ネットフリックスには、是非、「AKIRA」と「風の谷のナウシカ」をアニメシリーズ化して欲しいと思う件

ネットフリックスが、日本の大手アニメ制作会社と提携し、オリジナルアニメ作品の供給を早ければ19年後半から開始するようです。最近、ネットフリックスの面白いドラマを見切ってしまっていたので、これは期待大ですね。

提携先のアニメ制作会社は、2018年にすでに業務提携を発表している押井守氏率いるプロダクションIGと、ボンズの2社に加えて、アニマ(東京・新宿)のほか、サブリメイション(東京都国立市)とデイヴィッドプロダクション(東京都小平市)の3つです。これで計5社と提携を完了したことになります。一気に攻めてきている感じですね。

まず、SFドラマ「オルタード・カーボン:リスブード」のほか、ゲーム「ドラゴンズドグマ」や漫画「スプリガン」のアニメ配信はすでに決定しています。

オルタード・カーボンは、僕も見ましたが、「肉体と魂の関係性に資本主義の概念を持ち込むと、どういう世の中になってしまうのか?」というテーマの作品で、かなりおもしろいですね。ストーリーの簡単な概要については、Wikipediaからの抜粋です。

From Wikipedia – 300年後の未来、人類は遠く離れた7つの植民星に居住している。植民星は”保護国”と呼ばれる機関により統治され、CTAC(植民地戦術強襲部隊)が星間の警察機能を果たす。人間の精神はデジタル化(DHF)され、体内のスタックと呼ばれる装置にバックアップされる。精神がスリーヴと呼ばれる別の肉体に転送されることで死は回避され、光速を超えた”ニードルキャスト”により別の惑星に精神を転送することもできる。人類に先立ち既に滅びた高度文明の存在が知られている。
一部のメトと呼ばれる富豪はスリーヴを取り換えて数百年も生きて権力を握り、貧者は新しいスリーヴを購入して蘇ることもできない。地球のメトは天空に浮かぶアエリウムに住み、地上に住む一般民を見下す。スリーヴの破壊は一時的な死に過ぎないが、スタックの破壊は”真の死”(リアル・デス、RD)となる。富裕層はスタック以外にも定期的に自分の精神をバックアップし不慮の事故に備える。新カトリック派(neo-C)の人々は信仰により転生に反対し、スタックに宗教コードを書きこんで転生拒否の意思を示しているが、殺人事件被害者ならば新カトリック教徒であっても一時的に転生させて証言させようとする653号法案が提案されている。犯罪の主な処罰はスリーヴへの転生を遅らせる保存刑、および”真の死”を施す消去刑である。

風の谷のナウシカや攻殻機動隊のエッセンスが取り入れられて、欧米らしく、資本主義による貧富の差の拡大が社会にどのような悲劇をもたらすかを執拗に描いている点が面白いです。

また、スプリガンのアニメ化は、かなり期待大です。オリジナルから映画化されたエピソードは、AKIRAの大友 克洋氏が監修した「ノアの箱舟」だけですが、実際には、数十エピソードあります。

From Wikipedia – はるか超古代、現代を遥かに上回る科学力を持つ文明が存在した。ある遺跡から発掘された金属板に、その超古代文明の人々からの警告が記されていた。「我々の残した遺産を、悪しき者より守れ」と。そのメッセージに従い、特殊組織「アーカム」は、彼らの遺産(オーパーツ)をあらゆる権力から守り、封印するチームを結成した。アーカムのトップエージェントは、「スプリガン」と呼ばれる。この物語は、アーカムのスプリガンの一人「御神苗優」の戦いを描くアクション漫画である。

エピソード一覧

  • 炎蛇の章(4話)
  • 仮面伝説の章(11話)
  • ノアの方舟篇(4話)
  • 狂戦士の章
  • 帰らずの森篇
  • 水晶の髑髏(前後編)
  • 龍脈地図 御神苗抹殺計画(4話)
  • 混乱の塔(4話)
  • 獣人伝承(3話)
  • 終末計画(3話)
  • 聖杯(前後編)
  • 忘却王国
  • 降臨(3話)
  • 不死密売(3話)
  • 修学旅行(前後編)
  • 精霊惑星
  • 獣人伝承2
  • 人工進化
  • 聖櫃(アーク)(前後編)
  • 賢者の石(5話)
  • 山岳ピラミッド
  • 龍脈地図 最終話 炎蛇再来

僕は、2つ目の「仮面伝説の章」を読んで一気にハマったので、この辺りから含めて、アニメ化されるのは、期待大です。また、ドラゴンドグマはやったことがないゲームですが、日本のゲームのストーリー性は、とても高く、カプコンのゲームシリーズ「バイオハザード」は、ハリウッド映画でも大成功を収めています。今回の業務提携した3社ともゲームストーリー中のアニメも手がけた経験のある制作会社なので、おそらく、ゲームにまつわるアニメドラマも多く誕生するとみています。原作リンクはこちらです。

「AKIRA」と「風の谷のナウシカ」のアニメシリーズに期待大

ただ、僕の中で今回のNeflixへの最大の期待は、まだ「アニメ化」されていない日本の最高峰のマンガがアニメ化されることです。その最有力は、やはり、「AKIRA」と「風の谷のナウシカ」ですね。両者とも、映画よりも原作マンガのレベルの方が、ストーリー性や展開、そして話の終わり方、含めても圧倒的にレベルが高いのですね。

AKIRAは、「大友氏が脚本にOKすることが条件」という形で、ハリウッドがリメイク権を獲得し、過去、3度監督を入れ替えて実写版の制作に臨んでいるのですが、正直、相当、難易度が高いので、僕はもう実写版は無理だろうと見ています。

しかし、アニメであれば、原作のあの素晴らしい長編をシリーズで見られるので、これにはものすごい期待しています。Netflixは、17年は63億ドル(約7000億円)を独自コンテンツの制作に投じ、18年も8,000億以上は投資しているようなので、この資金力があれば、AKIRAのアニメシリーズ化は十分可能だと思います。

そして、もう1点の「風の谷のナウシカ」。宮崎駿監督自身が映画の出来栄えを「60点」と評価していることで有名ですが、それぐらい原作の方が内容のレベルは高いです。特に「腐海の謎」が明らかになる最終第7巻の出来栄えは、超素晴らしいといえます。ただ、著作権はスタジオジブリが持っているわけですが、実は、スタジオジブリはディズニーと親しい関係にあります。今はスタジオジブリは一旦解散していますが、当時、社長をされていた星野康二氏は、ディズニー日本法人の初代代表です。今回のNetflixの動きは、実は、このディズニーに対抗するためのものでもあるのですね。となると、おそらく、風の谷のナウシカの全アニメシリーズ化は、ディズニープラスで実現する可能性の方が高いと言えそうです。

ディズニーが独自配信サービスを開始するとなると、元々ディズニーも資本参加していたHuluはどうなるのか?など業界の再編動向が気になるポイントです。その点、含めた、業界動向については、この辺りはこちらにまとめています。

株価比較でわかるディズニーがネットフリックスから離脱したがるわけ

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