日本の政府による市場への過干渉がもたらすイノベーションの阻害

Photo by Diego PH on Unsplash

以前にも触れた件が、またニュースになっていたので、しつこいようですが、とても重要なことなので、改めて記事を書きます。

タクシー代、配車時に確定へ – アプリ使用で需要喚起、国交省:共同通信社

海外出張先で、UberやLyft、Grabなどを使い慣れている人からすると「なにを今更」と想うひとが多いと思いますが、これが日本の現実なのです。道路交通法という法律で、タクシー業者は、ユーザーが乗ってくるタイミングで、料金確定させることができないのですね。

しかしからユーザーからすると、この料金を参考に、タクシーで行くのか他の交通手段で目的地に行くのか考えるわけです。僕は、実際に、Google Mapを見ながら、家から目的地の合計移動時間をみて、Uber使うかどうか判断します。政府が過干渉すると、このようにイノベーションの阻害が起きるわけです。最大のロスは、起業家の起業機会を奪うことですね。Orbの時もそうでしたが、至る所に法律の網がかかっているため、資金力のないベンチャーでは、事業が立ち上がる前に倒産してしまうので、手を出しようがないか、事業面で妥協させられます。すると、若者はあいも変わらず、古い臭い慣習に縛られている年寄りが経営陣の企業にしか就職する選択肢がないため、世代交代が進まず、社会の新陳代謝は全然進んで行かない。これが、いわゆる「抑圧された社会」です。

ちなみに、「過干渉」という言葉の意味をよく理解していない人がいるので、Wikipediaからの抜粋を乗せて起きます。「過干渉」というのは、精神病の1つなのですよ。

From Wikipedia – 過干渉は虐待の一種であり「保護者が我が子を一人の主体的な人間として認めず、その子供の意思や思考、自我の発達や自主性などを否定して、操り人形のごとく親の意のままにコントロールしようとすること」である。過干渉する親たちは「対象者を心配し、幸せになることを望んだ愛情からの躾」であるとしたがるが、実際には対象者が一つの人格を持った人間である事を認めることができず、「対象者は親の所有物である」といった観点で自らの価値観や好み、思考を一方的に押し付けて支配下に置きたがる親のエゴが見い出される。

対象者は、保護者との被支配的関係が過度・長期に及び、批判・抑圧ばかりされてきて、自我が充分に養われていないことから、まず自分自身によって行動計画を立てられなくなる。自己肯定感が低いために、自分が人並みの幸せや快楽を望む事にすら罪悪感を持ってしまったり、また興味を失ってしまっていたりし、自身の人生設計を立てられなくなり、人生を立ち止まらざるをえなくなる。

子は成長過程において常に他人の目が気になり「失敗 = 恥」と捉えて自主的な行動を異常なほど恐れるようになってしまったり、何かするにしても完璧主義になりがちで常に神経を張り詰めている状態の為、心身ともに疲労困憊な日常が続く。やがて心には深い闇が生まれ、将来的には疑惑癖などの強迫性障害を持つ大人へと成長する事もある。

そう、日本は、政府が、市場に対して「過干渉」をしすぎた結果、民間と自治体がアホになっているのです。その点は、こちらにまとめています。今の政府にとって重要なのは、「信じて託すこと」です。

堺屋太一氏の遺言に想う:官僚主導の戦後復興により日本の民間と自治体はアホになってしまった

 

 

関連記事