ビットコインの存在は、「ソリューションというより宗教だ」と言っていますが、全然、キャズム理論を理解していない人の発言ですね。

ビットコインがまだ宗教と言われても仕方がない段階は、キャズム理論における、イノーベーターやアーリーアダプターがメイン投資家の状態です。しかし、以前から指摘している通り、今年、ビットコインは完全にキャズムを超えました。最大の証拠が、MicroStrategy社というNASDAQ上場企業がビットコインに大規模投資を行ったことです。もし、彼らが、ビットコインを解決策ではなく単なる熱狂的な信者として買っているなら、彼らの取締役会全員は、裁判にかけられてクビになるでしょうね。笑

僕は、米国上場企業=アーリーマジョリティと位置付けています。取締役会と株主総会という監視システムを通り抜けてのビットコイン買いは、信仰心からくるものではないからです。

続いて、

ロバート・キヨサキさんのビットコインの来年の価格予測は$50,000とのこと。僕の予想である$150,000から$200,000に比べてずいぶん保守的な予想です。

続いて、

Coinbaseが、ビットコイン含めた500種類の仮想通貨が買えるギフトカードを発行するとのこと。一般ユーザーに仮想通貨を普及させる上で、それなりの効果が見込めるソリューションだと思います。期待大です。

続いて、

FinCENが、仮想通貨ウォレットに対するkYCルールの適用を進めています。いわゆるレポーティング義務を課すというものです。そこまで市場成長の足かせになる規制ではないです。が、今後も、DeFiの市場成長に合わせてこの手の話は出てくるので、継続ウォッチしていきましょう。

続いて、

老舗の大手仮想通貨ファンドのパンテラキャピタルの年間運用報告レポートが出てきました。

まず、注目したいのは、ビットコインの価格予測ですね。前回のレポートにもあったように、2020年5月の半減期を経て、PayPalユーザーのBTC購入が既に、ビットコインの新規供給量を上回ってきています。その点の受給逼迫化を踏まえて、彼らは、2021年4月に$115,212をマークすると予測しています。

僕の予想が、3から5月に$100,000超えなのでそれほど変わらない予想をしています。更に僕の予想では、2022年1月中にビットコインは、$150,000から$200,000に到達すると予測しています。

もう一つが、彼らのファンドパフォーマンスです。

今年は、Bitcoin Fundが、+218%に対して、新規銘柄中心のICOファンドが、362%です。

やはり、彼らのファンドでも、ビットコインファンドのパフォーマンスをアルト中心のICOファンドのパフォーマンスが超えてきています。僕も既にこのトレンド変化に合わせたポートフォリオの組み替えをほぼ完了しています。

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。

つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

つづく。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。

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