【初心者向け】ミラーレス一眼の選び方ポイントVol.1:一眼レフorミラーレス一眼

最近、インスタグラムの影響もあって、「もっとインスタ映えする写真を撮りたい!」ということで、スマホのカメラでは満足できず、一眼レフカメラを購入する人が僕の周りでも増えています。僕も、きっかけは、トラベルブログを書きたくて、このブログのトラベルブログ用のインスグラムのアカウントを作ると同時に、一眼レフカメラを購入しました。以前までは、CanonのEOS60Dを使ってましたが、今は、Sonyのα6500ミラーレス一眼、そして、Go-Pro Heroをそれぞれ用途別に使い分けながら、写真と動画を録っています。

腕のレベルでいうと、最近、ようやく中級レベルに入って来たかなという感じです。たまに、すごくいい感じの写真が取れるようになって来ました。ただ、カメラの性能が、プロレベルのものではないので、インスタグラムでフォローしているフォトグラファーの方の作品を見るとまだまだだなと思います。ただ、色々と一眼レフカメラを比較検討し、使っているお陰でカメラにはすごく詳しくなることができたので、今日は、僕が実際にカメラ選びのポイントにした点などについて経験談も交えながら、これから一眼レフカメラを買おうと検討されている、みなさんに役立てもらえればと思います。

トリビア-一眼レフ人気の火付け役は間違いなくインスタグラム

具体的な話に入る前に、一つだけ、一眼レフのトリビア的な話をします。下のグラフは、デジタルカメラの市場規模の推移です。一番右端の2012年のタイミングで、とても面白いことが起きていて、今やほとんどの人が買わなくなってしまったコンパクトカメラやコンパクト一眼レフに多い「レンズ一体型」カメラの全出荷台数が、本格的な一眼レフやミラーレスカメラに多い「レンズ交換型」カメラの全出荷台数に抜かれてしまったのですね。Instagramがシリコンバレーで立ち上がったのが、2010年10月(iOSアプリをリリース)で、僕もその頃シリコンバレーで会社を経営していたので、彼らの資金調達ニュースと話題性を聞いてよく覚えているのですが、2011年の後半ぐらいから、僕の周りでも使い始める人が一気に増え出したことを記憶しています。つまり、本格的な一眼レフユーザーの増加とインスタグラム人気の上昇が、完全に連動しているのですよね。まさに、インスタグラム、恐るべし!です。笑

参照URL:http://www.monox.jp/digitalcamera-news-camera-sales-2012.html

スマホカメラでできないこと、一眼レフでできること

先の通り、Instagramは、スマホのアプリなので、多くの人はまずは、スマホカメラからInstagramを使い始めるわけです。僕は、今、スマホはiPhoneXを使っています。その上で、僕が、更に一眼レフを欲しいと本格的に考えた理由は、「ぼかし」「ズームアップ」、そして「画質」です。

まず、「ぼかし」で言うと、iPhone Xは、「ポートレート」という写真機能がついており、それを使えば、ある程度の「ぼかし」を写真に与えることができます。「ぼかし」というのは、焦点を合わせている対象は、くっきり鮮明に写しながら、その周辺は、ぼかすことで、その焦点の絵がより鮮やかに見えるという、撮影テクニックです。しかし、一眼レフの「ぼかし」に比べると、iPhone Xは、やはりまだまだで、それは、2点目の「ズームアップ」と関係しています。今のiPhoneXでは、ポートレートを選択した場合は、ズームができません。なので、木に止まっている鳥を「ぼかし」を使って撮るということはできないわけですね。たとえば、この写真は、まさに「ぼかし」と「ズーム」を使った、素晴らしい写真です。真ん中の鳥が、鮮やかに引き立っています。これをiPhoneのカメラで撮るのは、正直、不可能です。。。

Photo by boris-smokrovic–unsplash

そして、3つ目の「画質」。画像の品質ですね。これは、カメラのいくつかの性能で決まってくるのですが、影響を与える大きなものの一つに「画素数」があります。よく、1,000万画素とかカメラに書いている数値ですね。画素数というのは、かんたんに言いますと、写真を構成している各色の細かい粒子が、どれぐらいの密度で埋まっているかを表すものです。密度が高いほど、より鮮明できれいな写真をとることができます。最近、動画の世界で「4K動画」が話題になったりしますが、「K」も画素数を表す数値で、Kの値が、4や更にその上の6になるほど、画素数が大きい動画になるので、画質がとても綺麗になるんですね。

では、iPhoneXでどのぐらいかというと、写真撮影用に付いているバックカメラ(iPhoneの待ち受け画面の裏側の写真や動画撮影用のカメラという意味)が、1200万画素。そして、Facetimeなどの動画通話に使うフロントカメラで、700万画素です。格安SIMユーザーに人気のiPhone6Sも同じ画素数です。では、一眼レフカメラだとどれぐらいかというと、僕が使っている初心者から中級レベル向けのカメラであるCanon EOS 60Dで有効画素数で、1800万画素あります(有効の意味は後ほど説明)。もちろん、iPhoneのカメラ性能も新しいバージョンが出る度に上がってはいるのですが、一眼レフ自体も新しいバージョンが、継続的に出ており、そもそもiPhoneにはない大きな望遠レンズが付いているので、iPhoneのカメラが、画質で一眼レフのカメラを完全に凌駕するということは、レンズの技術や画像処理エンジン(二つとも後ほど説明)に相当のイノベーションが起きない限りにかなり難しいことだと思います。

一眼レフカメラの選び方の基本的なポイント10点

では、ここから、実際に一眼レフを購入検討する際の、基本的に抑えておきたいポイントを10点お話して行きたいと思います。そして、お話をする際の軸は、入門者向け、中級者向け、上級者向け、という分類でお話をして行きます。一眼レフの性能でも、上級者向けになればなるほど、高性能になりつつも、自分で調整して使うことが多いので、その点などを踏まえてお話して行こうと思います。

No.1 – 一眼レフかミラーレス一眼か

まず、判断することになるポイントが、いわゆる「一眼レフかミラーレス一眼か」という選択です。僕は、これから購入したいと考えている人には、間違いなく「ミラーレス一眼」をオススメします。それは、カメラの性能の発展と関係しています。まず、二つの根本的な違いをお話します。

右が一眼レフ、左がミラーレス一眼

一眼レフのカメラ

まず、Wikipediaを読むとこんな風に書かれています。

From Wikipedia – 一眼レフカメラはスチルカメラの構造による分類のひとつで、撮影に使用するレンズと撮像面(フィルムもしくは固体撮像素子)の間に鏡(ミラー)を置き、実際に撮影されるイメージを光学ファインダーで確認することができるものをいう。 撮影用の光学系とファインダー用の光学系が一系統であるため(一眼)、ファインダーから見える像が撮影される写真の像と一致する。

なんか、ちょっと難しい説明ですね。笑 ポイントは、文章の中にある「光学ファインダー」というやつです。下は、僕が使っている一眼レフのCanon EOS 60Dの写真です。

カメラ上部にある小さい窓がファインダー。これを覗きながら写真を録る

 

一眼レフは、ミラーを使うことで、レンズに入ってくる映像をファインダーでそのままみることができる。

レンズに映る内容は、背面の上にある「ファインダー」と呼ばれる小さい穴から覗くことで確認できるようになっています。これが光学ファインダーなのですが、レンズの位置とこのファインダーの位置がずれているのに、なんで、レンズに映る内容がファインダーから確認できるのか? 中に、ミラーが仕込まれていて、そこにレンズから入ってくる画像が反射したものを見ているからなんですね。実は、これが、もう一つの選択肢であるミラーレス一眼が「ミラーレス」たる所以の話とつながってきます。

そして、このミラーを使った一眼レフモデルは、それはそれでメリット・デメリットがあります。

  • メリット:光学式ファインダーによるタイムラグのない実像をとることができる。
  • デメリット:ミラー機構の分、ボディの厚みが必要。フランジバックが長くなり、レンズも大型になりやすい。そのため、シャッターを切る際のブレが出やすい。

というのが特徴です。フランジバックというのは、レンズとカメラ本体との付け根から実際に画像を取るガラス面までの距離のことです。これがミラーレスに比べると長くなります。次のミラーレス一眼を理解できると、このフランジバックについてもよくわかると思います。ミラーレス一眼に進みましょう。

上のカメラが一眼レフタイプ – From Wikipedia – https://bit.ly/2TOo6i2

ミラーレス一眼

まず、Wikipediaを読むとこんな風に書かれています。

From Wikipedia – ミラーレス一眼カメラ(ミラーレスいちがんカメラ)とはデジタルカメラの分類のひとつで、一眼レフカメラの光学式ファインダーの代わりに電子ビューファインダーや液晶ディスプレイを通じて像を確認する形式のレンズ交換式デジタルカメラの総称である。

一眼レフの基本的な仕組みを理解していると、この文章の意味は理解できると思います。つまり、先ほどの一眼レフにおけるミラーの部分がなくなっているので、ミラーレス一眼というのですね。では、レンズに写っている画像情報をどうやって見るかというと、パソコンなどに入っているCPUというコンピュータチップの画像処理に特化したGPU(Gは、Graphic =画像のこと)を使い、レンズに写っている画像をデジタル映像として、ファインダーやディスプレイに写し出します。

すると、一眼レフと比べて、どんなメリット・デメリット比較ができるかとうと、

  • メリット:ミラー機構がないため、ボディを薄く小型化できる。更にフランジバックが短く、レンズも小型化できる。そのため、シャッターを切る際のブレが出にくい。
  • デメリット:電子ファインダーや背面モニターは色みが違ったり、像の表示にタイムラグが生じたりすることがある。

という具合になります。確かに、デメリットにある、電子ファインダーに写っている映像が実際のものと違っていたり、タイムラグがあることで、いざシャッターを切った後に、再生して見たり、iPhoneで画像ファイルを開いて見た時に、思っていたものと録れていたものが違うというのは、辛いですよね。しかし、ここに僕が、今から一眼レフを買うのであれば、「ミラーレス一眼」をオススメする理由があります。それは、先ほどお話したGPUの性能が過去5年でものすごく上がってきているので、もはやデメリットになるレベルではなくなってきている、ということです。下のグラフをみてください。

参照元:https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/290/290065/

CPUやGPUなどのコンピューターチップのメーカーとして、世界最大のIntel社が公表している彼らのGPUの性能の過去の成長グラフです。2010年後半ごろ、まさに、Instagramが立ち上がった頃から、一気に性能が上がりはじめ、2013年には2006年との比較で100倍もの性能レベルに到達しているのですね。

先ほど、この記事の冒頭のグラフにあった2008年にパナソニックから発売された「DMC-G1」というのは、世界初のミラーレスカメラのことです。

パナソニック-Lumix G1-世界初のミラーレスカメラ – https://bit.ly/2WWF7bP

ミラーレスカメラというのは、まさにこのGPUの進化によって製造が可能になった新しいタイプのカメラであり、その最大の特徴は、ボディがとてもコンパクトかつ軽量に作ることができ、かつそのレンズも小型化が可能になっているので、旅行に持って行ったりするには、とても便利な一眼レフカメラである点です。そして、2018年時点では、このGPU性能が更に向上しているため、課題であった映像の質の違いやタイムラグの問題がほとんど解消してきています。これが、僕が、これから購入検討する人には「ミラーレス一眼」をオススメする理由なんですね。

このトレンドには、メーカー側も機敏に反応しており、僕が一番興味深いと感じるのは、上級者やプロの写真家であれば、誰もが憧れるドイツのカメラ・メーカー「Leica」(ライカ)の人気が急上昇していることですね。Leicaは、今尚、経営されているカメラブランドの中では、世界最古です。

From Wikipedia – 1913年に世界初のレンジファインダーカメラを開発。高級レンジファインダーカメラ「Mシリーズ」や一眼レフカメラ「Rシリーズ」、コンパクトカメラ、プロジェクタ、フィールドスコープ、双眼鏡など、さまざまな製品を開発・販売しており、そのレンズ描写性能などクオリティの高さから現在でもプロカメラマンをはじめアマチュアでもコレクターや愛好者が多い。

Leicaは、レンジファインダーという、日本メーカーでは、随分前に捨て去ったテクノロジーを使った製品モデルをずっと出し続けています。なぜでしょう?そこに彼らがミラーレス一眼で躍進しているヒントが隠れています。

Leicaのレンジファインダーカメラ-ライカIIIf-https://bit.ly/2RXRVuM

レンジファインダー式のカメラというのは、ミラーレス一眼同様に、ミラー構造を持たない一眼レフカメラです。ですから、ミラーレス同様にとてもコンパクトなカメラを作ることができます。しかしながら、欠点は、その覗くファインダーと画像を録るレンズが一体化されていないので、キャップをはめたまま写真をとってしまったり、ファインダー側とレンズ側でそれぞれ焦点を別に合わせなければならかったりするため、これは不便だということで、利便性を重視する日本人には合わないとして、日本メーカーの全てがレンズとファインダーが連動したミラー構造を持った一眼レフを採用していたのですね。しかし、ここにきて、GPUの性能がかなり上がってきたので、それまで一眼レフを全く出してなかったLeicaは、ミラーレス一眼の製品を一気に投入してきて、大成功しています。

左がLeicaの伝統的なレンジファインダーのMシリーズ。右がミラーレス一眼のSLシリーズ。ホームページからの抜粋 – https://bit.ly/2V4bALF

多分、カメラのことをそれなりに知っている人であれば、Leicaといえば、白黒写真を撮りたかったり、セピア柄のちょっと古い感じのトーンのフィルム写真を撮りたい人などが、好んで使っているイメージのコレクターブランドというイメージが強かったと思いますが、最近、ミラーレス一眼の製品を投入するようになってから、高級カメラブランドとして、人気を集め始めているということに驚いている人もいると思います。

そのカラクリはどこにあるというと、Leicaは、ミラーレス一眼の市場に参入するにあたり、世界で始めてミラーレス一眼を開発したパナソニックと提携しているのですね。電子ファインダーなど、GPUを使った技術の部分は、ほとんどがパナソニック製で作られています。パナソニックも、本格的な一眼レフでは、ブランド力や製品開発力で、老舗のCanonやNikonに勝てないことをわかっているので、ブランド力があり、更にコンパクトカメラに拘りのあるLeicaと組んで、技術の裏方を支える形で対抗しているわけです。更に、パナソニックは、家電量販店に強力な販売ネットワークを持っているため、最近、日本の家電量販店にも「Leicaコーナー」ができているというわけです。お互いの弱点を補う上手なパートナーシップだと思います。おそらく、パナソニックからLeicaに声をかけたとみています。日本は、優秀なカメラブランドがたくさんありますから、競争が激しいわけです。

では、今日は、話は、ここまでにして、次から、ミラーレス一眼の基本仕様について製品選びのポイントをお話していき、皆さんの一眼レフの購入検討をお手伝いをしていければと思います。

ちなみに、僕が撮った旅行や食べ物の写真をギャラリーであるInstagramアカウントは、@LifeforEarth88です。よかったら作品を観てみてください。気に入っていただたらフォローしていただけると嬉しいです!

【初心者向け】ミラーレス一眼の選び方ポイントVol.2:画像処理エンジン、レンズマウント、イメージセンサー、画素数、ISO感度、防塵・防滴

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