毎週のレギュラーアイテムである、ビットコインとアルトコインの週次分析と市場予測です。

分析期間は、1月25日から1月31日です。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

 

早速はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略の確認です。僕は、基本的に、ビットコイン、そして、アルトコインもこの6つのカテゴリに該当しているプロダクトしか投資しません。詳しくは、僕が別にまとめている「ポートフォリオ戦略」のYoutubeを参照してください。

そして、僕の仮想通貨ポートフォリオのアップデートです。

今週は COMPの半分程度の保有分を売却し、その資金に更に現金を追加して、BTC, CREAM, UNI, AAVE, ETH, TWTに新規or追加投資いました。COMPの売却益は、+38%でした。そして、現在の各銘柄への資金配分と、投資パフォーマンスの数値に基づく各銘柄のシェアは、上の数値にまとめている通りです。

ビットコインの分析

では、まず、ビットコインの分析からです。

いつものBTC/USDT、今週は、4時間足のチャートです。

テクニカル指標が市場の展開をリードしている中、思わぬファンダメンタル材料の登場で、市場の動きが決定するという展開でした。

まず、先週からの振り返りで、ヘッド&ショルダーボトムを形成する動きが少し出ましたが、1月27日11pmに、$29,241をマークしたことで可能性はなくなりました。

ヘッド&ショルダーボトムの底値形成の特徴として、1回目の底値:1月12日、$30420,
そして、2回目の底値:1月22日、$28,850となっている中、3回目の底値は、1回目の底値より基本高い値段であることが必須条件だからです。

しかし、$30420下回る底値形成になったことは、それだけまだ相場の地合いが弱いことを意味しているため、ヘッド&ショルダーボトムの可能性がゼロ。これに関しては、僕の分析でも、一番底から二番底までにようした期間に対して、三番底までの期間がかなり短かったため、確率的に低いことも意識していました。

そして、今度は、ダブルボトムの可能性にチャレンジする展開になりました。

すると、タイミングよく1月29日にイーロン・マスクが、ジャック・ドージーに続いて、Twitterの自身の公式プロフィール欄に「#Bitcoin」をセットし、かつツイートで「It’s inevitable(=これはももう避けれることができない事態だ」と言ったことで、いよいよイーロン・マスクとテスラもビットコイン投資に動き出すという期待値が、個人投資家の中で高まり、1月29日10pmに、$38531をマーク、多少行き過ぎ相場観がありますが、完全にダブルボトムは形成できました。ブルーの「ネックライン」をしっかりと上方ブレイクアウトしていることがわかりますね。

売買高も、直前の3回の底値をつけたタイミングより圧倒的に高い売買高を記録していることで、ブル勢力の強さも確認できます。ビットコインは、引き続き続く第3半減期後のブル相場展開の中における、修正局面のベアマーケットの終了が近づきつつあると見ています。

ただ、まだ完全に終わったと見ておらず、その根拠は、こちらのボリンジャーバンドからわかります。ダブルボトム形成後、価格はまた下落し、中間値ラインを下回る展開が起きています。どこに抵抗が生じているか?というと次の日足チャートを見るとわかります。

続いて、日足チャートの分析です。

こちらのボリンジャーバンドを見るとわかる通り、日足ベースの中間値ラインが、抵抗ラインとなっていることがわかりますね。ここをうわ抜きかつ中間値ラインの上を推移し始めると強いブルトレンドが発生する展開となっていくと見ています。

そして、1月が締まったので、今週は月足分析です。

まず、KDJを見ると短期・中期・長期のラインは完全に交わってはいないので、収束局面にはまだ入ってきていないことが確認できます。

その上で、このチャートを見ていると直感、2017年12月のバブル終局面に近いロウソク足が出ていると見る人が多いと思います。

しかし、僕はまったく違う相場展開が起きていると考えており、その点を次のスライドでお伝えします。

まず、いつものキャズム理論からですね。イノベーター、アーリーアダプター、そして、キャズムを超えて、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティー、レイトマスの5つのユーザーベースからなっています。全ての新しい技術は、左から右に向けて市場全体に普及していきます。ビットコインも、新技術の一つです。

その点を踏まえて、2017年のバブルを説明すると、市場の牽引役は、イノベーターとアーリーアダプターでした。ここに2017年11月ごろから、個人投資家を中心としたアーリーマジョリティの資金が一部入ってきて、冒頭しました。しかし、彼らはビットコインの価値なんて全く理解しておらず、資金体力もそれほどなく、継続的にビットコインを保有・追加購入する動機もない投資家達です。だから、継続的な資金流入がなくなり、崩壊しました。

一方、それから4年経過した2021年現在、市場はこの間に色々と諸問題を解決し、大きく発展してきました。その中で、資金流入の観点から最も異なるのは、主力のアーリーマジョリティの資金が入ってきていることです。

代表格は、SquareやMicroStrategyをはじめとした米国の上場企業の資金、次に、グレースケールなどをはじめとした機関投資家の資金、最後に、PayPalをはじめとした長期保有目的の個人投資家です。

彼らが最近、ビットコインを買い続ける理由は、明確です。コロナショックによるUSDの量的緩和が激しくなったことを受けての、”インフレヘッジ投資先としてのビットコイン”です。つまり、ドルのインフレリスクが後退しない限り彼らはビットコイン買いを継続するし、長期保有し続けるということになります。このような投資家は、2017年のバブル相場には一切入って来なかった投資家です。

そして、僕は彼らの資金が、次に向かう先も予測がついています。その関連記事がタイミングよく1月28日入ってきました。

2020年9月から10月にかけて実施されたBinanceの調査によると、 Binanceを利用する仮想通貨の投資家が、どんどん長期保有の傾向を強めているようです。

Binanceを利用するユーザーのうち約180カ国、6万1,000人からの回答を得た調査結果によると、

回答者のうち、38%は長期保有目的と回答。そのうち、28%はBTCを使って、他の仮想通貨の購入をすると回答。一方で、22.5%は、ステイキングやイールドファーミングや流動性マイニングなどを利用する予定と回答。この背景には、去年12月に公式にスタートしたETH2.0がステイキングサービスを開始した影響があるようです。

僕は、アーリーマジョリティの資金は、2021年から2022年にかけて、このDeFi市場に入ってくると見ています。こうなるとビットコインの売り圧力はどんどん低下していくので、下がりにくい相場が形成されていくとみています。

ここから、ファンダメンタル分析です。

まず、市場全体の時価総額とビットコインのドミナンスレートの動向です。

市場全体の時価総額は、前週の+0.09%の大幅下落に対して、今週は、+2.25%%と少し回復です。

また、繰り返しますが、BTCドミナンスレートは超長期は完全にベアです。

次に、USDTの発行総量の推移です。

先週は+2.5%の追加発行と、比較的大きな発行増でしたが、今週は、+8.7%です。かなりの大規模な追加発行です。この資金の多くが、先週アルトコインに流れたと見ています。

次に、CME先物の価格動向です。

先週の$372とスーパーブルでしたが、今週もここ最近の下落を受けて、少し減速し、-37%の$234。しかし、まだブル相場が衰えていないのがこの数字からもわかります。

もう一つ、CME Futuresの取組高と売買高です。

取組高は、先週は-8%に対して、今週も-3.5%の下落。そして、1日あたりの平均売買高は、先週の+8.7%に対して、今週は、+28.6%。この数字の変化を踏まえると、イーロンツイートによって、かなりのショートポジションが強制精算されたことがわかっていますが、ショートポジションを長く保有することを避けている先物トレーダーが増えていることがわります。取引高の減少はその証拠です。

一方、売買高は増えているので、デイトレーディングで収益を上げようとしていることがわかります。

次に、WBTCの新規発行と解約の推移です。

新規発行が、少しずつ増えてきていることがわかりますね。WBTC残高の上昇は、トレーダーが、DeFi市場に資金を移動させてきている証拠であり、イコール、BTC現物売り圧力が低下する先行の動きになると見ているので、よい傾向が確認できます。

次に、ビットコインのマイニング難易度です。

1月23日の難易度調整は、+1.05%と小幅上昇、価格の下落を受けてですね。次回、2月6日は、現在、+0.22%です。価格も大きく上昇はしていないので、現状、あまり大きく動く可能性はないと見ています。

次に、ビットコインの送金手数料です。

現在は、$15.11で、先週に比べて、+84%です。レッドラインで示したように、少しずつ上昇傾向にあるのがわかるので、継続的に注視しています。上昇しすぎると、ベアシグナルになります。

次に、PayPalユーザーのビットコイン購入状況です。

PayPalは、itBit経由でビットコインを調達しているので、itBitの売買高が大きく上がると、それだけPayPalユーザーがビットコインを積極的に買っていることが確認できます。

1月31日現在で、約53億円。先週の日曜に比べて、+95%の上昇です。

次に、GrayScaleの実際のBTCの保有高です。

今週は、0.3%と微増ですね。

追加分析です。

ここ最近、グレースケールによるGBTCの上昇を受けたBTCの買い圧力がどんどん強くなっているわけですが、Glassnodeの分析によると、GBTCによるBTCの購入ペースは、マイナーによるビットコインの新規発行量のペースを上回ってきていることが、このグラフから確認できます。

ここにPayPalの買い圧力や、米企業の買い圧力が加速して言っている現状を踏まえると、市場全体のブル相場がしばらく継続する可能性が高いことが確認できます。

 

次に、第3回半減期後のビットコイン価格予想に関するアップデートです。

こちらの分析では、4月18日に、$100,000超え、5月12日に、$387,000をマークし、その後、いつもの半減期後の下落相場に入るという予想です。

僕の予想は、2021年の3月から5月の間に、$150,000から$200,000に到達するという予想です。

そして、彼らの予想では、12月31日に、$41,000の予想。1月9日に$4,1950に到達した後、31日現在は、???前後です。ダブルボトムの形成も完了したので、そろそろ次の上昇に向けた動きを開始していく感触が強くなってきています。
引き続き、僕は予想変更なしですが、彼らの予想の$387,000の可能性も出てきたというところを意識しておきたいです。

 

そして、Google Search Trendのデータです。

Bitcoinは、-7の37。Goldは、-3の72、そして、USDは+3の33、ETHは、変化なしの3です。

うーん、ゴールドに対するゴールデンクロスは、次回のブル相場に持ち越しですね。おそらく3月初旬になると見ています。

次に、ビットコインのリスクアセットとしての時価総額ランキングです。

先週と変わらず、アリババに続く9位です。

僕は、2021年中にビットコインは、このランキングで世界No.1をとると予測しています。

次に、世界富豪ランキングにおけるサトシ・ナカモトのランクです。

現在、世界1位は、アマゾン創業者でCEOのジェフ・ペゾスで、11.3兆円。

一方、推計100万BTCを保有するビットコインの創作者サトシナカモトは、先週と変わらず24位です。

僕は、2021年中にサトシナカモトは、このランキングで世界No.1をとると予測しています。そうなれば、彼は文字通り、世界最強の起業家として評価されるでしょう。しかし、決して、姿を表すことはない。笑 僕は、誰か分かっています。詳しくは、僕の「サトシナカモト」の動画を参考にしてください。

 

次に、ゴールドのチャートです。

引き続き、ベア相場が続いています。まだ、$1800台で推移していますね。

この点を踏まえても、今年は、本当に、ゴールドからビットコインへのインフレ対策投資のトレンドが転移する可能性が出てくることを意識しています。

次に、米国国債の金利動向です。10年ものを継続ウォッチしています。

今週は、-3%の-1.02%です。やはり、バイデン政権がスタートしたことを受けて、再び、ブル展開に入っています。

 

続いて、S&P500です。

5日間チャートです。

 

28日に発表された米国新規失業保険申請件数の最新値が、前週に比べて-6%と少し改善したことを受けて、一旦、ブル展開になりますが、そこまで大幅な改善ではなかったこともあり、そのまま小規模なベアトレンドな続いていることがわかります。おそらく、今週5日に発表される1月の米失業者率の統計の悪化が予測される点も踏まえてだと思います。

続いて、ハイテク銘柄中心に構成されているNASDAQ100です。

S&Pとほぼ同じ動きです。

そして、2月1日から2月5日の注目すべきイベントです。

2月4日:米国新規失業保険申請件数(前週値:84.7万)
2月5日:米失業者率(前月値:6.7%)

 

市場関連ニュースの分析

続いて、関連ニュースです。まず、新型コロナウィルスの動向です。

 

感染者数の増加率は、先週の4.5%から今週は3.8%と引き続き、大幅減少。

そして、死者数は、先週の+4.9%から+4.6%とわずかに改善。

やはり、感染率の数値下落が目立つことから、ワクチン効果が着実に出てきている印象です。その場合、量的緩和を受けた後の景気回復による株高は、相当なレベルになる可能性がり、このリスクオン状態が、仮想通貨市場にはポジティブに働くと見ています。

続いて、

仮想通貨業界のキープレイヤー達が協力して、例のFinCENによる仮想通貨ウォレットに対する規制に対応していく動きを見せ始めています。とてもよいことですね。バラバラに動いていたのでは、政治は動かせないです。

続いて、

BinanceのCZが予測して、今の仮想通貨の強気相場が次回半減期の2024年ごろまで継続するのではないか?という見解をインタビューで答えています。

僕も基本2022年1月ごろまでは、継続すると見ていますが、その頃には、レイトマジョリティの資金もかなり動き出してきているので、ビットコインは、暴落はなく、ゆるやかな上昇の動きを見せる可能性はあると見ています。

続いて、

Coinbaseの取引所アプリが、再び、アメリカで人気集め出しています。29日の記事によれば、こちらの写真にあるように、全米4位のダウンロード人気となっています。確実に、購入者増の動きが出てきていますね。

最後にいつものスライドです。

仮想通貨の本格的な成長段階は、個人投資家の多くが、世界を支える米国経済より仮想通貨経済の方が可能性があると考え始めるかどうかです。つまるところ、引き金は、1972年のニクソン・ショック以来の第二のドル通貨危機ということです。

つづいて、アルトコイン市場です。

アルトコイン市場の分析

BaaS市場からです。dapp.comのデータです。

先週から、7日間の集計データに変わりました。また、アプリのカウントも、一定の利用率を満たすアクティブなアプリに限定しています。引き続きですが、トランザクションの合計金額におけるETHの圧倒的な数値が健在です。BaaSマイナーの多くは、ますますETHに流れていくでしょう。

そして、ETHのガス料金の推移です。

 

今週は、先週に比べて上昇、+50%の$10.63です。BTCの$15より低いです。

この数値が上がりすぎると、DEXやLending Marketplaceの数値成長にブレーキがかかります。イコール、関連銘柄の価格にも大きく影響を与えることになるので、継続ウォッチ対象です。

次は、DeFiのDEX市場です。

中央集権型取引所とDEXの売買高の比較です。

 

今週は、18:1と先週の11:1と比べて、再び元に戻しています。

この数値を牽引しているのは、Binanceですね。売買高が前週の約2倍になっています。イーロン・マスクのビットコイン発言を受けたビットコイン高騰の背景は、法定通貨からの資金流入だったとも言えます。

次は、DeFiステーブルコインとレンディング市場です。

市場全体は、1兆2760億円、+5.5%(+14%)、Top3は、MakerDAOは、+4.8%(+13%)、Aaveは、+5.4%(+17%)、そして、Compoundは、+6.5%(+10%)です。()内は先週の増減値です。

先週に比べると上昇力は低下していますね。この辺り、BTCのドミナンスレートが低下していることと連動しているのがわかります。そろそろ、アルトターンが終わりに近づいている可能性を意識したいところです。

次に、保険市場を含めたDeFi デリバティブDEX市場です。

デリバティブ市場のアップデートです。市場全体のTVLは2200億円と、+5.9%(+14%)、Top3は、Synthetixが、1,640億円で、-1.4%(+14%)、Nexus Mutualが、220億円の-0.3%(+14%)、HEGICが、53億円の-1.4%(+0.9%)となっています。()内は先週の増減値です。

こちらの市場は、Synthetixが市場を牽引しているため、市場全体の数値もほぼSNXの数値のままという具合ですが、やはり、少し伸びが鈍化していることがわかります。

次に、DeFiアセット市場です。

DeFiアセット市場は、現時点で預かり資産合計は 2,380億円で、+12%(+14%)です。

Top3の前週比は、Yearnは、503億円の+18%(+13%)、RenVMは、604億円の+9%(+10.5%)、そして、新規Top3入りした、Badger DAOが 751億円の+31%(+13%)となっています。()内は先週の増減値です。

アセット市場は、レンディングやデリバティブと比べると好調が続いています。アルト市場が活況であることを受けて、アセット市場での運用リターンが改善していると見ています。

また、引き続き、Badger DAOがどこまで成長ペースをキープできるか注目です。すでに、FARMは三強からは外れつつあります。

関連ニュースです。

YFIが、主力ソリューションの一つyETHの募集を再開しました。しかし、年間の収益リターンは、1.6%のため、機関投資家を魅了する方法にはなりますが、個人投資家を魅了にするには少し厳しい数値ですね。今後、ここをどう伸ばすかが、YFI の大きな課題の一つです。

最後に、非中央集権型CDN市場です。

ノード数が成長のカギなので、数値を継続的に追っています。

まず、THETAのエッジノード数は、現在、9,263で、+3.7%。Heliumが、17,522で、+8%。File Coinは先週に続いて数値更新なし。イーサリウムは、+1.8%の8,170です。そして、BraveとDENTは数字更新は先週に比べてなしです。

先週に比べると少し数値の伸びが鈍化しましたね。やはり、アルトターンの終わりが近づいてくると、ユーザーの関心も薄れるので、ノード数増加もこのような同じ傾向を見せてくるのかもしれません。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。