トークンエコノミーは、いずれ間違いなくディスプレイ広告市場を衰退させる

こちらのブログで、トークンエコノミーがどのようなものか?について詳しくお話しました。今日の話は、その話を理解してからの方がわかると思います。

トークンエコノミーはリワード経済と株式経済をP2Pモデルで融合させたネットワーク効果の1つのモデル

トークンエコノミーとは、一言でいえば「キャピタルゲインが得られるアフィリエイト」です。Airbnbのクーポンを使わずとっておけば、それが株式のように値上がりする価値がある、というわけですね。例えば、今、ネット広告の市場構成がどうなっているかというと、日本国内ではこんな具合ですね。

インプレス社発表の参照リンク:https://bit.ly/2HGNoLw

検索エンジンの広告であるリスティング広告と、ディスプレイ広告が、市場をリードしています。スマホの通信規格が5Gに上がると、動画広告市場は更に伸びると思います。そして、トークンエコノミーと親和性の高い成果報酬型広告=アフィリエイト広告は、市場の約1割ということですね。

ディスプレイ広告はプライバシー問題+トークンエコノミーの普及によりいずれ衰退が始まる

と言うのが僕の予想です。こちらのブログでも、触れていますが、マーク・ザッカーバーグはかなり大きなリスクをとって、すでにこの適応を開始していますね。

フェイスブックの相次ぐ幹部退任から読み取れる、ザッカーバーグ氏が考える新たな方向性の「重さ」

今、広告市場で、この個人情報をもっとも使っているのは、ディスプレイ広告す。これはトークン・エコノミーを運営している側とそれを利用しているユーザー側の両者の利害から考えると見えてきますが、彼らにとって、ディスプレイ広告を使うメリットは、トークンエコノミーが発展すればするほど低下して行きます。

まず、トークンエコノミーは、組織運営を非中央集権化していくエネルギーを持っています。その対象の1つが、アクティブ・ユーザーベースの拡張、つまり、マーケティングですね。僕が「キャピタルゲインが得られるアフィリエイト」と言っている点とつながってくる話です。ウェブサービスを使っているユーザーからすれば、個人情報を色々と運営側に利用されて、ディスプレイ広告でユーザーベースの拡張をされるぐらいなら、自分たちでユーザーベースを拡張しインセンティブとしてトークンをもらった方が儲かるし、自分のプライバシーも犠牲にならずに済みますよね。運営者側も、その方が小さい組織でサービスを運営できるので、両者ともメリットがあるのです。だから、お互いにトークンエコノミーの経済圏を育てるためにディスプレイ広告への依存度を減らそうとする運動法則が働くわけです。

動画広告市場も5Gの普及で伸びた後、長期的には確実にトークンエコノミーに飲み込まれる

まず、理解しておくべきは、動画広告はディスプレイ広告に比べて、広告クリエイティブの質自体が高いため、ユーザーにとってのフラストレーションはディスプレイ広告に比べて低いです。そし、日本では2020年ごろから5Gが本格普及を開始し、通信速度は4Gに比べて約200倍早くなるので、そのお陰で動画広告市場も伸びることが予測されます。ただ、今のように個人情報を大量に使うターゲティング型の動画広告は配信できるなくなるので、TVCMに近いブランディング効果やますリーチを狙った広告ソリューションになっていくでしょう。トークンエコノミー 版のYoutubeを展開しているD-Liveなどでも、動画広告をやる計画はあると思いますが、Brave Browserが提供しているようなユーザーが広告視聴に応じてBATトークンをもらえ、かつ、そのトークンのパブリッシャーへの配分も自分である程度決められると言うソリューションが出てきているので、これを動画広告と組み合わせることで、動画広告のサステイナビリティは引き上がると見ています。BATについてこちらにまとめています。

なぜ、僕がBrave BrowserのBATトークンに投資するか? #1

リスティング広告市場への影響は軽微

一方、リスティング広告市場は維持されると見ています。これは、検索エンジンの「メディアとしての性質」に由来するものです。検索エンジンは、ユーザーにとっては「自分がまだ知らない新しい情報にアクセスするためのツール」としての存在価値があり、かつ個人情報を必要としないターゲティング広告モデルなので、生き残れるのですね。詳しく知りたい方は、僕が以前にまとめたこちらの記事を参考にしてください。

ネットメディアで生活費を稼ぐならテキスト、動画、写真のうちどれがよいのか?

アフィリエイト市場は更に成長する

最後に、アフィリエイトですね。トークンエコノミーの設計におけるお話でも伝えていますが、トークンエコノミーの普及によってアフィリエイト広告市場は更に成長すると予測します。なぜなら、「アセット」を報酬として狙えるからですね。冒頭にも触れたトークンエコノミー とは「キャピタルゲインが得られるアフィリエイト」だからです。僕の友人のアフィリエイトブロガー(月収平均400万)にこの話をしたときに、彼は狂喜してました。笑

今のアフィリエイト市場は、正直、広告ソリューションとしてのスケーラビリティが低いです。最大の難点はユーザーが現金報酬しか得られないことですね。しかし、これが仮想通貨と言う、銘柄によっては何百倍になるかもしれないアセットを報酬対象にすれば、ユーザー側のモティベーションと持続性は一気に上がると見ています。ゲーム性が引き上がると言ってもいいでしょう。

なので、僕の広告市場の今後の予測としては、トークンエコノミー の普及によって、ディスプレイ広告市場は間違いなく衰退。動画広告市場は成長、リスティング広告はほぼ影響を受けず。アフィリエイト広告市場は成長、と見ています。

みなさんの参考になれば幸いです!

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