今週の価格分析No.1は、
ETH, BNB, UNI, そしてCOMPを深く見て行きたいと思います。
こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。
早速、はじめていきましょう。
1.ETHの価格分析
ETHです。
まず、関連ニュースです。
2月16日、イーサリウムの共同創業者ビタリックが、ETH2.0の初のハードフォークのプランを発表しました。
現在のところ、価格への影響は出ていません。
チャート分析です。
2月20日1pmに、ATH: $2042に到達しました。その後、ビットコインの急落に連れられ、一気に下落しますが、ボリンジャーバンドの4時間足が抵抗ラインとして機能していることが分かります。
下値ラインに対しては、下ヒゲを出して接触しており、中間値ラインで耐える展開となっています。
KDJを見てみると、パープルの短期ラインも上向いてきているので、徐々にブルトレンドを回復しつつある展開と言えます。
また、日足チャートをみると、
ボリンジャーバンドの中間値ラインが抵抗ラインとして機能しているのが分かりますね。
また、日足のロウソク足で転換線が出ているので、再び$2,000を超えるブル相場が再スタートする可能性が出てきています。
関連データの分析です。
BaaS市場のデータです。
3大BaaSのイーサリウム、TRON、EOSのデータ比較です。今週は特に大きな動きは出ていないです。
そして、ETHのガス料金の推移です。
今週は、先週に比べて上昇、+15%の$21.79です。BTCより安いですね。
続いて、グレースケールのETHファンドの投資総額です。6,100億円まできています。
2.BNBの価格分析
次に、BNBです。
2月19日9pmに、$348のATHを更新し、その後、ビットコインの価格下落にもつられる形で修正相場の展開です。
ただ、4時間足チャートをみるとわかる通り、ボリンジャーバンドの中間値ラインが抵抗ラインとして機能していることが分かります。
そして、KDJをみると、パープルの短期線が上向いてきています。
日足チャートをみると、急上昇相場によく出る3つのトレンドラインの収束傾向が一旦、下方にブレイクアウトしましたから、一旦、リセットされたことになっています。
しかし、僕は、引き続き、ブルトレンドを維持していると見ています。
その背景は、こちらの関連ニュースから分かります。
これですね、今年夏にNASDAQに上場が最大競合のCoinbaseの株式が、現在、NASDAQのプライベート市場で売買されており、その価格を元に時価総額を計算すると、7兆7,000億円なのですね。
これをもとに、BinanceとCoinbaseの事業規模を比較します。
こちらのDEXの最新データを見てください。
中央集権型取引所とDEXの売買高の比較です。
今週は16:1、先週の21.5:1に比べて、差が縮まっています。
ただ、今回注目したいのは、BinanceとCoinbaseの売買高の比較です。
Binanceは、Coinbaseの約9倍の規模を誇ります。
そして、Coinbaseの時価総額が、7兆7,000億円。一方、Binanceは、4兆3,000億円。
明らかに割安ですね。なので、BNBは引き続き、ブルトレンドが継続すると見ています。
そして、その次に割安なのが、Uniswapですね。
3.UNIの価格分析
次に、UNIです。
関連ニュースです。
Uniswapの売買高が、DEXとして、世界初10兆円を突破しました。
その点を踏まえて、先ほどの売買高比較を改めてすると、Uniswapは、Coinbaseの約30%の規模、
しかし、時価総額は1兆円、一方、Coinbaseは7兆7,000億円、こちらも明らかに割安ですね。
チャート分析に移ると、
こちらもそのCoinbaseニュースを受けて、急上昇をスタートしており、2月20日に、ATH:$32.999をマークしました。
日足のKDJは、パープルの短期線が大きく中期ラインと長期ラインをうわ抜いており、ブルトレンドに入っています。
そして、週次チャートでは、KDJで、まだ短期ラインと中期と長期ラインの間に、ギャップがあるので、まだブル展開の可能性があると見ています。
4.COMPの価格分析
最後にCOMPです。
日足チャートからです。
2月12日、ATHを更新し、$573をマーク。
その後、修正相場の展開ですが、
日足のボリンジャーバンドの中間ラインが抵抗ラインとして機能しているのが分かりますね。
KDJをみると、パープルの短期ラインが上向き始めているので、ブルシグナルが点灯してきています。
そして、週次チャートをみると、先週、ロウソク足に転換ラインが出ています。
KDJに収束トレンドが出てきているので、次なるブル相場が来る可能性があると見ています。
関連市場の分析です。
DeFiステーブルコインとレンディング市場です。
市場全体のTVL(ロックアップ資産合計)は、1兆8,920億円、+14%(+6.5%)、Top3は、MakerDAOは、7,120億円の+14%(+15%)、Aaveは、5,620億円の+7.3%(+3.8%)、そして、Compoundは、5,450億円の+22%(+15%)です。()内は先週の増減値です。
Compoundがもっとも伸びています。
さて、いつもの最後のスライドです。
アルトコインへの投資は、基本、創業期のGoogleやFacebookに投資するのと同じテックスタートアップ投資であることを理解してください。 ここで目覚ましい投資結果を出している投資家のレイド・ホフマンやピーター・ティール、そして、ロン・コンウェイなど、みな共通しているのは「長期保有」であるということです。 この点は、バイナンスリサーチの結果からも裏付けられています。 長期保有者ほど、仮想通貨はリターン率が高いということです。 なので、僕も基本、個人投資家の人にはトレーディングではなく長期保有をおすすめしています。
以上、みなさんの参考になれば幸いです。
注記:最終的な投資判断は自己責任です。