UQモバイルのホームWifiルーターWiMaxは光回線と互角に勝負できるか?

僕は、以前から、格安SIMは光回線とのセット割が主戦場になって行くと予想していましたが、UQモバイルもこの市場に挑んで行きたようですね。

UQが“WiMAX 2+と格安SIMのセット割”に踏み込んだ理由 野坂章雄社長が語る

予想通りの展開です。このブログでも徹底的に分析しようと思います。

UQモバイルのセット割「ギガMAX月割」とは?

こちらが、UQモバイルの「ギガMAX月割」の商品内容です。「おしゃべりプランS」に、UQモバイルのWifiルーターであるWiMAX2を組み合わせたセット割引ですね。

UQモバイルのギガMAX月割

では、まず、格安SIMの「おしゃべりプランS」を同じくセット割を提供している。Y!モバイルと楽天モバイルと比較して行きましょう。

UQモバイル「おしゃべりプランS」のY!モバイルと楽天モバイルとの比較

Y!モバイルと楽天モバイルとの比較でまとめたこちらのデータ通信料の比較図をみてください。「おしゃべりプランS」は、データ通信は、3GBまでになるので、ここで言いますとY!モバイルのSプランである¥1,980/月(1年間は1000円割引なので、一年後は¥2,980/月)と楽天モバイルのスーパー放題である¥1,480(1年間は1500円割引なので、一年後は¥2,980/月)もしくは、3GBプランの1600円/月と比較検討することになります。この比較では、楽天モバイルの方がお得ですね。

3大キャリアと格安キャリアのデータ通信料比較

次に、通話料の無料パッケージについてです。楽天モバイルもY!モバイルも、10分間の無料通話パックが同スペックのセットにはついてくる一方、UQモバイルは、5分だけです。また、5分オーバーした場合の通話料は、20円/30秒です。下記の通話料比較図をみてもらえるわかる通り、こちらでも楽天モバイルが上を言っています。楽天モバイルのスーパーホーダイを契約すれば、10分かけ放題に払う¥850は不要です。

3大キャリアと格安キャリアの無料の通話料金枠の比較

UQモバイルの家庭用Wifiルーターと光回線のコスパ比較

続いて、UQモバイルの家庭用Wifiルーターと光回線の比較です。まず、価格から比較してみましょう。UQ WiMax2のWifiルーターは¥4,380/月で、最大5台のスマホやパソコンを接続して使うことができます。つまり、家族持ちの方でも使えるわけですね。価格だけで見ると、光回線の2年契約でマンション住まいであれば、Y!モバイルがセット割で組むソフトバンクも楽天コミュニケーションズも、¥3,800ですからちょっと負けていますね。おそらく、この価格ギャップを埋めるために、UQモバイルは、ここにセット割による「毎月300円割引」を入れているのだと思います。¥300/月のセット割引を適用すれば実質、¥4,080/月になるので、なんとか互角レベルに持っていけます。


次に通信のパフォーマンスの価格です。UQ WiMaxは、4G LTE回線を使っています。完全無線通信になるため、格安SIMの場合同様、通信制限がついており、3日で10GBです。この制限を超えてしまうと、自動的に利用制限状態(=通信が遅くなる状態)になり、制限時間は、利用枠を超過してから翌日18時頃から翌々日2時頃までの約8時間です。一方、Y!モバイルや楽天モバイルのホーム回線は、光回線なので、このような制限はありません。この点は、5Gに関する記事でもお話していますが、僕は、4G LTEでは、家でAmazonプライムビデオやHulu、Netflix、もしくはYoutubeを楽しみたい人にとってはまだ力不足だと考えています。それは、この3大キャリアの4G-LETの速度比較の図からわかります。

Mbpsとは、MB/秒のことで、1秒間に転送できるデータ量のことです。「下り」というのは、ウェブサイトなどにアクセスするときのサイトのデータダウンロードの速度です。逆に「上り」は、自分のスマホから写真や動画をアップロードしたり、メッセージを送る時のデータアップロードスピードです。サイトやアプリの読み込みが早い方が、ユーザーにとって快適さを感じるポイントなので、各社とも、下りの値の方が、上りに比べて高く設定しているわけですね。

そして、その値は、総務省が定めた計測方法で実施するのですが、そもそも電波の良いところ・悪いところ、近くに利用者が多くて回線が混み合っているところ・空いているところで、数字がブレるのです。一般的に中央値の値を評価するようですが、僕は常に、()内にある数字をみています。これは最低の数字なのですね。電波が悪い場所/回線が混み合っている場所、いずれのときでも快適にインターネットを楽しめる状態を基準に考えた方がよいです。

例えば、映画を観ていて、突然、回線の混雑が原因で映画が止まってしまったら不愉快ですよね?そういうことです。一般的に、超高画質である4K動画を視聴するにあたっては、25Mbpsという速度が推奨されています。 ちなみにYoutubeの視聴には3Mbps、オンラインゲームを楽しむためには10Mbps、通常のサイト閲覧であれば1Mbpsあれば十分だと言われています。

つまり、今の4GLTEだと、電波の悪いところやネット利用者が近くにたくさんいると、パワー不足になってしまうのですね。

なので、4G LTEのWiFiルーターで、有線型のホーム光回線に勝負を挑むのは、ちょっとキツイのではないかなというのが僕の見解です。実は、僕は、3G時代に、イーモバイル(2013年にソフトバンクが買収)のWifiルーターを契約して、実際に光回線なしの完全Wifiだけのスマホ+パソコンの生活をやってみたことがありますが、やはり3Gでは遅すぎてあまりに不便なのでやめました。4G LTE時代に入って、その可能性を追求したいというUQモバイル側の意図はとてもよくわかるのですが、やはり、5Gになるまでは厳しいと見ています。

格安SIMのホーム光回線とのセット割や5Gについては、それぞれ下記に詳しくまとめています。特にキャッシュバックの順番を正しく受ければ、数万円分お得なのでこのノウハウは皆さん是非活用してください。みなさんのデジタルライフが、いつまでもコスパ高く快適なものであることを心から祈っています!

格安スマホ・格安SIMは、結局、光回線とのセット割が一番お得になるという話Vol.1

5G時代になれば「家の光回線」はいらなくなる。なぜか?

 

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